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ヨキータの哀愁日記

ジプシーの血たぎる(妄想)
私ヨキータの人生は
流れ流れてどこへ漂着するのでしょう。
チクチクもの哀しくて、だけどサクっと笑える日々を綴ります。


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夜明け [2024年05月10日(Fri)]
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寝静まったホテルの、静かな海のさざ波と、

夜が明けていくジリジリ、という音。


ほぼ寝ていない母とわたしたち。。


一晩中、雄叫びをあげ、騒いでいた母が、、

のぼっていく今日の太陽を眺めながら

「とてもキレイ。本当にきれい。」と。


腰を締め上げたところと、そして

毎晩のように攣ってのたうち回る母。

その夜も例外ではなく、ひどかった。


私と姉が交代で、、脚をさすったり、

話を聴いたり。そして段々様子がおかしくなる母。

わけのわからない事を言い出し、妄想の世界に。


「口から青いものがいっぱい出てくる!

ティッシュくれ、ティッシュ!」

と、箱からディッシュがなくなるぐらいに

口から出るらしい青いもの?を拭いて、、

ゲエゲエやっている、、退院したころと同じ。

せん妄、だと思うけれど。。


どんどん酷くなってきたなあ、、

可哀想に、、(´;ω;`)ウッ…


夜が明ける頃に、ようやく母は正気に。

私はほぼ寝てなくて、、

そして、、ヤバいことにお腹の痛みが、、

これ、爆発するんじゃないかな、持つかな、、

ってぐらいのヒドイ痛み。紫に腫れあがってる。


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だけど、美味しい朝食は食べなければ!

これじゃ、辛すぎます。


前日とは違う棟のレストランへ。

けっこう待ちました。


ここはビュッフェではなく、落ち着いて食事できる。

とても楽しみにしていた!


(母は食べられないから、食べておいで、と。)

昨夜も何も食べていないのに、、


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私はアサイーのヨーグルトと、フルーツ。


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そして、オムレツのセット。

デニッシュやクロワッサンも、とっても美味。


あ〜〜〜。落ち着く!これよ、これ。

静かなブレックファーストタイム。。


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姉のマカダミアナッツにのパンケーキ。

フワッと。うー。美味しすぎる。


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そして、エッグベネディクト。


コーヒーもぐいっと飲みほして、

母のところへ帰る、、結局気になる(笑)


お昼ごはんも要らない、というし。

本当は空港に行く道すがら、

母が昔、かなり昔、、

よく連れて行ってくれたステーキハウスへ

行く予定だったんです。予約もしたし。


カープのキャンプに合わせて家族で行ったところ。

当時、強かったカープの名監督、古葉監督ご夫妻と

母はとても仲良くて、キャンプも見に行ったなあ。


でも、、母はもう全部忘れていたよ。。

何一つ、記憶の箱に残っていなかった、、

仕方ないね、、(*´Д`)、、


うちら姉妹が大好きな丸ごとチキンのロースト、

「ブエノチキン」で、一羽購入して、空港へ。

これ、さばいて、白飯と食べたらすごく美味しい。

でも、、かなりニンニク臭いので、、

機内が大変なことになるので、、

無臭のごみ袋を持参して入れて帰った(笑)。


この短い沖縄の旅、、

母は全然、楽しんでいなかった、、

意味がなかったのかな。。


行く前はとっても楽しみにしてました。

ずっと部屋に閉じこもっていた母、、


もともと人と触れ合うのが大好きで、

人たらしで。外にいるのが大好きで。


仕事も男性顔負けでバリバリで。

子供たちのためにPTAの会長に立候補して。

片親の娘たちが肩身の狭い思いをしないように。


そんな母が、今は小さな部屋の片隅で

ちっちゃく膝を抱えて、いつも泣いている。


だから、沖縄行こうよ!と伝えたとき、

お前と旅行出来るなんて嬉しくて嬉しくて、

と、すっごく弾んでいたのに。


負担だったのかなあ。( ノД`)、、

ごめんね。本当に、、、


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水族館も絶対行きたくない、って言ったよね。

まあ、また今度ゆっくりと。。


そして、沖縄 → 実家へと。

4日泊まって東京へ帰る予定だった。


お腹の痛みはどんどん激しくなり、、

紫色に腫れあがっている。


そして食欲もなくなってきて。

母の買い物をしに死ぬ思いで行っていたが。


もう限界がきていて。

炎症数値も上がってるなあ、って


この後、、いろいろ大変だったのであるが。

たくさんあり過ぎて、、何を書けば?


はあああ〜〜〜:;(∩´﹏`∩);:


旅先でいただく朝食が好き。 [2024年05月07日(Tue)]
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朝食どころはいくつかあるので、

とりあえず初日はメインダイニング。

翌日に違う棟のダイニングに行く予定。


ビュッフェなんですが、、すごい種類だった!

食べきれないのが悔しいが、それでも

洋食、普通の和食、沖縄ごはん、、全部美味!


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私はオムレツを焼いてもらいました。

母の分もどんどん選んで持って行かねばで、

なかなか大変です〜。


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エッグベネディクトも作ってくれる。


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バスケットに入った焼きたてミニメロンパン。

紫芋、、かな?

スタッフがいかがですか?と各テーブルに。

お腹いっぱいだったけど食べたぞ〜。


母は相変わらず、、食べません( ゚Д゚)、、

ギュッギュッと、絞めてますから、腹を。


お土産買いにお出かけしよう、と母を誘ったが

行かない。行きませーん!と、、

やれやれです。かわいくない婆さんです。


姉と近くの物産センターに出かけました。

結構な規模で、なんでもあるので便利です。


母が配りたいというお土産をまず探して。

実はもう、その数人にリサーチしていた私。

嫌いではないか?と、東京から電話して、、


結果、「海ぶどう」と、ジーマーミ豆腐にして。

それを10人分ぐらい購入、、

こんな親孝行な娘いるかあ??


