• もっと見る

ヨキータの哀愁日記

ジプシーの血たぎる(妄想)
私ヨキータの人生は
流れ流れてどこへ漂着するのでしょう。
チクチクもの哀しくて、だけどサクっと笑える日々を綴ります。


プロフィール

ヨキータさんの画像
<< 2024年10月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事
リンク集
https://blog.canpan.info/vamos-yoquita/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/vamos-yoquita/index2_0.xml
モロッコ、彼女たちの朝 [2021年09月16日(Thu)]
180673_01[1].jpg


東京に戻ってきましたぜい!

ひとりの時間。とても新鮮だ〜。

翌日、さっそく大学病院での受診へ。

大腸の主治医でしたが、、ビックリです。


受付で手続きして待合室に行ったら、、

すぐに呼ばれましたよ。こんなの15年間で初めて!

いつも2時間以上待たされるのに!わおっ!

余裕こいて、お昼でも買いに行こうと思ってたが。

行かなくて良かったです( ゚Д゚)。。あぶな。


潰瘍性大腸炎は今のところ、問題なし。

薬がすごく効いてるみたいです。


あまりにも早く終わったので、、、

その後、、映画を観に行ってしまいました!


もう、、東京離れて何が辛いかって、、

映画、ドラマに飢えてしまって、、、( *´艸`)


とても観たかった映画、まだやっていたので。

日本橋まで観に行きましたよ〜〜〜。


モロッコ 彼女たちの朝

地中海に面する北アフリカの国モロッコを舞台に、

それぞれ孤独を抱える2人の女性が

パン作りを通して心を通わせていく姿を、

豊かな色彩と光で描いたヒューマンドラマ。



予告で、モロッコの女性がパンをこねているシーン観て。

あ、観たい!と思ったのが数か月前。


morocco_sub5-1024x555.jpg

5640.jpg


あらすじ

臨月のお腹を抱え、カサブランカの路地をさまようサミア。

イスラム社会では未婚の母はタブー。

美容師の仕事も住まいも失った。

ある晩、路上で眠るサミアを家に招き入れたのは、

小さなパン屋を営むアブラだった。

アブラは夫の死後、幼い娘のワルダとの生活を守るため、

心を閉ざして働き続けてきた。

パン作りが得意でおしゃれ好きなサミアの登場は、

孤独だった親子の生活に光をもたらす。

商売は波に乗り、町中が祭りの興奮に包まれたある日、

サミアに陣痛が始まった。生まれ来る子の幸せを願い、

養子に出すと覚悟していた彼女だが……。





二人の女性は事実上シングルマザーですが、

日本や欧米のシングルマザーとは、全く状況は違います。

未婚がタブーとされているモロッコ。

容赦なく突きつけられる現実。

妊婦が野宿していても、誰も声をかけないし。。


64440.jpg


夫を亡くし、娘と二人でパン屋を営むアブラは、

野宿する妊婦のサミアを見捨てることが出来ず、、、

家に招き入れるわけです。期限付きで。

そこから始まる、不遇の女二人の物語。


64550.jpg

story_photo_01.jpg

それにしても、、パン屋さんを営んでいるだけに、

いろんな種類のパンを作るのですが、、、

もう、ずーっと観ていたい、と思いました。

やはり、パンを作るシーンはヨダレもの。


525498.jpg

期限付きの居候となったサミアは、泊めてくれたお礼に

こっそり「ルジザ」という菓子パン?を作るのだけど、

これがけっこう繊細な作り方で、、、

生地を細長く伸ばし、手に巻きつけて形を作るんです。

サミアはパン作りが得意だったわけです。


「ルジザ」を、店に出すと、バカ売れ。

普通の主婦はそりゃ、メンドクサくて作らないだろね。


それとか、、はちみつやチョコをかけて食べるらしい、

モロッコ風のクレープ「ムスンメン」。

イングリッシュマフィンのような「ハルシャ」。


出来立てのパンを近所のひとが買い求めていくシーン、

観てるだけで、なんだろ、満たされてく私。(笑)


絶食絶飲の辛い長い入院生活が続いたとき、

私が一番欲したこと、、それが、、パン作り。

パンをこねたこともないくせに、パンをこねたくて。

パン作りの本を買ってきてもらったんだよね。。。

なんなのでしょうね、それって!


で、退院したら、、作らんかった。なんやねん(笑)

あの「パンこね」の深層心理を知りたいもんです。


8a1225b3d855fe8cc7dcb6a7cb831953c54a2e36[1].jpg

残念ですが、、この家の夕食は、、まずそうだった。

一品のタジン、とかなんですが、、むむむ、でした。


私はモロッコを放浪したこともあるんですが、、

そのバラエティに富むタジンの美味しさに感動したし、

焼きたてのパンはパリに劣らぬほど美味しかったし。

あのモロッコで味わった料理は懐かしくてたまらん。


そして終盤、サミアの出産がありまして。

初めから養子に出すこと決めているサミアは、

子供に情が移らない様に、抱くことを必死に耐え、

どんなに足元で赤子が泣き叫ぼうとも、、、

見向きもせず、お乳もやりたがらなかった。


栄養失調になるわよ!と諭され、、渋々、こっそり。

お乳をあげるシーンが、、辛すぎました。


68940.jpg

赤ん坊を人買いに売れば、そのうち性的なおもちゃにされて

商売道具になることが目に見えている。

そんなことは絶対に駄目だと、アブラがサミアを諭す。


唐突に終わってしまう映画なんですが、、、

いろんな問題をコチラ側に投げかけて終了、って感じ。


なかなか高い評価をもらっているようです。


あ、書き忘れてるけど。。。

一緒に過ごしたサミアの存在は、、

夫の不慮の事故後、硬く心を閉ざし続けたアブラに

大きな影響を与えることにもなり。。。

その辺の変化もうまく描かれています。



トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント