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副振動!? [2009年02月27日(Fri)]
 皆さん、「副振動」という言葉を耳にしたことがありますか?海水面が短時間に急上下する現象のことを指します。この「副振動」が24日から25日にかけて観測されたとのニュースが入りましたのでお知らせします。

≪以下、読売新聞より≫
 短時間に潮位が昇降する「副振動」で家屋の浸水被害や船の転覆が起きた九州沿岸では、26日も副振動が観測された。各地の気象台職員が現地で被害状況を調べ、沿岸で漁業関係者らの警戒が続いた。
 長崎海洋気象台は、27日も発生する恐れがあるとして、注意を呼びかけている。同気象台などによると、26日午後9時までに長崎市と鹿児島県枕崎市で80センチ、同県中種子町で57センチの変動があった。被害は報告されていない。熊本、鹿児島両地方気象台は同日、住宅への浸水や漁船の転覆などの被害があった熊本県天草市と鹿児島県薩摩川内市上甑町にそれぞれ職員を派遣、住民から当時の状況を聞き取るなどした。
 家屋8棟が浸水した熊本県天草市で調査した熊本地方気象台の福川雅三気象情報官は「10分間隔で海面が大きく上昇し、短時間に約2メートルの潮位変動があったと思われる。副振動での被害は県内では聞いたことがない」と話した。
 気象庁によると、日々の潮位の変化を主振動、それ以外の潮位の変化を副振動と呼ぶ。副振動は、港湾や堤防に囲まれた海域で観測され、数分から数十分で海面が大きく昇降する。「あびき」とも呼ばれ、流れが早くて漁網が流される「網引き」に由来するとされる。
 今回の大規模な副振動について、津波や高潮に詳しい東京大地震研究所の都司嘉宣・准教授は「何らかの原因で中国大陸で発生した微弱な気圧の波が黄海の波と共鳴し、振動が増幅することがある。これが九州各地の湾内の波と共鳴し振動が大きくなって、潮位を昇降させた可能性が考えられる」と分析している。

「副振動」自体はそれほど珍しい現象ではありませんが、被害を及ぼす規模での発生は珍しいようです。
海ごみ問題、外交交渉に進展! [2009年02月26日(Thu)]
 毎年冬になると日本海沿岸に大量漂着するポリタンク。韓国のノリ養殖場から排出され漂着するものが多いこと、ポリタンクには過酸化水素水等の強酸化性物質または強酸化剤が入っているものが多いことなど、過去に海守ブログでも取上げてきました。

 海守では会員の皆さんに海上保安庁等への情報提供をお願いし、多くの情報を寄せていただきました。今後とも、『関連記事1』に該当する漂着を確認された際は、是非とも情報提供にご協力ください。

 広大な海岸線に押し寄せる大量のポリタンク、私達市民にとっては手強い相手ですが、国も外交交渉の場で韓国政府に対して原因究明と再発防止を求めるなど、少しづつ状況が進展しています。以下に、国と韓国側との交渉状況をお知らせします。

『きれいで豊かな海を守るための日韓実務協議』の内容
 国は今月6日に釜山で開催された同協議に、韓国からのポリタンク漂着被害の大きい長崎県や北九州市の担当者を同席させ、韓国側に対して、今年にはいってからすでに全国18都道府県で合計約13,000個の韓国産ポリタンクが漂着している現状や容器に入っていた液体の中には塩酸濃度が20%を超えるものがあることなどを示し、対応を求めました。

 韓国外交通商省の幹部は「被害規模の大きさと深刻さは甚大で、非常に遺憾。引き続きノリ養殖業者等への指導徹底を図る」と対策の実施を約束したとのことです。日本側の窓口である環境省の担当者は「自治体のメッセージを韓国側が真剣に受け取ったか、漂着数の推移を見守りたい」としています。
 
何事も「継続は力なり」でしょうか・・・



※掲載当初、過酸化水素水を強酸と表記しましたが、会員さんより「過酸化水素水は強酸ではなく強酸化剤である」とのとのご指摘をうけ、記事を修正いたしました。
海の道その遺産と考古学 [2009年02月26日(Thu)]
特定非営利活動法人アジア水中考古学研究所より、第2回「水中文化遺産と考古学」シンポジウムのお知らせです。

日本財団助成事業
第2回「水中文化遺産と考古学」シンポジウム
海の道その遺産と考古学

日時
2009年3月29日(日)
13:00〜16:00 (12:30から受付)

場所
福岡市博物館講堂
福岡市早良区百道浜3丁目1-1
Tel:092−845−5011

参加費
無料(資料代:希望者には500円で領布します)
※申込みは不要です。

特別講演
「海を渡った陶磁器 -中国磁器と肥前磁器の流通-」
大橋康二
(佐賀県立九州陶磁文化館前館長、現特別学芸顧問)