それなのに!イケズばかり言う母親。

完全に甘えている。


急いで帰って、、

母のゴキゲンをチェック。


笑えるけど、、

誰も外せない、と言ってた腹のサポーター。

(腰のサポーターですけどね、ホントは。)

なんと、自分で少し緩めていた(*´▽`*)。


夜には完全に取り外していたし。なんのこっちゃ。

本当にアマノジャクで、、小意地が悪い。


お昼は、、気分転換に他のホテルでランチ。

てか、私と姉が行きたかったんだけどね(笑)

沖縄料理が食べられるレストランです。


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本当に美味な前菜5点セット!

海ぶどう、ジーマーミ豆腐、もずく、島らっきょう。

最高だ〜〜。生唾出るよ、今見ても!

美味しかったなあ。


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あぐー豚の「豚しゃぶ」。

そろそろお腹がいっぱいになりそう。


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石焼タコライス!

お腹いっぱいだったけど、、美味しい。


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オコゲが最高だ〜。


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ソーミンチャンプルー。


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まだまだ、いきます。

場所を移して、、

民芸品を見ようか、と「ブセナテラス」へ。


車椅子を借りられるホテルしか行けないけど。

どこにも行きたくない、っていうんだもん(泣)


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なんか、そこは昔行った香港のホテルのような、、

ちょっと退廃的な?懐かしさを感じて。

お茶でもしようかと、、、

母にも水分とらせなきゃだし。


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苺のショートケーキ、美味しかったです。

最近、生クリームがダメなんだけど。

これは大丈夫でした。


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沖縄の気候は梅雨前のいい感じのシーズン。

涼やかな風が吹き抜けるカフェでお茶しました。


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母が「カホーレ」と言うので、

あ、カホーレとは「カフェオレ」ってことです。

私も同じものを頼んだのだけど。。


一口だけ無理やり、、飲んで。終了。。(*´з`)

また腹ベルト、絞めてんな。。


しかし。よく食べたな。私と姉は、、

満足だ〜〜。


が!その夜が、、大変でござった。


母がね。。でも、私も、、

嫌な予感がいっぱいする、、お腹が痛くて。


ではまた明日にでも。


長い一日が暮れてゆく。 [2024年05月05日(Sun)]
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ちょっと沖縄らしい一枚を入れとこう。


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お部屋はこういう感じ。申し分なし。

かわいいビーチサンダルやビーチバッグはなんと

お持ち帰りOK。テンション上がります。


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6時半ぐらいになるとバンドが出てきて。

部屋にいても聴こえてくるので癒される。

たまたまハワイアンの日だった。


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沖縄民謡、三線の日もあるし、いろいろ、、


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さあ。お腹空いたぞ。

タコス食べ損ねたからな!


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ハレクラニのメインダイニング。

すごく美味しかった!

ジャガイモのヴィシソワーズ。


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サーモンの前菜。

まいう〜〜〜。(*´▽`*)


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枝豆の冷製スープ。

これも味見したけど、まいう〜〜〜。


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そしてステーキ!!!

最高に美味しかったですう。

お塩だけでなーんも要らない。


ああ、肉で!しんどかった一日がむくわれた(笑)


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沖縄ソーキそばも頼んで、、

お腹いっぱいだけど、、美味しくて食べられる、、


てか、、肝心の母やんは、、サポーター締めあげて

なんも食べれない、というのです。。スープのみ。


アホらしい。バカらしい。

妄想にひたってる。整体の先生を恨む、、(*´з`)

サクッと沖縄編。 [2024年05月02日(Thu)]
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サクッといくよ、サクッと。


東京、羽田から沖縄へ。

マイレージで飛べた!


空港で母と姉と待ち合わせすることになってる。

ほぼ同時間に到着したので良かった。

車椅子の母がすぐさま私を見つけて手を振ってた。


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まあ、素敵、キレイねえ、と、、思うことなかれ。

ゆっくり楽しむ暇なんてありません。


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空港からタクシーでレンタカー会社へ。

安い会社だから、お迎えもなし。。


姉が手続きをしている間、

既に、イライラが始まってる母親。そして

それをなだめる私。(;・∀・)、、


私はお昼何も食べてないから、

途中でタコスを食べるからね、と何度も伝えたが。


背中が痛い、と、サポーターを巻いてて。

しかも相撲取りのマワシみたく、腹の下でギュッと。

そりゃ気分悪くなるよね、って。。

もっと緩めよう、と何度も言ったが、、


これを緩めていいのは、整体の先生だけ、

他の人はできない、とか変な事言いだして。

(お気に入りのセンセ。)


風呂にも入らない、絞めたまま寝る!と。


案の定。車の中で、オエッ、ゲッ、と、、

すごく不満足そうな顔で声に出してる。。


タコス??あんなに説明したのにね、

立ち寄るのも許されなかった、、

テイクアウトして車内で食べることになったが。

車の揺れで、キャベツが飛んだ、、

ちゃんと食べられんかったあ、、(´;ω;`)ウゥゥ

一番楽しみにしていたのにな、、


車の後ろで母はとうとう泣き出した。

まっすぐホテルに行ってくれなかった、とか、

タクシーで行ってほしかった、とか、、

ワケわからんことで怒り爆発してるようで、、


ちゃんと説明したことがナシになっちょる。。

ま、仕方ないか。

オイオイと泣き出す母を適当になだめ、、


ホテルに到着。

いや、まっすぐ来てるじゃん。寄り道してないよ。


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姉がチェックインしてる間。。

ウェルカムドリンクが到着。

とっても美味しいマンゴドリンクだったのに。

母は、、口もつけない。そして、またオエッオエッ、

こりゃ早く、、サポーター外さなければ、、(;・∀・)


