海上保安庁は、警察官のいない離島での法執行など
同庁の警察権のあり方について９月から検討を進めてきましたが
来年３月に関連する法律の改正案を国会に提出する方針を固めました。

警察権とは、犯罪を捜査し、被疑者を検挙、検察に送致するなど
公判で事案の真相を解明するための法執行を行う権利のことで
捜索・差押・押収・検証・逮捕などを可能とする極めて強力な権限です。

同庁は、海上で発生した犯罪等に対する警察権を有していますが
陸上で起きた犯罪に対する警察権がないため、離島の陸上で
発生した犯罪に対する法の執行ができません。
しかし、警察官のいない遠方の離島で発生した犯罪に対しては
同庁が対応することが現実的で、法改正の必要性が検討されてきました。

また、尖閣諸島など緊迫度を増す領海警備を同庁が行うことについても
これまでは明確な法の規定がありませんでしたが、同庁では合わせて
法改正を行い、海保の業務として明確化を図る方針です。

あらゆる脅威や犯罪から海を守るため、今後も同庁の一層の活躍に
期待したいと思います。

再三のお願いではありますが、不法投棄や密漁、危険情報や各種法令違反など
海でおかしな事象を見聞きされた際は、迷わずすぐに「118番」で同庁に
通報をお願いします。
※なお、状況の事後確認などに有用ですので、通報の際は海守会員であることを
申し添えてください。

会報誌「うみもり」の取材のご縁から、映画「シェアハウス」のチケットを
海守会員の皆様にご提供いただけることになりました。

5組10名様にプレゼントいたしますので、ご希望の方は、
以下のURLより11/23(水)までにお申込みください。
抽選の上、11/24(木)にチケットを発送いたします。

★応募先★
https://www.umimori.jp/pc_user/UR00500.do

※当選者の発表は、チケットの発送をもって代えさせていただきます。



≪シェアハウス≫



■ Introduction ■

海のそばでシェアハウス（共同生活）を始めた、世代の違う女性４人の
素敵な人生再生の物語

高齢になってからの一人暮らしが急に不安になることはありませんか？
だからといって今から息子夫婦の世話になるのは、やっかいごとを増やすだけ。
だんだんと友達は減っていくし、健康にも不安があるし…

そんな悩みを持つ女性を演じるのが吉行和子。
都会に疲れた帽子デザイナーに佐伯めぐみ、
恋愛できないケータイ小説家に浅田美代子、孤独な独身女性に木野花。
そんな４人が、それぞれの悩みを持ちながらシェアハウスを思い立つ。
果たして４人の未来はどうなるのか？

主演は『佐賀のがばいばあちゃん』『おくりびと』の吉行和子。
本人が脚本に惚れ込んでの快諾なだけに、その演技が注目される。
共演は佐伯めぐみ。喜多一郎監督の抜擢に新人らしからぬ度胸で応える。
浅田美代子、木野花とクセのある女優が２人揃えば、
どれほど脚本を飛び越えたシーンに仕上がった。
さらに、D-BOYSからは舞台・映画など多方面で活躍している牧田哲也と三上真史。
モーニング娘。からはリーダー高橋愛が元気印の９期生４人
（譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音）を引き連れて登場。
そんな若手に喜多監督とは切っても切れない劇団ひとりがピリリと刺激を与える。
それだけではない。
大杉漣、榎木孝明、坂上忍、大方斐紗子ら名優たちが共演。
監督は『ライフオンザロングボード』『星砂の島のちいさな天使』の喜多一郎。
撮影は『ラジオの時間』『受験のシンデレラ』の高間賢治が担当。
11月12日（土）より、全国順次ロードショー！　　


■ Official Site ■

http://m-sharehouse.com


■ 上映劇場 ■

【東京】
・ユナイテッド・シネマ豊洲　　03-6219-3000　　11/12〜
・オーディトリウム渋谷　　03-6809-0538　　11/12〜
・TOHOシネマズ六本木ヒルズ　　03-5575-6090　　11/13のみ
・TOHOシネマズ府中　　042-358-5001　　11/12〜

【神奈川】
・109シネマズ湘南　　0466-34-0109　　11/11〜
・109シネマズMM横浜　　045-664-0109　　11/12〜
・TOHOシネマズららぽーと横浜　　045-929-1040　　11/12〜
・109シネマズ川崎　　0540-007-109　　11/12〜

【千葉】
・成田HUMAXシネマズ　　0476-20-2371　　11/12〜
・TOHOシネマズ八千代緑が丘　　047-459-9411　　11/12〜

≪近畿海守会より活動報告です≫

平成２３年１１月５日（土曜）、第五管区海上保安本部による海上防災訓練と、
巡視船「せっつ」の体験航海が行われ、午前１０時から午後４時まで、
悪天候の中、約１，０００人の方が参加されましたが、
１人の傷病者もなく無事に終えることができました。

当日は巡視船「せっつ」に救護班として乗船し、神戸沖海上において、
第五管区海上保安本部が実施する展示訓練（巡視艇・航空機による救助訓練等）
を見学し、船内では海上保安庁紹介ビデオの上映や東日本大震災救助活動パネル、
津波防災関係パネルを展示し、制服試着等のイベントも行われました。



※「せっつ」の概要

巡視船「せっつ」は、海上保安庁が建造したヘリコプター搭載型巡視船の7 番船として、
昭和５９年９月に竣工。
神戸海上保安部に配属され、主として遠距離海域における海難救助、
海洋汚染の監視、違法操業漁船の取り締まり等の警備救難業務に従事している。
総トン数３，１００トン、全長１０５メートル、全幅１５メートル、中型ヘリコプター１機搭載。


救護班として活躍した近畿海守会（目黒海守会）メンバー

東日本大震災の津波では多くの船が流されましたが
海上保安庁によれば、いまだにその８割以上が回収されて
いないといいます。

同庁では、未回収の船は沈没したか外洋に流れてしまったと
みていますが、今回の震災では、これらの船を含めて、建材や
家電製品など、あらゆる物が太平洋に大量流出しました。
これらの流出物は、以前からハワイ諸島などに漂着する可能性が
指摘されてきましたが、いよいよ現実的な脅威になってきたようです。

今月14日には、近い将来に震災流出物がハワイ諸島の海岸を直撃
沿岸施設や環境に被害を与える可能性が高いとして、学者らが
その防御策を話し合う会議がホノルルで開催されました。

会議では、大型の流出物が沿岸施設を破壊、また小さなガレキは
野生動物を傷つけたり観光地の海岸に大量漂着する可能性が
指摘され、日本から見てハワイ諸島の手前に位置するミッドウェー諸島
周辺に、海面に浮かぶ防護壁を築く方法などが検討されました。

2次、3次の被害が広がらないことを祈るばかりですが、ミッドウェー諸島には
日常的に日本から流出したごみが大量に漂着し、大問題になっていました。
震災の流出物は極めて特殊な事例ですが、一度海に流れ出したごみは
人類規模の問題であることを、あらためて実感しました。



写真：石巻周辺で学生ボランティアが回収したガレキ(海守会員による引率時)

≪海守会員、浜田さんより活動報告です。≫

震災後、自分なりに出来る事を考えてまいりましたが…、
自分の住む岩手県宮古市には、国でも特選に推奨する海水浴場の
浄土ヶ浜があります。
この度の震災での被害は、この海水浴場も例外ではありません。
今年の海水浴場は、海中に残るガレキ等の影響でCLOSEとなりました。

ならばと、８月末に海中のガレキ分布の調査を行い、
その後、十数回にわたり素潜りにてガレキを上げてまいりました。

最初に金属類を上げ、現在は船体のガレキ（グラスファイバー？）を
海底から上げてます。
８月末には、遺体の一部と思われる部位を海底にて確認し、
付近の陸上を捜索されていた福岡県警の方経由で海保に連絡して
もらいましたが、ダイバーの方が到着するまで４時間かかるとのことで、
自分でも手伝えればと思い、福岡県警の方々に了解を得て、自分であげました。

その後、宮古の海保の方がいらして、ありがたい言葉を掛けて頂きました。
とても励みになりました。
その言葉で、これからも頑張って海中のガレキを上げようと思い、今に至ってます。

11/03現在、海水浴場内のガレキの九割は上げ終わり、
残すは船体の細かいガレキとガラス片です。
ただ、どうしても自分では上げられない物がひとつ…
100キロ位は、あろうかという、錨とロープと巻き上げローラーのセット。
これについては来春に宮古市に連絡し、対応はお任せする事に。

