今日新しい拠点地の確認のため電車で御所市に行きました。
忍海駅で下車すると忍海歴史博物館があったので見学した後、公園のような場所が見えたのでショートカットをしようと近づくと、そこは神社でした。
4人の子ども達が遊んでいました。一生懸命何かを拾っていました。1人の子どもが立ち上がって「こんにちは」と僕たちに声をかけてくれました。
「こんにちは。何してるん?」と聞くと、蓮の実を拾っているとの事。手にドングリのようなものを持っています。
意味がわからなかったので「それドングリ違うん?」と聞くと「違うんです。でも、ドングリならあっちにいっぱいありますよ。」と僕を案内してくれます。
案内された場所には、ドングリがいっぱい落ちていて、よく見るとあっちもそっちもドングリでいっぱいです。
「ドングリ神社やなー。いい神社やね。子どもが楽しそうに遊んでいる神社はいい神社やで。」と言うと、4人はとても嬉しそうに笑いました。
その神社が角刺神社という神社である事。蓮の実を拾っていた小さな池が鏡池という名前の池である事。いつもここで遊んでいる事。鏡池の真ん中のオブジェにドングリを投げ入れる事が出来ると幸せになれる事など、いろんな事を教えてくれました。
みんなでドングリを拾って投げました。誰も入らなかったのが逆に面白かったです。
1人の子がたまちゃんに、「これあげる!」と蓮の実を取った後実を渡しました。
後で調べてみると、鏡池の蓮は、當麻寺の中将姫が曼荼羅をおるための蓮糸を角刺神社の鏡池の蓮を使ったと言う話が残っている由緒正しい蓮でした。
別れ際、又会えたらいいね。と子ども達が言いました。
又、会えるよ。と僕たちは答えました。
何故だか、初めて会った気がしませんでした。懐かしい感じがしました。
少しの間でしたが、とても不思議な時間を過ごしました。
どうやら土地にも歓迎されているようです。
新しい拠点地の横には芝生の公園があります。よく手入れのされた公園で、春にはお花見、秋には焼き芋などをしてるんやでーと偶然お会いした町会長さんが嬉しそうに教えてくれました。