「玄海の漂着物 -漂着物あれこれ-」
石井 忠(古賀市立歴史資料館館長、漂着物学会会長)

調査研究報告
「岡垣浜採集品からみる波佐見焼の流通」
中野雄二(波佐見町教育委員会学芸員)・
添田征止・佐々木達夫・野上建紀

「鹿児島県坊津海底調査報告」
林原利明(アジア水中考古学研究所理事)

主催
アジア水中考古学研究所 

助成
日本財団 

後援
九州近世陶磁学会、福岡市(申請中)、福岡市教育委員会(申請中)
有田町教育委員会(申請中)、波佐見町、教育委員会(申請中)


「下里水路観測所」一般公開 [2009年02月23日(Mon)]
下里水路観測所では、3月13日、14日に施設の一般公開を行います。
当日は施設公開及び人工衛星レーザー測距観測の実演や業務に関する展示や実験などが開催されます。

日時
3/13(金)〜14日(土) 14:00〜21:00

申込み
事前の予約等は必要ありません。当日、直接観測所までお越し下さい。

場所
下里水路観測所
〒649-5142和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下里1981

公開施設
人工衛星レーザー測距装置
レーザー光線を発射して人工衛星までの距離を測る装置です。世界各国の観測ステーションと協力しながらこの装置で測った人工衛星までの距離を基にして、海図の経緯度や領海確定の基準となる下里の正確な位置を求めています。

内容
海上保安庁の各種業務紹介や、星空の間を高速で移動する人工衛星の双眼鏡による観察会等。
※ 双眼鏡は観測所でも用意しておりますが、双眼鏡をお持ちの方はご持参下さい
見学内容等についてさらに詳しくお知りになりたい場合は、観測所までお問い合わせ下さい。

その他
観測実演や体験、実験コーナーは雨天等の場合中止することがあります。ただし、その場合でも施設公開は予定通り実施します。

問合わせ
下里水路観測所
TEL:0735-58-0084
海上保安庁観閲式及び総合訓練 [2009年02月19日(Thu)]
海上保安庁より「海上保安庁観閲式及び総合訓練」のお知らせです。

〜以下、海上保安庁より〜
海上保安庁では、海上保安の日記念行事の一環として来る4月25日(土)、26日(日)の両日、東京湾羽田沖にて、海上保安庁観閲式及び総合訓練を行います。巡視船艇・航空機によるパレードや海難救助訓練など、日頃目にする機会の少ない海上保安業務の一端を実際に巡視船に乗船してご覧いただくことができます。両日合わせて40名の海守会員の皆様をご招待しますので、下記によりご応募ください。また、応募パターンは4種類(乗船日と乗船場所)ありますので、くれぐれもお間違えのないようにお願いします。
申込者多数の場合は、抽選となります。


日時
2009年4月25日(土)・26日(日)

乗下船場所
東京港・晴海ふ頭 / 横浜・防災基地
(実施場所:東京湾・羽田沖海域)

乗船予定船
ヘリコプター搭載型巡視船

出港予定
東京・晴海埠頭 13:00頃
横浜・防災基地 

※ 受付時間及び横浜・防災基地の出港予定時間は分かり次第掲載いたします。 

下船予定時間
17:00頃

注意
「国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律」に基づき規制により観閲式当日は、乗船券をお持ちでない方は保安区域(岸壁)への立ち入りができませんので、ご了承ください。

事件・事故の発生、悪天候などの理由により観閲式及び総合訓練の一部を変更又は中止になることがあります。

抽選結果
当選の方には、3/19までに通知いたします。また4月上旬に乗船券を郵送します。
抽選にもれた方には、ご連絡しませんのでご了承下さい。

その他
乗船券は1枚で1人の乗船となります。(未就学児童は応募できません。)

申込み
下記の"申込み"より必要事項を明記のうえ3月12日(木)までにお申し込み下さい。


※ PCからのお申込み
※ 携帯電話からのお申込み
プレゼント! [2009年02月19日(Thu)]
2/5にお知らせした船の文化検定ですが、多くのお問合・お申込をいただいているようです。

ご好評につき、「ふね検事務局」より試験問題集(舵社発行:1200円)をご寄贈いただきました。

つきましては、抽選で海守会員10名様にプレゼントしたしますのでご希望の方は、以下よりお申込ください。




2/28(土)締切

※ PCからのお申し込み
※ 携帯からのお申込み

沢山のお申込みありがとうございました。

※「ふね検」の受験を希望される方は、こちらよりお申し込みください。
※プレゼント当選の発表は、問題集の発送をもって代えさせていただきます。
海守事務局より会員の皆様へ [2009年02月12日(Thu)]
海守事務局より会員の皆様へ

