海洋汚染455件に増加 -海上保安庁25年調査‐ [2014年06月26日(Thu)]
海上保安庁はこのほど日本の周辺海域における平成25年の海洋汚染の現況についてまとめた。
〈以下海上保安新聞から抜粋〉 確認した海洋汚染の件数は455件と前年に比べて73件増えた。その56%が油による汚染で257件(前年比13件)、油排出の6割が船舶からのものだった。廃棄物による汚染は187件で汚染全体の41%を占め、前年より約1.6倍に増えた。油と廃棄物は海洋汚染の“ニ大汚染物質”となっており、汚染原因の分析から、海洋汚染の大半が人為的要因によることが分かった。油汚染では155件が船舶による排出だった。内訳は漁船が43件、貨物船が23件、「その他」がプレジャーボートや作業船など88件で近年この割合が増えている。油汚染の原因について、排出源が判明した186件でみると、「取り扱い不注意」と「故意」とで油汚染の過半数を占め、さらに廃棄物汚染の全てが「故意」によることから、海洋汚染の大半が人為的要因で発生していることを示すという。 皆さん、海を大切に、汚染された海はすぐには戻りません!! |