年内の活動は12月迄で、来年は海水の濁りを見ながら
５月位からの活動になります。（春は雪解け水で湾内の海水が濁る為）

海水浴場海底のガレキの危険性も確かに大きな問題ですが、
今回潜ってみて、新たに違う危険を見つけました。

それは…、
震災前の浄土ヶ浜の海水浴区域は深いところでもせいぜい大人の身長位で、
浅瀬から徐々に深くなっていく『遠浅』だったのですが、
今回の地震による地盤沈下と合わせ、津波で海底をＶ字型にえぐられ、
水深50センチからいきなり2メートルに落ち込み、
そこからさらに４メートルまで深くなってる場所もあり、
海水浴場としてはガレキ以上に危険と思われます。

今後、冬の低気圧による波で、良化するのかどうか分かりませんが、
来春は深さの調査を行い、早めに市の観光課に報告し、
区域制限つきの海水浴場開放を提案しなければならないと考えております。

来年の海水浴場OPENを願う者として、この状況はなんとも複雑なのですが、
しかし、ここまで気合い入れて海中掃除した場所で水難事故が起きたら、
まさしく全てが水の泡ですので、そこはキチンと。

写真は浄土ヶ浜海水浴場と、上げたガレキの一部です。

≪海守OSAKAより忘年会のお知らせです≫


海守OSAKAにご協力いただいている皆様へ

平素より海守OSAKAの活動にご協力いただき、ありがとうございます。
海守OSAKAの親睦を兼ねて、忘年会を開催いたします。

活動に参加されていない方でも、海守OSAKAの活動に興味のある方は、
この機会にご参加下さい。
大歓迎いたします！


■ 日時 ： 12月11日（日）　18：30〜

■ 場所 ： 難波　華かれん（個室）

■ 予算 ： ￥4,200-（会席+お寿司食べ放題、飲み放題）

■ 幹事 ： 高山氏
※尚、予約の都合上12月４日（水）迄、住所・氏名・連絡先・MAILを明記の上、下記までご連絡下さい。

■ 申込 ： 海守OSAKA　代表:小川　武士
　　　　　　　MAIL：osaka@umimori.jp

横浜海上保安部より巡視船やしまの一般公開のお知らせです。




■ 日　 時　：　平成２３年１２月３日（土）　
　　　　　　　　　 午前１１時〜午後３時（２０分前に入場締め切りになります）

■ 場　 所　：　横浜海上防災基地（横浜市中区新港１-２-１　赤レンガ倉庫隣り）
　　　　　　　　　 駐車場はありませんので、公共交通機関でお越しください。

■ 入場料　：　無料

■ 内　 容　：　着岸中の巡視船やしまの船内見学
　　　　　　　　　「未来に残そう青い海」図画コンクール展示会、表彰式

■ 最寄駅　：　みなとみらい線「馬車道」徒歩１５分（４番万国橋・６番赤レンガ倉庫出口）
　　　　　　　 　　ＪＲ線・横浜市営地下鉄線　「桜木町」・「関内」　徒歩２５分

大きな地図で見る

■ 問い合わせ先　：　横浜海上保安部管理課
　　　　　　　　　　　　　　 ＴＥＬ　045-671-0118
　　　　　　　　　　　　　 　ＨＰ　横浜海上保安部

下里水路観測所では、１２月２日及び３日に「夜空の案内会」を開催致します。
業務紹介のほか、１２月１０日に見られる皆既月食についてお話します。
その後、屋外で木星や冬の星座を観察します。




■ 期　日　：　平成２３年１２月２日（金）、３日（土）　１９時３０分から２１時まで

■ 場　所　：　下里水路観測所（地図参照）

■ 定　員　：　各日、先着順２０名程度（事前申し込みが必要）

■ 申し込み方法　：

電話、FAX または E-mailのいずれかでお申し込みください。
TEL : ０７３５−５８−００８４　
FAX : ０７３５−５８−１５３５
Ｅ-mail : shimosato@kaiho.mlit.go.jp

※お申し込みの際は、以下の内容をお知らせください。
１．お名前
２．参加者の人数（内、小学生以下の人数）
３．ＦAXの方は返信用の番号を、E-mail方は電子メールアドレスを記入してください。
　　なお、電子メールの方は件名を「夜空の案内会申し込み」としてください。
４．電話番号（緊急時の連絡のため）
５．イベント情報の入手先（○○新聞、ホームページなど）
６．当日実施してほしい事など、御要望があれば記入してください。