 これまで会員の皆様への情報提供はメールマガジンとFAXNEWSを中心に行ってまいりましたが、これらを受信することが出来ない方も多いことが懸案となっておりました。各地の会員による自主企画を促進し、海守の活動の輪を全国に浸透させるためにも、より綿密な情報提供が急務となっております。そこで海守では、より多くの会員に各地の活動予定や海のニュース、海上保安庁からの諸連絡、各地で開催される会員の自主企画などを詳細にお知らせするため、「会報誌うみもり」を創刊いたします。

 「会報誌うみもり」(年間購読料¥1,000、年3回発行)は、ブログやメールマガジンでお届けしている海のニュースを更に掘り下げ、皆さんとご一緒に作る誌面を目指します。今後は、メルマガ(週2回程度)またはFAXNEWS(月1回程度)をご登録いただいていない方で、会報誌をご購読いただかない場合、海守事務局からの情報提供が受けられないことになりますので、メールアドレスかFAXのご登録、もしくは会報誌のご購読をお願いします。なお会報誌「うみもり」は独自の記事も掲載しますので、メルマガやFAXNEWSと合わせてご購読いただくことをお薦めします。

 2月下旬〜3月上旬にかけて、全会員の皆様にご案内を差し上げますが、その中に「会報誌うみもり サンプル号」及び「振込み用紙」を含めて送付させて頂きます。

 皆様にご負担をお願いすることとなり甚だ恐縮ですが、厳しい予算状況などをご高察の上、多くの皆様にご購読いただければ幸いです。


〜海守事務局は本年2月28日をもって、下記に移転いたします〜
≪移転先≫
〒104−0043
東京都中央区湊3−5−10 セントラル新富町ビル6階 (財)海上保安協会内
電話:03−3552―7001  FAX:03−3552―8012
※メールアドレスやホームページアドレスに変更はありません。

※事務局移転に伴いまして、2/27(金)15時〜3/2(月)8時まで、メール(受信のみ可)・FAX・電話が不通となります。
第3回 ほっかいどう海の学校フォーラム [2009年02月12日(Thu)]
北海道にお住まいの海守会員より、「第3回ほっかいどう海の学校フォーラム」のお知らせです。

〜以下、ほっかいどう海の学校フォーラムより〜
地域資源:みんなで育む大切な海

 私たちは海からたくさんの恵みを受けくらしています。美しく豊かな海は、文化が行き来し、美味しい魚介類をいただき、時には心を癒し感動までも与えてくれます。生物多様性や地球温暖化にも地球規模で大きな役割もはたしています。海を地域の大切な資源として守り、くらしや経済に活用するため、今、私たちはどう行動すればよいでしょうか?

日時
2/15(日)13:00〜17:30

場所
小樽市民ホール(マリンホール) 小樽市色内2丁目13番5号 TEL0134-25-9900

講師
三浦 雄一郎、琉球サンゴ君、金満智男、大塚英治、野谷悦子

対象
海の好きな方、海あそびが好き、海辺の自然体験活動に興味のある方、教員、漁師さん、行政の方どなたでも

定員
400名

参加費
無料

主催
ほっかいどう海の学校

共催
小樽築港ベイエリア活用促進実行委員会

協力
三浦雄一郎&スノードルフィンズ、北海道開発局小樽開発建設部、小樽ライフセービングクラブ、NPO法人盤州里海の会、美国・美しい海づくり協議会、小樽築港ベイエリアアクアスロン実行委員会、東海大学STAR DIVERS

申込み
事前の電話申込みや予約はいりません。当日会場までお越しください。

問合わせ
ほっかいどう海の学校 事務局 (丸山・大塚)
〒060-0009 札幌市中央区北9条西18丁目35-89(株)沿海調査エンジニアリング内
Mail:e-otsuka@cre-poseidon.co.jp
TEL:011-621-1240 / FAX:011-621-1340

講師プロフィール
三浦雄一郎(プロスキーヤー、クラーク記念国際高等学校校長)1970年エベレスト・サウスコル8000m世界最高地点スキー滑降(ギネスブック掲載)を成し遂げ、その記録映画 [THE MAN WHO SKIED DOWNEVEREST] はアカデミー賞を受賞。1985年世界七大陸最高峰のスキー滑降を完全達成。2003年5月、次男で元オリンピック選手の豪太とともに世界最高峰エベレスト山(8848m)登頂。当時の世界最高年齢登頂(70歳)と初の日本人親子同時登頂の記録を樹立。2008年5月、75歳にてエベレスト2度目の登頂を果たす。アドベンチャー・スキーヤーとしてだけでなく、全国に1万人いる広域通信制高校、クラーク記念国際高等学校の校長として、また行動する知性人として国際的に活躍中。 

