第三夫人と髪飾り
[2019年11月13日(Wed)]
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第三夫人と髪飾り
ベトナムの桃源郷のようなシーンの数々。
19世紀、北ベトナムの秘境にある大地主の家族の物語です。
絹の里の富豪のもとに嫁いできた14歳の第三夫人。
女たちの愛と哀しみが眠る桃源郷を舞台に紡がれる、
ある一族のファミリーヒストリー。
男性のほうにスポットは当たらない。主人公は女性たち。
幽玄な川の風景。
14歳の花嫁は川をくだって?のぼって?やってきた。
あらすじ:
息を呑むような美しい渓谷に囲まれた絹の産地。
穏やかでエレガントな第一夫人、
色香あふれる第二夫人を持つ大富豪のもとに、
14歳の第三夫人が嫁いでくる。
第一夫人には一人息子、第二夫人は三人の娘がいたが、
一族にはさらなる男子の誕生が待ち望まれていた。
そこに若く無邪気な第三夫人が登場し、
静かな里に濃密な時間が流れ始める。
詩的でもあり。官能的でもあり。
スクリーンのアチラから、東南アジア独特の、あの、
ねっとりとした湿気、伝わってくるようです。
ホント、映像が素晴らしい!
嫁いだ先の、衣・食・住、の全てに目が釘付け〜。
何気に仲の良い、第一、第二、第三夫人たち。
男の子を生むための妻、って、、(/ω\)
こういう時代に生まれてきたら辛すぎるよね、と思うけど。
現代にも似たような慣習、とかあるよね。
とはいえ、、そんな重い映画ではなく。
女性が美しく描かれてはいるし。
淡々と、静かに物語は進行していくし。
メンドクサイ登場人物も出てこないのでいい感じ。
ベトナムで僅か4日で上映中止になった、らしい。
そこまでエロティックでもない、、と思うけど。
ベトナムというお国柄、ですかね。
年配の女性でいっぱいの映画館。
隣のバアチャンたち、寝てたぞ。イビキかいて(笑)
、、男性にはこの映画、わかんないと思うな〜( *´艸`)。
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