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外ヅラがいい母、、

(これは家族全員同じですが、、)

優しくてホスピタリティ溢れるスタッフの前では

ニコニコ、、なんて素敵なの!と、、

ホテルからの絶景に感動してるように見えるが。


実は、これ、演技が半分以上入っている。。

怖いぐらい。スタッフがいなくなった途端、、

海?もー、そんなの関係ない!って感じで。。


この沖縄への旅を珍しく楽しみにしていた母。

が、、やっぱり無理だったかな、、って。

終始、苦しそうだったんです。。

老いを自覚してしまった母、そして私達。

家にジッとしているのがたまらなくイヤな母を

連れ出してあげたかったんだけど、、(泣)


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ハワイでも泊ったことないハレクラニ!

やっぱり素敵なホテルでした。

スタッフの皆さんがとにかく素晴らしい。


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うちの姉はちょい芝居がかってるとこがあって。

(これも家族全員、同じか。アハハ。)


なんせ、母親は車椅子。妹は末期癌。

一番安いプランを必死でネットで探して。

まあ、二階とか三階の部屋なんですけどね。


チェックインの際に、、泣きついたらしい。

先が短いかわいそうな母と妹に、、

最後に素晴らしい景色を部屋から見せてあげたい、

と、、フロントのお姉さんに泣きついたって。


具体的にこの階のこの辺がいいかも、と。

な、なんて図々しい(笑)


ま、嘘じゃないんだけどね、先が短いってのは。

でも、あり得んでしょう(笑)


ガラガラの日ではなかったのに、、

お部屋をグレードアップしてくださいました。


でもスゴイな、と思ったのは、

この情報はあっという間にスタッフに伝えられ

その夜、夕食を取ったレストランでは、、


私がオーダーしたサラダのドレッシングに

グレープフルーツが入ってるらしくて。


「大丈夫でございますか?」と聞かれ、、

へ、なんで?と思ったんだけど、、


「お薬お飲みだと思いますが。」と。

あ、確かに!免疫抑制剤飲んでる人は

グレープフルーツは「✕」でした(;・∀・)、、

スゲーな。

どんだけ、教育されてるんでしょう!

しかも美男美女しかいなかったよ。。


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日も暮れ始め、、

予約していた食事に。。ワクワク!

したいところだけど、、


母は絶対に相撲取りのサポーターを外さない。

苦しい、苦しい、と食事する前からうなってる。


悪い予感しかしない。。( *´艸`)、、


特別なお正月。 [2024年03月18日(Mon)]
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これなんでしょう?(笑)(笑)

答えは、、河豚。フグでっせ。


下書きにしまっていてそのまま記事をアップせず。

今気づいたわん!ヤバ〜(@_@)!!

正月の話ですが、、今日、アップしちゃいます(汗)。


無理やり、自分の意見を通して、、

数値がマジやばかったけど、なんとか!

年末、クリスマス終えた頃に退院。2ヶ月ぶり。。

車椅子に乗って飛行機に乗りましたわ。

あの頃は歩くのが大変だったからね。。


私にとって、特別なお正月。

ひょっとしたら最後のお正月??

母と過ごす最後のお正月、かもしれないから。


とにかく東京から地元へ戻って。

翌日からウソのように、食べた食べた!

味覚障害もなんのその。食べまくりました。


おうちで、フグのフルコース。

ふぐ刺し、河豚のアラのから揚げ。フグちり鍋。

アンコウの白子。お節料理に、、お雑煮に、、

アズアズのあっちゃんたちが送ってくれるお餅も。

最高のラインナップ。幸せ過ぎる。


美味しくて美味しくて。

お正月って、、こんなにいいものだっけ、って。


三が日が終わって、、

幼なじみの家で「新年会」もしました。

例の上海蟹メンバー(笑)


いつも私からはアズアズのワイン。

そして、今回は彼女らにお料理のリクエスト。

東京で食べたあのゴルゴンゾーラのトマトスパ。

あれ、作ってほしい!とオーダー。


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が、カルボナーラにゴルゴンゾーラが入ってた(笑)

でも、それもまた美味しいんだ。ヴォーノヴォーノ!


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幸せなり〜〜〜。

コーヒーに紅茶にお菓子に美味しいものが

回転寿司なみに出てくる出てくる。


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広島で買ってきてくれたドイツソーセージ、パン。

すんごく美味しくて驚き。広島もすごいな。


母の行きつけの美容室の先生も、いつも私に

たくさん差し入れして下さる。

ヨキちゃんに美味しいもの食べさせたい、って。


本当にたくさん食べたお正月。

いつもはさ、全然そんなこと考えないけど。


来年のお正月も、、楽しめたらいいなあ。

でもさ。神社にお参りに行ったらさ。


「どん底の令和6年」ってあったしさ(笑)

時の流れに身をまかせ〜♪


東京に戻って、翌日が主治医の外来。

抗がん剤どころか、、貧血で、、

輸血をして帰りました、とさ。やれやれ。


熱は出ても。 [2023年08月16日(Wed)]
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母が喜ぶ向日葵の花。


お腹の激痛はようやく収まりました。

ホントに、ナンなんだ? 


でも、、発熱は毎日。

幼馴染みとランチの約束をしていたのに。。


店内の冷房に耐えきれず(∋_∈)。。

カーディガン着こんでガタガタ震えてる私。

隣のテーブルではノースリーブの女子らが楽しんでて。


とりあえず、オーダーしたものは食べたけど、もう限界。

友人の家で休ませてもらうことに( ω-、)。。すまん。


お布団ひいてくれて、暖房なしの部屋で数時間。

(この日、気温は36℃。私の体温、39℃。。)


幼馴染みたちはビックリしてた。。

あったかぁ〜い(泣)って布団に潜り込んだから。


辛かった。。(~_~;)。。

毎日そんな感じ。流石に母親も変に思ってるぽい。


でも、、熱でてもお腹の激痛があろうとも。

結構食べてるし、副作用の時期を超えてるせいか

何を食べても美味しい。。


39℃の日は、夕食にお好み焼き。。

さっき体重測ったら、、なんと!4キロ近く増えてた。

これもまたヤバい。。自重せねば。


東京に戻ったら、、きっと副作用やナンやらで

痩せてくんだろうけど。。


今思うと、、フラメンコ踊れた先々週が奇跡だわぁ。


て、感じです。。(~o~)。。



限界だなあ。。 [2023年08月13日(Sun)]
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あ、限界なのは私よ。もちろん。


こんな風にガッツ押し出してくる大谷選手がいい。


私も相当、彼に元気をもらえてる、ような気が、、


こちらに来ても、毎日38℃出てるし。

それもだが。お腹の痛みが相当ヒドイ(泣)


起き上がることも厳しいし。

お腹さわるとすごく熱い。固くてむくんでいて。


ちょっと咳をするとお腹がちぎれそうになり。。

悲鳴をあげてしまうし。

笑ってもヤバいっす。痛い〜( ω-、)


この人生、どんな状態の時もほぼ痛み止めの薬を

飲まなかった私が、、(術後の麻酔は別。)


この一週間、毎日飲んでるよ。。


熱と痛みだけではない。一番キツいのは。。

24時間私にベッタリ、の老いた母親であります。


熱があろうとなんだろうと容赦ない。

癇癪と思い込みと怒りのマグマがこの一ヶ月で相当、

スゴいことになってる。。


耳が聴こえない苛立ち、老いへの怒り、、、

全部人にぶつけてくる。


私はなんも言ってないししてないし、熱で寝てるだけ、

それなのに、鬼みたいな顔で、明日東京へ帰れ!って。

わしも家出するワイ、って、、ワンパターン。


バカンスの姉妹達がうらやましい(泣)


今朝は母親を風呂にいれて、、背中もこすって。

もう私の体力、終了、、(~_~;)


40℃ちかくなって寝ていたら、、

一緒に寝ようとして(*_*)!!!


私の手を取って、(ゲロ。)

ホントにかわいそうに、って泣いてたかと思うと!


あら、手相観たら私と同じぐらいいいわ。ビックリや。

と独り言、始まって、ハアハア呼吸あらい私の真横で、、


二時間!!婆さんしゃべってたあ(TДT)〜。独り言よ。

自分の自慢、人の悪口、聴いていて胸糞悪くなるヤツ。


お願い、私を静かに休ませてほしい!と言ったら。


そりゃ悪うございましたね、

日頃、私の話を聴いてくれる人、一人もいないんでね。

あんたしかおらんからな、と悪態ついて出ていった。


ひでえな。。(-_-;)

昔、占いで言われたな。有名なひと。


お母様は、人に厳しく、自分に甘い。

ヨキコさんは、自分に厳しく、人に優しい。


当たってますよね?ね?



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でもね、有り難いことに。私の帰りを待っていて

毎日、いろんな差し入れ持ってきてくれる人も。


田舎の方の森林組合がやっている釜のピッツァ。

めっちゃ美味しくてビックリ。本格的!

生ハム、フンギのピッツァでしたが。

インスタグラムチェックしちゃった。


スイカや葡萄や、、そして、、先日。

チラッと、ヒレ肉が好き、と言っちゃった私。

翌日、、高森牛の見事なヒレ肉が到着。。


ど、どうしよう〜(@_@)〜。。。


ヨキちゃんの喜ぶこと何でもしたいんだから、

絶対にお返しはノー!


私、、高齢者にはモテるんだよなあ(笑)


でも、、食べられるかな、、ちょっと苦しいかな、、

早く東京に帰りたい。。


無事終わったんですけど、、 [2023年07月15日(Sat)]
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遅くなってごめんです。

無事全てがパーフェクトに終わりました。


ムスメや婿や孫たちがお祝いに集まって。

コロナだったからね。一同に集まるのは久しぶり。


母は泣いてました。


母は、商工会議所などの仕事で挨拶は手慣れたもの、

日頃、あんなにトンチンカンなのに、、

ビックリするほど、スラスラとご挨拶。流石だな。


笑えるのは、、その内容が、、

私が3歳の頃、生き別れた旦那の話でした( ゚Д゚)。。


娘たちが本当に立派に育って。私の娘とは思えない。

憎々しいと思うこともあったけど、、

きっと別れた主人に娘たちは似たはず、、

それは本当に感謝しています、みたいな、、、

(んなことないよ、、)


娘婿たちが挨拶している間、座って母は、

涙をずっと拭いていました。

小っちゃくなっちゃったなア。。( ノД`)


