アリゾナdeリバードクターの巻
[2007年02月22日(Thu)]

ふふふ。
今朝はブロークンエッグサンドイッチ。
すっご〜く美味しい!
カリカリベーコンに、半熟気味の玉子がベリーグー。
例にもれずポテトパンケーキもついてくるので、お腹いっぱ〜いになるけど幸せな朝。
朝ごはん好きな私にはたまらんです。

今日はシャトルバスで30分の移動。
ちょい遠いフェニックスキャンパスでの診察に向かう。
ファンタスティックだと噂の?リバードクターの面談がある。
血液検査の結果もミネソタのラボから分析されて届いているはずだ。(そうだった。私は病気だった。)
スコッツデールとはまた趣の違う立派なフェニックスキャンパス。入院患者さんが多そうだ。カフェのぞいたら一杯だった。
現地で待ち合わせたユミさんと受付を済ませ、順番を待つ。
名前を呼ばれてまずはいつもの体重測定。ん??あれ。うそ。おとついより2キロ増えてるぞ。
まあ、あれだけ食べてるしね。。有り得る。熱は6・8℃で少し高め。
個室に通され、リバードクターが現れるのをあとは待つばかり。

部屋を見渡すと、さすがに肝臓だらけ、リバーのポスター、サンプルが、そこら中に貼ったり置かれたりしてる。
ファンタスティックなリバードクターとは。。どんなドクターや。
期待膨らむなあ。
⇒これはクリニックのPR雑誌にニ載っていたドクターだが、こんな感じのドクターならいいな〜っ、素敵だな〜っと思う。
妄想中にニコニコ入ってきたのは、助手らしいインド人のカワイコちゃんドクター。
頭良さそうだな〜。てきぱきと笑顔で今までと全く同じような質問を繰り返す。
今や優秀なインド人ドクターはさぞかし多いだろうね。
そしていよいよリバードクター、ダグラス先生のご登場!
おお!輝いている。これまた一段とグレードアップの超セレブで。
頭の先から足先まで容赦なく?ビシ!とキメテイル。
50代とおぼしきDr.ダグラスはにっこり笑って 「Nice to meet you。私がDr.ダグラスです。」
緊張している私にその手を差し出す。
「かなり検査をスキップしていますね。まあいいでしょう。」
と、のっけから赤面するような話題から入ってきた。
だってだって・・・検査代払えないんだもん。
で、私が日本から持参したERCPという造影写真を見せると、目がキラッ。
「ああ、これがあれば・・。素晴らしい!」と嬉しそうにカワイコちゃん助手と見ながら、あ〜でもない、こ〜でもないね、でもそ〜でもないわ。とか話がはずんでいた…。
むむむ。で、どうなんだ。
「このERCPを見る限り、状況はかなり悪いと言えますね。PSCであるという日本のドクターの意見に賛同します。…ただ、先日の血液検査の結果を見ると、貴女の肝臓は今のところ全くノーマルで何の問題もないですし、肝移植の可能性をこの時点で断定するような事を私達は言わないのです。もっと楽観的に考えていいと思いますよ。」
と意外だけど嬉しいような、嬉しいけど疑わしいような言葉が返ってきた。
日本では、はっきりと100%の確率で肝不全となり、移植しか治療法はないと聞かされているのに?と質問したが、答えはやはり今の段階で心配しても仕方ない、というような。
微妙だ。
これって国民性による?というか、後で考えたらやはり米国は移植大国?脳死献体もあるわけだからまさに早い段階から心配することもないのかも。まだ私もこのあたり勉強不足。
でもやっぱり日本はそうはいかないのでは?
先月移植外科の先生との初の面談で、早くから家族・親戚にドナーへの打診をしていくのも大切だとアドバイスいただいた。そして私の家族全員の血液型や体格を聴きだし、ノートに記入していた。
「今のうちにさりげな〜くね、親戚とも仲良くなっていた方がいいよ。いざと言う時肝臓くれって言っても難しいからね〜。」
てな風に。笑ったけど笑い事じゃないですなあ。
で、リバードクターにはこちらから質問攻め。
移植までの期間、そしてやはり副作用が怖い薬のこと。また熱など症状が出た場合の処置、ドナーの条件、アメリカと日本での移植技術の差、などについて思いつくまま質問。
「PSCは生まれつきか、それとも後天的なものなのか?」という問いには、首を横に振り、
「正直言って、今それを答える事が出来ないのです。ただ、本人に免疫の抗体がない人がPSCになりやすいと言う事だと思うが。」
…そうか〜。原因がわからない病気だものね。野暮な質問だった。
Dr.ダグラスは、「PSCの患者に渡している資料があるのでそれを貴方にもあげましょう。」
と、カワイコちゃん助手に速やかに印刷させた。
そして、PSCが 「ステージ1から、4まで」 進んでいく行程を立体的にしたサンプルを出して、紙芝居ぽく説明してくれた。絵で見るとなかなか生々しい。
「ステージ4」 が肝不全と進み、余命を言い渡される段階だろう。
「私は今どの辺りですか?」 と・・頭の中で質問した。もうイイや〜て思っちゃったのかも。
「もう質問はありませんか?」と言われても…。
イージーゴーイングで行こう、と言われればもう何も聞く事はなくなるよね。
再び握手をしてあくまでもさわやかに、ファンタスティックリバードクターはカワイコちゃんと退室した。
ちょい遠いフェニックスキャンパスでの診察に向かう。
ファンタスティックだと噂の?リバードクターの面談がある。
血液検査の結果もミネソタのラボから分析されて届いているはずだ。(そうだった。私は病気だった。)
スコッツデールとはまた趣の違う立派なフェニックスキャンパス。入院患者さんが多そうだ。カフェのぞいたら一杯だった。
現地で待ち合わせたユミさんと受付を済ませ、順番を待つ。
名前を呼ばれてまずはいつもの体重測定。ん??あれ。うそ。おとついより2キロ増えてるぞ。
まあ、あれだけ食べてるしね。。有り得る。熱は6・8℃で少し高め。
個室に通され、リバードクターが現れるのをあとは待つばかり。