官民で海岸を警戒しよう! [2009年02月10日(Tue)]
 海守ブログのご愛読ありがとうございます。このブログでも多く取り上げてきた「密漁や沿岸域の安全」に関する記事が、海守の紹介と共に本日の産経新聞に掲載されましたので、お知らせします。

〜以下、2009/02/10, 産経新聞 朝刊より〜


【主張】 覚醒剤密輸 官民で海岸を警戒しよう
 高知県の漁港で、不審船から覚醒(かくせい)剤の入ったバッグを受け取ろうとした中国人3人と、沖合を航行中の不審船の中国人船長ら6人が覚せい剤取締法違反などの疑いで逮捕された。

 押収された覚醒剤は計120キロ(末端価格120億円)にのぼる。受け取り役とみられる3人は昨年暮れに観光ビザで入国し、大阪府内でレンタカーを借りて高知県に来たという。計画的な組織犯罪の疑いが濃厚だ。警察と海上保安庁の合同捜査による背後関係の徹底解明が必要である。

 最近、外国人による覚醒剤密輸事件が急増している。財務省によると、昨年1年間に摘発した覚醒剤密輸は110件に達した。前年より5割以上増え、中国からの密輸が約半数を占めた。税関で摘発されるケースは航空便の旅客が手荷物に忍ばせる手口が多いが、今回のように船を使った大量密輸も後を絶たない。昨年11月にも、北九州市の門司港に入港した外国の貨物船から300キロの覚醒剤が見つかり、乗組員のインドネシア人らが逮捕された。

 かつて北朝鮮からの密輸入の摘発が続いた。平成10年、高知県沖の海上を漂流しているのが見つかった覚醒剤(300キロ)は、北朝鮮の洋上取引によるものだった。13年12月、海保巡視船と銃撃戦の末に自沈した北工作船から携帯電話が回収され、後に逮捕された暴力団組長らとの交信記録が発見されたこともある。

 取り締まりが強化され、北朝鮮ルートの密輸入が減少傾向にあるとはいえ、警戒態勢を緩めてはならない。

 日本の海岸線は3万4000キロに及び、米国の2万キロをはるかに上回る。それを海保の巡視船や航空機だけで守り切るのは、容易ではない。警察や海上自衛隊との連携に加え、民間の協力が不可欠である。今回も、「車で外国人らしい男たちが立ち去った」との漁港周辺での目撃情報が一斉逮捕につながった。

 平成15年2月、「海守(うみもり)」という強力な民間支援組織が生まれた。海での異変を「118番」(海の110番)通報しようという全国的なボランティア組織である。海守の通報により、かなりの成果が挙がっている。

 覚醒剤事件に限らず、拉致事件のような非道な国家犯罪を防ぐためにも、官民一体で海岸線に目を光らせることが必要だ。

カニかご漁船無事解放 [2009年02月10日(Tue)]
ロシアに拿捕(だほ)されたカニかご漁船に関する続報です。

〜以下、共同通信 海運水産ニュースより〜


元気な姿、涙で出迎え 第38吉丸「不安だった」と乗組員。
 「いつ帰れるか不安だった」。ロシア当局に拿捕(だほ)されたカニかご漁船が9日夕、約2週間ぶりに鳥取県の母港・境港に帰ってきた。関係者の拍手の中、乗組員10人は、元気な姿で港の岸壁に下り立った。「お疲れさま」。家族は涙と笑顔で出迎えた。

 午後5時半ごろ、第ショッキング吉丸の白い船体が港の沖合に現れ、ゆっくりと接岸した。 船越信弘漁労長(64)=境港市=の孫池内華ちゃん(4)は船に駆け寄り「じーじ、頑張れ」と声を張り上げ、大きく手を振った。華ちゃんの母で、船越漁労長の次女忍さん(36)は「家族で集まってゆっくりしたい」と目をうるませた。

 港で記者会見した船越漁労長は、安堵(あんど)の表情を浮かべながらも、拿捕の瞬間を「びっくりして言葉にならなかった」と振り返った。取り調べを受けたナホトカでは一歩も船の外に出られなかったといい「いつ帰れるかと不安で、非常に寒かった」と硬い表情で語った。
 
乗組員松本信行さん(50)=境港市=の姉で、出身地の長崎市から来た中ノ瀬弘子さん(53)は「『こんなに心配かけて』と怒鳴りつけてやりたい」と笑顔。別の乗組員の姉(29)は「お疲れさまという気持ち。みそ汁と刺し身を食べさせてあげたい」とねぎらった。
 
乗組員は黙々と接岸作業に取り組み、両脇に荷物を抱えて船を下りると、家族の車などで家路についた。
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