そして食事しながら、、時々私に呟くんですよ。

「来てよかった。本当に良かったよ。」

「一昨日、家出しなくて本当に良かった。」

ありがとうね、ありがとうね、と言うんです。


体調悪い中、いろいろホテル側と交渉して、、

全員へのお土産も。母が用意したいというし。

そして、日替わりで、もう行かない、と文句言う。


大変ではあったけど。

でも頑張って良かったなあ、と思いました。


母の孫たち、私の甥っ子や姪っ子ね。

本当にみんな、東京や地方で頑張っていて。

立派になっちゃって。

母だけでなく、私も感慨深かったです。

これからは彼らの時代だな。


皆、オバアちゃんが大好きで。

感謝してくれているのがとても嬉しかったです。


雨にも負けず、飛行機も飛んだし。

全てがうまくいき、ホッとしています。


夜は泊まる人も泊まらない人も、

ルームサービスいっぱい取って。

美味しく楽しく、オバアちゃんを囲んで二次会。

母は、ずーっと、来てよかった、と言ってました。

こんなに笑っている母は本当に久しぶりです。


そして、、私は、、疲れ果ててしまいました。


翌日はひたすら寝ていましたが。

熱も出てしまったし。。身体が動かない。


そのまた翌日は、、大学病院に一日缶詰で。

この体調では抗がん剤は無理だな、って思ってた。


採血した後、しばらくして血が吹き出して!

気づいたら、洋服、バッグ、椅子が血だらけに!


職員さんが悲鳴上げて飛んできて、対応してくれた。

これはヒドイ、、血小板低いんだろうな。


そして、怪現象。。

お弁当食べた後、治療室に移動して。。


いつものように自分で血圧を測った。

出血したので今日は左手で計測。


なんと!左手で計ると上が「128」。下が「110」。

私にはあり得ない数値。


右手で計ると、上が「78」下が「58」ぐらいかな。

まあ、いつもこんな感じです。


看護師さんがきて、、何度やってもそうなるので。

首を傾げて困ってる。

普通は右手の方が血圧高くなるそうです。

ちゅうても、差がありすぎて。それどころじゃない。


診察で主治医が、、その話を聴いて、えーー!って。

左右差が「20」ある人は心臓に問題ある、らしい。

大動脈解離とか、、ゲロゲロ。。


先生、スマホでいろいろ調べ始めた。

まあ、専門外だもんね。。


5月に撮ったCT画像を眺めながら、、、

特に変わりはないし、大丈夫とは思うけど、、って。


怖すぎ。20の左右差で大動脈解離、って。

私、50!!!の差があったのに。。

やばくないですか?


来週、急遽、CT撮ることになりました。

10月までいっぱいだったが、急遽キャンセル空いたと。

良かったね〜!と主治医は言うが、、


「CT撮る度に、私はヒヤヒヤですけどね、、」

ま、そうだよね、、と。。


血小板はやはりめっちゃ低かったんですが。

抗がん剤は決行、です。

アレルギーも出なかったし、良かったんだけど。


今週もアレルギー止めのせいで眠たくて眠たくて。

疲れもあったし。もう身体がだるくて。


帰宅後、、頑張って夕食食べたんだけど。。

気分悪くなり、吐きまくり、後は死んだように寝た。


翌日は薬局に行けたのですが、、、

今週こそは行こうと思っていたフラメンコレッスン。


なんと早々と副作用が来てしまって(泣)

気持ち悪くて、吐きそうで、、起き上がれなくて。


フラメンコどころではなく。

最近、早く副作用が来てしまうな。。


昨日もとってもしんどかったんです。

一人でベッドで、キツイよ〜〜、って。


久しぶりに、っていうか、、

副作用で初めて涙がポロポロ出てしまいました。


しんどいよ、しんどいよ、と自分に言いながら。

こんなの、人生最後までやり続けるの?

もうやめてしまいたいなあ。。


母がリハビリのお友達に見せたい、というので

頑張ってパソコンに向かって、写真まとめて、、

一冊に仕上げてあげようと思って。。。


でも途中でダウン。それは昨日。

今日は昨日よりは少〜し、マシではあります。


そうそう!

私の誕生日にもたくさんのメッセージありがとう。


20年前、不登校児の社会支援プロジェクトで、

一緒にイタリアに行って、その後ハワイにも。

元々、クレバーでしっかりしていた青年。


今度、私にご馳走してくれるそうな。

一番嬉しかったなあ。


初めて会った時にはまだ少年だったなあ。

月日の経つのはなんと早い事。


イタリアからもたくさんメッセージきました。

イタリア語を教えてくれた広島の恩師からも、、

母と同じ誕生日なのでそれで、良くして頂き30年。


年は先生の方が母より数年、お姉さんで、、、

それを知ってショックを受けたのよ、って。


もう90代半ば。すごくないですか?

私のイタリア行きを勧めてくれた恩師。

彼女がいたから、ブリケッラ農園にご縁できました。


貴女、家で寝たきりなの??

あら、、大変ね。でもそれなら、、、

いつ電話しても出てくれるわね。嬉しいわ!


と、言われて、、ガッチョーーーん。

それ、私が辛い、、

一昨日、先生との長電話で死にそうだったもん。


母との電話が辛いのと一緒です、、(/ω\)

同じ話がエンドレス、、電話終わらないの。


どうしましょう。。


頑張って、ブログ書きました。

寝ますね。。


早く、元気になりたいよ。


自分のために生きたい。 [2023年07月08日(Sat)]
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IZの曲を聴いて、心を落ち着かせている。

彼の歌は本当に心に染み入ってくるし。

泣きそうになります。

若い頃に肥満で亡くなってしまったけど。

歌は永遠なんだなあ、やっぱり。


色々あり過ぎて、心が折れている私なので。

ブログ書きながら落ち着こうかなあ、って。


昨日はね、少し貧血としんどさが収まったので。

意を決して、、

家の近くの美味しいイタリアンの店に行ってみた。


明後日は、母の御祝いで、、

イタリアンのフルコースだから。リハビリだと思って。


美味しかった️〜。食べられたよ。

自分の作るものは最近、食べづらいけど。。

やはりいいね、プロの仕事!

自信になったよ。食べられそう、、(泣)

急いで帰って寝たけどね。。


とにかく明日のパーティーだけは元気な姿で!

寝たきりなれど調整して。今日も動けるよ。

痩せ細り過ぎたのが哀しいけれどね。。


で、、事件は起こったんです。。

最近、母はすっかり弱ってしまって。

神経、精神、気持ち、脚、、

毎日が。全てがギリギリで生きてる。


しんどくても常に動いています。

リハビリから帰ると、掃除、洗濯、

衣類の整理(毎日やるか???)お裁縫、


全くもって、じっとしていない。

止まると死んでしまいそうに思えるそうだ。

気持も余裕がなく。

認知もだいぶ進んできたし、耳も眼も。

今まで出来たことが出来なくなってることに

すごい恐れを感じ、少しでも指摘されたら、

猛烈な怒りで攻撃してくる。


そんな母の変化に気づかない人は(家族でも)

母に苛立ち、離れていく人もいるだろうと思う。


昨日はリハビリに私が説得して行かせたけれど。

職員さんたち皆にお誕生日のお祝いをしてもらい、

仲間たちもお祝いしよう、と誘ってくれたらしい。


が、母はすっかり疲れ切ってしまい、、

昨日は相当機嫌が悪かった。


誕生日に東京なんて行かない!と言いだしたり。

いつものように、夕方、話を聴いていた私にも

ものすごい悪態ついてきて、、


もう絶対、飛行機乗らんからな!

明日になったら、家を出ます。

お金はないけどなんとかなります!

お前だけは唯一信じていたのに!

裏切ったな!って汚い言葉で罵られ。


私、こんな身体でさ、、すっごい頑張って。

東京の孫たちに来てもらってパーティしようと

日頃、ご縁もないホテルの支配人にお願いして

いろいろ計画も立て。。入院中に。


母もすごく楽しみにしていて、、

昔の洋服を今のサイズに仕立て直し、、

毎日、旅行の支度、、なのになのに、、


暴言吐かれて、アタイは泣くよ〜〜〜。


そして今朝!朝の6時。

家出を決行するはずの母から突然電話。


一時間半、またボロクソに罵られた。

自分がどんなにここで我慢して泣いて、

お前らはナンもわからんくせに、わしを

わしを!クソばばあ扱いしやがって!


どよ〜〜〜ん。


「お母さん、、今日、何の日かわかる?」

という私の問いかけに、、小さな声で。


「、、おめでとう。」


はは。。(;・∀・)。覚えてた。

まあ、二日違いだしな。。誕生日。。


家出するのだが、財布がどこにあるかも

切符の買い方も、、もうわからん。。

それでも今から家を出る。


一晩寝ずに考えた。

お前には昨日ガッカリさせられたが、、

唯一、感謝しているのはお前だけ。

(お前呼ばわりもやめてほしい、、)


本当によく面倒見てくれた、こんな母親の。

と言って、泣き出した。

でも、許されん、心底傷ついたから、と。


私はもう人生の大半を費やして、

こうして母をなだめてきかす作業をしているので。


あ、ここだな、とピンとくるのである。

今が逆襲の時。

母の話を聴きながら、どう攻めようと考えてた。

軍師官兵衛、現代版です。


こんなん、書く予定なかったけど(笑)。

二つ考えました。


一つは、いかに母が愛されているかを力説。

うちの母は自己肯定感がありません。


自分に皆が優しくしてくれるのは、

おごったり、お金を使うからだ、と言います。

すごく他人に気を遣う母は、、残念だけど、

無償で人の好意を受け取れないのです。


必ずもらった行為をモノやお金で返そうとする。

ゼロから事業を始めて、あの時代にのし上がった母、

そういう昭和の、、ナンセンスな仕事の仕方が

身体に沁みついているのかもしれない。


違うよ。病院の職員さんたちもお仲間さんたちも

お母さんの良いところも悪いところも皆わかってて

それでもトータルで、大好き、って思ってくれてる。


そんな人はなかなかいないよ。

お母さんは、不器用で怒りんぼで嫌な気持にさせる。

でも、人に気を遣えて、いつも細かいところまで

一人一人の事を見ている。元気ない人がいたら

一生懸命、オチャラケて、笑顔にしてあげようとする。

ユーモアがあって、豪快で、オシャレで。


皆さん、そういうお母さんに憧れて、大好きで。

だから誕生日にそんな風にお祝いしてくれる。


と、そこまで話続けたら、、母が反応。

「なんでわかるん?」


わかるに決まっとろうが!( ゚Д゚)

他人にこんなに愛されて!

そんな駄々こねて!


お母さんの残された時間を使って、

そういう人たちに感謝を届けんといけん。

それをしないで、今日この町を出たら、、

皆さん、ぶったまげるやろ!


押し黙ったので、わかってくれてるな、と。


そしてもう一つ。私の被害を訴えたよ!

お母さんが行かない、とか言ったら。。


あんなスゴイホテル、個室予約しちゃって、

いろいろ頼んでいるのに、、

私が土下座して謝らんといけんのよ。

キャンセルもできず、私が17人分払わないと。


お母さんには言わなかったけど、私はね!