部屋を見渡すと、さすがに肝臓だらけ、リバーのポスター、サンプルが、そこら中に貼ったり置かれたりしてる。
ファンタスティックなリバードクターとは。。どんなドクターや。
期待膨らむなあ。
⇒これはクリニックのPR雑誌にニ載っていたドクターだが、こんな感じのドクターならいいな〜っ、素敵だな〜っと思う。
妄想中にニコニコ入ってきたのは、助手らしいインド人のカワイコちゃんドクター。
頭良さそうだな〜。てきぱきと笑顔で今までと全く同じような質問を繰り返す。
今や優秀なインド人ドクターはさぞかし多いだろうね。
そしていよいよリバードクター、ダグラス先生のご登場!
おお!輝いている。これまた一段とグレードアップの超セレブで。
頭の先から足先まで容赦なく?ビシ!とキメテイル。
50代とおぼしきDr.ダグラスはにっこり笑って 「Nice to meet you。私がDr.ダグラスです。」
緊張している私にその手を差し出す。
「かなり検査をスキップしていますね。まあいいでしょう。」
と、のっけから赤面するような話題から入ってきた。
だってだって・・・検査代払えないんだもん。
で、私が日本から持参したERCPという造影写真を見せると、目がキラッ。
「ああ、これがあれば・・。素晴らしい!」と嬉しそうにカワイコちゃん助手と見ながら、あ〜でもない、こ〜でもないね、でもそ〜でもないわ。とか話がはずんでいた…。
むむむ。で、どうなんだ。
「このERCPを見る限り、状況はかなり悪いと言えますね。PSCであるという日本のドクターの意見に賛同します。…ただ、先日の血液検査の結果を見ると、貴女の肝臓は今のところ全くノーマルで何の問題もないですし、肝移植の可能性をこの時点で断定するような事を私達は言わないのです。もっと楽観的に考えていいと思いますよ。」
と意外だけど嬉しいような、嬉しいけど疑わしいような言葉が返ってきた。
日本では、はっきりと100%の確率で肝不全となり、移植しか治療法はないと聞かされているのに?と質問したが、答えはやはり今の段階で心配しても仕方ない、というような。
微妙だ。
これって国民性による?というか、後で考えたらやはり米国は移植大国?脳死献体もあるわけだからまさに早い段階から心配することもないのかも。まだ私もこのあたり勉強不足。
でもやっぱり日本はそうはいかないのでは?
先月移植外科の先生との初の面談で、早くから家族・親戚にドナーへの打診をしていくのも大切だとアドバイスいただいた。そして私の家族全員の血液型や体格を聴きだし、ノートに記入していた。
「今のうちにさりげな〜くね、親戚とも仲良くなっていた方がいいよ。いざと言う時肝臓くれって言っても難しいからね〜。」
てな風に。笑ったけど笑い事じゃないですなあ。
で、リバードクターにはこちらから質問攻め。
移植までの期間、そしてやはり副作用が怖い薬のこと。また熱など症状が出た場合の処置、ドナーの条件、アメリカと日本での移植技術の差、などについて思いつくまま質問。
「PSCは生まれつきか、それとも後天的なものなのか?」という問いには、首を横に振り、
「正直言って、今それを答える事が出来ないのです。ただ、本人に免疫の抗体がない人がPSCになりやすいと言う事だと思うが。」
…そうか〜。原因がわからない病気だものね。野暮な質問だった。
Dr.ダグラスは、「PSCの患者に渡している資料があるのでそれを貴方にもあげましょう。」
と、カワイコちゃん助手に速やかに印刷させた。
そして、PSCが 「ステージ1から、4まで」 進んでいく行程を立体的にしたサンプルを出して、紙芝居ぽく説明してくれた。絵で見るとなかなか生々しい。
「ステージ4」 が肝不全と進み、余命を言い渡される段階だろう。
「私は今どの辺りですか?」 と・・頭の中で質問した。もうイイや〜て思っちゃったのかも。
「もう質問はありませんか?」と言われても…。
イージーゴーイングで行こう、と言われればもう何も聞く事はなくなるよね。
再び握手をしてあくまでもさわやかに、ファンタスティックリバードクターはカワイコちゃんと退室した。
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