【受 付 期 間】
平成２３年１１月２１日（月）から受け付け致します。
ＦＡＸ、電子メールは随時、また、電話による受け付けは、
土日祝日を除く９時から２０時までとなっています。
また、土日祝日、夜間のFAX、又は電子メールでのお申し込みの場合、
回答は翌平日となりますのでご了承ください。

■ 対　象　：
小学校高学年以上の方なら十分に理解できる内容となっていますので、
興味のある方はどなたでもお申し込みください。
ただし、中学生以下の方は保護者同伴での参加をお願いします。

■ 実施内容　：
海上保安庁及び下里水路観測所の業務紹介
人工衛星レーザー測距観測の紹介及び実演
皆既月食についてのお話
冬の星座及び大型双眼鏡を使用した木星の観察

■ その他　：
くもりや雨の場合、屋外での天体の観察は中止し、屋内での資料を使った説明へ
内容を変更します。
当観測所にある双眼鏡は数に限りがありますので、お持ちの方は、ご持参ください。
観測所周囲に売店、自動販売機等はありません。
飲料等が必要な方は各自ご持参ください。
屋外での天体の観察は冷え込みますので、防寒対策をお願いします。
参加費用は無料です。

■ 連絡先　：
〒６４９−５１４２
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下里１９８１下里水路観測所　
TEL ０７３５−５８−００８４
FAX ０７３５−５８−１５３５
E-mail shimosato@kaiho.mlit.go.jp
ＨＰ 下里水路観測所

■ アクセス　：

大きな地図で見る

この10月に東京都と沖縄県で施行されたことで、全ての都道府県で
施行された暴力団排除条例ですが、早速その効力が海岸にも
及んでいます。

昨日、神奈川県公安員会は、暴力団に海の家を出店させたことが
同条例の禁じる利益供与にあたるとして、県内の海水浴場組合長に
勧告を行いました。勧告の内容は、今後は暴力団に出店資格を
与えないように求めるものですが、同条例に基づいた海の家に関する
勧告は全国で初めてです。

問題になった海の家は、2001年から実質的に暴力団が経営していました。
海水浴場組合は、4月から県内で暴力団排除条例が施行されたことを
受けて、4月に一度は出店資格を与えることを断りましたが、暴力団側から
「別人名義で申し込む」と提案され、断りきれなくなったようです。

海の家は、１年ごとに開設の許可が必要で、海岸法に基づいて
各海水浴場組合が出店者名簿を提出し、自治体から許可を
得ることで出店できます。

各海水浴場組合でも警察等の指導により暴力団追放の「努力？」は
してきたようですが、一夏で1000万円以上を売り上げることもある
海の家は暴力団にとってもドル箱で、脅迫や名義貸しなど、様々な
手で出店を図ります。

海水浴場組合としては、暴力団に目をつけられると全体の商売が
しづらくなる等の理由から、やむなく黙認してきたケースも多いようですが
今回勧告を受けた組合長は「条例という盾があるので、今後は断り
やすくなる」と話したそうです。

また、これまでは手続きさえ適正であれば、暴力団が海の家を経営して
いても手が出せなかったのですが、条例の施行によって、その排除に
法的な根拠が生まれたわけです。

警察による取り締まり徹底はもちろんですが、海の家出店の認可を
行う自治体には、形式的な書類審査ではなく、是非とも各海の家の
実態を捉えた対応をお願いしたいところです。

近年、一部の地域では、排水設備等を整えることで海や海岸を汚さない
工夫をしている海の家も現れています。排水問題に限らず、条例の施行に
よって、海の家の「クリーン化」促進に期待したいと思います。

≪クラブ ワールド ピース ジャパン　福岡支部より参加者募集のお知らせです≫


クラブ ワールド ピース ジャパンでは、11月23日に中原海岸周辺清掃活動を行います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日時　：　平成２３年11月２３日（水・祝）９時〜(２時間程度) 雨天中止

集合場所　：　福岡県 北九州市 戸畑区 中原海岸 お汐井汲みの場 石碑前
　　　　　　　　 （日明環境センターのすぐ近く）　　　　
※駐車場は、お汐井汲みの場 石碑道路周辺の空いたスペースにてお願いします。

詳細・お申込みはクラブ ワールド ジャパン 福岡支部HPをご覧ください。