入院も今月二回したしね。

ついこないだも、先生がほのめかしたけど、

母のパーティをするから、私は絶対いないと。

だから、病院には来れません!と主治医に言って。


毎日寝たきりで、でも日曜までになんとか、って。

どんだけ頑張ってきたか、、

(喋ってると、涙が出てくる(笑))

痩せちゃったけど、ちゃんとオシャレしていこう、

って、思ってこの日まで耐えに耐えたよ、


ま、その時点ですでに、母は完堕ち(笑)

態度はガラッと変わり。

東京も楽しみに行くわね、と。。


m(_ _)m:;(∩´﹏`∩);:(/ω\)。。

ヨキ子さん、もう心も身体もボロボロよ。


今日は誕生日なんだからああああ。

ま、それはどーでもええけど。


私、、心を整えさせる、天才やな。

と、母に限っては、、思っちょります。


とはいえ、母だけが悪いのではありません。

すごく今回いろいろ反省しました。


これまでの母とはもう全く別の人格、と思わないと

多分いけないんだよね。

わかってはいるが、それを実践するのはとても難しい。


反省しきりの誕生日の朝ですわ。。

そして、学ぶところがあったな、という歓びも。


明日はとりあえず。。

90年!!!頑張り続けてきた母を

幸せな気持ちにさせてあげたいと思っちょります。


こうして身体はギリギリの私だけど、、

最後まで諦めず泣きつつも母と対峙してる自分を

自ら(笑)誉めてあげたい、てか、

一生をかけて自分も学べたことに感謝している。





それよりも天気だな。

災害級の大雨が山口県にも、、


飛行機でない可能性も大きい(/ω\)

やっぱ、ホテルで土下座コースかしらん。


ヤバ過ぎ。。

どうしてこう、いろんなことがあり過ぎる?


お腹空いたから、素麺食べますね!


長ーーーい、一週間。メモ。 [2023年05月06日(Sat)]


簡潔に。メモ。自分のために。


あの後、母のせん妄状態は加速。
夜中に朝に昼に夕に電話かけまくってきた母から、
ぷっつり電話が途絶え、それがまた違う意味で恐怖。

入院4日目だったかな。どういう状態なのか全く不明。



5日目。なんと。
病院側より、本人が暴れて?ワケわからん状態に?
とにかく手に終えないから、
(コロナ体制で)ご家族は患者に面会は出来ないことになってるが、
ちょっと来て欲しいとの連絡。



すぐに姉達が駆けつけたが、ものすごくビックリした母親。
家族の前では落ち着いて、普通の会話が出来ていた。
私もLINE電話で顔を見ながら話も出来たし。

「早く帰りなさい、大丈夫だから。」
という気遣いも見せていたようだ。

姉によると、でもちょっとおかしな事も言っていた、と。

看護師さん曰く、ベッドから逃げようとするので危ないですし、
ベッドに母を固定?したいとの許可を求められたと。

それをやると完全に気がふれてしまうので、やめて欲しい、
それで怪我をしても病院側に責任をとわない?と、
姉はやむを得ず伝えたらしい。



が。その後がより大変でした。

夜中に再び何度も電話をしてきて、、

「助けて〜!早く来て!お前はなにしてる!」と。

大きな手が追いかけてくる、
部屋の隅にたくさん人がいてこっち見て笑ってる、
黒いモヤモヤが壁からいっぱい沸いてくる、みたいな感じです。

そばにいてあげてあげたいけど、、、
それも出来ない状況に胸が詰まる。



私は何日も眠れない状態で、自律神経が、、
交感神経24時間発動中。きっと母親も同じ。
夜も昼も寝ていないはず。

本当にキツかった。



入院して丸一週間。下血の処置は済んでいるけど、
便に血が混じっていないかを確認するまでは
母を退院させられないと。

けれど今の母親には、便が出た → ナースを呼ぶ、という
当たり前に出来そうな事がもう無理。ウンチを流してしまう。

ギリギリのラインまで精神状態はきていて。発狂寸前。

早朝、タクシーで帰る!と病室を出ようとし、家にも電話が。

困り果てた病院側。もうどうぞ、退院なさってください、と。
相当大変だったと思われる。。

迎えにきた家族を見て嬉しそうにしていたと。
荷物はキレイに自分でまとめられていたそうだ。



一週間、ベッドにいたので、普通ならかなりのダメージ。
歩けなくなっていてもおかしくない。
けれど母は自分の部屋にそそくさと入り、
いろんな所をチェックし始め、驚くぐらい健脚だったと。

どんだけスゲー婆さんだ。。



同日午後。ヨキータ到着。母の部屋で、、
ますます痩せ細った母を見て抱きついた。

「お母さん!帰ってきたよ!遅くなってごめんね。
帰ってこれて良かったね!おめでとうね。」

母は戸惑いつつも、私の背中に手を回して、ありがとう、と。



この日。母の緊張は全くといっていいほど取れていなかった。
いつもなら午後は長い昼寝をするんだけど。全く寝る気配なし。

目が血走っていてスゴい形相でどこかを見ている。
ほら、また黒いモヤモヤがいっぱい沸いてきたよ、と、
両手でそれを必死に掴もうとする。

絨毯には何も落ちていないしキレイなのに。
黒いものがいっぱい、と、絨毯をむしって、、
何度も何度も見えない何かを取ろうとする。

或いは、自分の黒いセーターを手に取り、
なんにも付いていないのに、スゴいゴミ!と、
ガムテープで一時間ぐらいペッタンペッタンやってた。。



極めつけは夜。全く寝ようとしない。

24時過ぎてようやくベッドに横たわらせ、
軽いイビキをかいていたように思ったので、、ハア、、と私も。
今夜こそ寝ないと私がやられてしまう!と寝床へ。

が、ゴソゴソする音で目が覚めたら。
まだ一時間もたっていないのに、ベッドに母がいない! 

