こどもあすかさんぽ
ー高取町登山ー
今日の「こども高取城登山」では、たくさんのおじいちゃん、おばあちゃんに子ども達は声をかけてもらっていました。
高取城を登るほとんどの方は元気な高齢者の方です。
「何処から登ってきたの?」
「僕たち何歳?」
「偉いね!」「凄いね!」
「もう少しやから頑張って!」
。。。
途中の山道でルート探しで戸惑う子ども達。後ろで子ども達が登るのを待っているおばあちゃんがいらしたので、「どうぞお先に」と声をかけると「いえいえ、私は足が悪いからゆっくりでいいから。子ども達に元気を貰えるから、このままで大丈夫です」との事でした。
わざわざ車を止めて、頑張れと話しかけてくれるおじいちゃん。
3人の子ども達が同時に違う事を話しても、そうかそうかと嬉しそうに受け止めてくれるおじいちゃん。
昼食時、箸を忘れたと大騒ぎする男の子。
ヒロにいはいつものように「こんだけ人がおったら、でっかい声で誰か箸下さいと言ってみー、誰かくれるやろー。自分の事は自分でしなさい。」と無茶振り。
「箸を忘れました!誰か箸をわけて下さい!」と男の子が大きな声を出すと「これを使ってと」と近くのおばあちゃんから箸を貰っていましたw
SOSを声にでき、周りの人に協力してもらう力はとても大切です。
ワイワイ楽しそうな子ども達の声が、いろんな方に影響を与えたようで、子ども達は常に注目の的でした。
改めて楽しそうに生きている人の凄さを思い知りました。
帰り、どんぐりを見つけた女の子が、今日参加出来なかったたまちゃんのお土産にしたいとどんぐりを拾い出しました。
私もする。私は手紙も添えたい。ともう一人の女の子。
ヒロにい!袋持ってない?と男の子。ないわーと答えると、どうしらいい?と困った顔で聞いてきます。
3人で話し合ってと答えると、その男の子は俺ポケットに入れる!と、どんぐりをポケットに入れました。
他の女の子2人は、落としたらあかんからと両手いっぱいにどんぐりを掴んで歩き出します。
男の子はそのあと、どんぐりを落とさないように壺阪寺拝観時もバスの中も、どんぐりの入っている右側のポケットに右手を入れ、硬く握りしめたまま、大事に大事にどんぐりを持って帰り、たまちゃんに無事どんぐりを渡しました。
自動販売機で大好きなジュースを買うときも、トイレに行った時も、常に右手はポケットの中のどんぐりを掴んでいました。
今日の高取城は、天気予報とは違い、とても穏やかで、お日様が明るく照らしてくれました。
今日の高取城で一番輝いていたのは間違いなくこの子達で。そんなこの子達の未来が明るく輝かないはずはないのです。
今日は、子どもだけだった事もあり、最後まで誰一人も、足が痛い!とか、もう無理!とか、帰りたい!とか、おんぶして欲しい!とか、荷物を持って欲しい!など弱音を吐く事がありませんでした。
それは、道ゆくおじいちゃんおばあちゃん達の力があっての事でした。
全ての事に感謝です。
ありがとうございました。