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コミュニティブランドJONAN−OOTA

東京都大田区を中心とした城南地域において
マイクロスマートものづくり企業と女性の感性を活かす
新しい価値と共感を創出します


中小企業のワークライフバランス [2010年07月08日(Thu)]
昨日から明日まで東京国際フォーラムで開催されている
ヒューマンキャピタル2010
ワークラフバランスセミナーに参加しました。

後半のパネルディスカッションは
なかなか深い内容で勉強になりました。

WLBを取り入れている企業として

シャープ、高島屋、IBM
厚労省の担当者
WLBのコンサルタント

それぞれの取り組みと結果
見えてきた課題
非常に興味深かったです。

エンジニアという男社会のシャープは
男性の育児取得率 現在10%、
これを30%にして 最終的には100%にするのが目標。

出産届けが出されると
すかさずメールで取得催促するそうです。
取得されないと本人と上司へ何度も。
そうして社内の雰囲気を変えることで
男性の取得が当たり前にしたいとのこと。

客商売、長時間勤務、女性中心の高島屋では
多様な働き方を示すことにより
自分らしく働ける 
ライフステージにあわせて働けるシステム。
時代にあったWLBを模索しているそうです。

グローバルなIT企業 IBMは
世界の中で生き残るために 福利厚生ではなく
トップの経営戦略として
ダイバーシティマネジメントを取り入れているとのこと。

今やホームオフィス、電話会議は当たり前
フレックスタイムも導入するなど
ITを活用して 日々新しい仕組みにチャレンジしているそうです。

さて、ここまでは 大企業のお話。
WLBは大企業だからこそできて
中小企業には取り入れにくいといわれます。

どなたかの発言で
「漢方薬のように じわじわ効く」とありましたが
WLBを取り入れても即効性があり
すぐに業績に影響することがなく
むしろ 導入コストが高くついてしまうからです。

しかし 昨日紹介された

島根県の長岡塗装
の事例には感動しました。

わずか24名の従業員数ですが
この不況の中 WLBを取り入れることで
業績をアップしているとのこと。

社員ひとりひとりの顔を思い浮かべて
創業者の娘であり常務取締役の女性が
働きやすいしくみを取り入れていったそうです。

1、休暇を取る=引継ぎをする=業務のたな卸し、効率化に有効
2、年配者が休暇を取る=若者に仕事が任される、責任感
3、資格を取らせる=モチベーションアップ 
4、様々表彰を受けマスコミに取り上げられる=対外的な信頼感UP
5、業績アップ

といいことづくめ。

大企業は制度やしくみにあわせて従業員が従いますが
中小企業は人に合わせて制度をつくる というのが印象的です。

WLBは行政が先導する問題ではありません。
企業がしっかりとその有効性を意識して
トップマターで取り組まなければ
日本はますます海外から置いていかれてしまいます。

中小企業の業績がなかなかあがらない中
単なるカンフル剤としての経済支援だけでなく
長い目で見た体質改善支援が急務ではないでしょうか?

もちろん 個人の意識変革も不可欠です。

第2子を儲けるかどうかは夫の家事参加の度合いに
大きく影響されるそうです。

男性の家事参加は少子化解消のための最後の切り札?
厚労省も本腰を入れて取り組んでいます。

育メンプロジェクト



個人と企業と国と 社会全体で
働き方を変えていくことで
いきいきとした未来が見えてくるのではないでしょうか?
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