電気をつけたら、、部屋の隅で、小さくなってしゃがんでいた。
私をみてもわからない。声をかけてもわからない。

お母さん、寒いよ、ベッドで寝ようね!と言っても
私の存在に気づかない。そしてまた幻影が見えるのか、、
誰かがいる、とひどく怯えている。
そして両手で何かを掴もうとしている。

かと思うと、グイっと何かを飲み干す仕草。何度も。

お母さん、大丈夫だよ大丈夫だからね、と
背中をさすって手を握ってみたけど、、
その私の手をグイグイ引き寄せて口に入れようとする。

私は泣きはしないけどね。もう覚悟が出来ているのか。。
思ったよりも動揺していなかったけれど、、切なくて。

可哀想でしょうがなくて、ずっと抱き締めていた。
そして歩けない母を少しずつ移動させ、
一時間かけてベッドに戻し、横たわらせた。
辛くて長ーい、一時間だったよ。

ベッドに入った母は、初めて声をあげ、

「あったかーい!気持ちいい〜!最高。」と言って。
すぐにイビキをかきはじめ、、助かったあ(泣)。




母はその翌朝、9時頃まで熟睡。私も。死んだように寝た!

目覚めた母、もちろん昨夜の事を覚えていない。
ああ、良く寝た!と嬉しそうに朝食をたいらげた。

そしてお昼に行きつけの食堂に行く、と言い張り。
仕方ないから連れていった。
ペロッと日替わり定食を食べ、おかみさんと普通におしゃべり。

帰宅後、また睡眠。夕食も全てペロッとたいらげた!
考えたら、、この日。
黒いモヤモヤは出現しなかったようで。
絨毯を見つめることもなく。




その翌日。

いつも母に寄り添ってくれてるお友達に連絡したらしく。
まだまだ休んでないとダメだよ、と止める私を振り切って、
スーパーに買い物に。しかも3時間ぐらい帰って来なかった!

私は、、抗生剤飲んでいるのに、、とうとう発熱。39℃。
しんどい時に、、迎えに来てくれと、、母。鬼。

スーパーで大買い物して。荷物がスゴい。
おぜんざいを食べて最高に楽しかった〜!と母。

私がちょっとシンドイと言っても。

楽しい一日だったのに、お前の発熱でテンション下がった、
みたいな事を言われ、、(泣)。


驚くべき事にあっという間に母のせん妄状態は終了。
認知はあるのだけど、、全然まし。

オシャレをして外にお出かけすること、人と触れあうこと。
それが母の「生きる」ことの源、なのだと改めて思い知った。


スーパーで買ってきたキルティングの布を裁断し、
介護用トイレを隠すカバーを半日かけて縫い。
トイレが部屋にあるなんて考えたくもない!と。
仕上がったカバーを眺めてニコニコ。

朝、昼、夕食、ものすごい食欲。
美味しい美味しい、最高に幸せ!と。

入院がどれだけ辛かったのだろう、と。

すっかり入院前に戻った母。決して元気だとは言えないし、
当分リハビリも無理かな。。

そして、うちらにいつもの暴言、嫌み、
認知症による思い違いの恨み辛み発言、すっかり戻ってきた。
それでもホッとしてる。
あのまません妄状態続くよりもずっといい。




毎朝、毎夕、「いつ東京に帰るのか。」を聞いてくる。
教えても覚えられないから。

「病気だからここに住めないんだね?私が東京に行こうか?」と。

恐怖のお伺い。ゲロゲロ。考えただけで倒れそう。。

3日で二人とも死ぬぞ。。

ケアマネさんが来られて、一時間お話して。ちょっとびっくり。
これからのリハビリについて母が、
しっかりと脈絡のある自分のプランを述べているのに驚いた。




退院直後に、ヨキちゃんがいてくれて良かった!
スゴいタイミングだったね、と姉。
姉も日々、認知症による母の暴言や罵声に耐えつつ、
毎日美味しい食事を作ってくれている。

が、この母とこうした密な関わりが出来るのは、私だけ。
こういった状況で精神的に負担がかかってくる確率がバカ高い。

私もさ、、今回もかなりの無理してるしさ。
心身の限界はきっと来てる。

でも、、ごはんが美味しすぎて、母と一緒に太り始め。
三キロぐらい増えたかな。お腹がスゴいことに。。

母は退院後、一週間で6、7キロ太った!脅威。

私は連日39℃出てるけど、(抗生剤効かなくなった〜。)
ステーキ食べて、復活してます。

そして、田舎の食材は素晴らしい!

山菜を届けてくれる方がいっぱい。
筍や初めて聞く「こしあぶら」という山菜。


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「こしあぶら」の新芽は栄養価が高く、
特に脂肪や良質のたんぱく質、フラボノイドが多く、
血圧降下などに役立つらしい。おまけにめっちゃ美味しい。

タラの芽より好きだな〜。天ぷらにして食べました。
筍の天ぷらも最高だ〜!

うちの家族、食べることが大好きなので、こういう状況でも
ひたすら美味しいもの食べて笑っている。

明後日、東京へ。。翌日は抗がん剤治療。


母は私がいなくなるので、、落ち込み始めている。

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