民宿が密漁・密航の拠点? [2008年11月13日(Thu)]
ごみの問題に触れた記事では、何度も対馬(長崎県)を取り上げてきました。その理由は、悲しくも彼の地が漂着ごみのメッカだからです。季節風や海流の影響から、冬になるにつれて海岸に溢れかえる無数の漂着ごみは「全量回収は不可能」とのいわれるほど大規模なものです。
そんな対馬ですが、幅わずか50qの海峡に韓国との中間線があり、国境警備の意味合いからも重要な海域です。しかし、このところ韓国漁船や不審船の出没が相次ぎ、海上保安庁では大型巡視艇6隻を配備して重点警戒にあたっています。 ここまでは新しい話ではなく、肝心なのはこの先です。前述のように、これから本格化する漂着ごみシーズンを前に対馬の状況を探っていたところ、以下の記事を発見し、愕然としました。既にご覧になった方はごめんなさい! ≪以下、08.11.13産経新聞(東京朝刊1ページ)より引用≫ 〜略〜 対馬では海岸が近くなるに従って、「ストップ・ザ・密航」「密航・密漁・密貿易 見たら聞いたら110番」の看板が目立つ。 「5年ほど前から密航船がやってくるようになった。海に囲まれているから、海上保安部の目をかいくぐりさえすれば自由に出入り出来る。そういう連中が、韓国人が経営する民宿や釣り宿に潜り込めば、捕まえようがない。海上警備を強化して水際で対応してもらうほかない」(対馬私議)という島民も多い。 国境を背負うが故にさまざまな問題を抱える。それに追い討ちをかけるように明らかになった韓国資本による不動産の買占め問題。 〜略〜 不動産が買い占められるなど、対馬の実情が急変していることについては、海保内部でも「巡視船の航行状況を監視されたり、民宿や釣り船が密航・密輸の拠点になる可能性がある」として危機感を強め、警戒を強化する方針だ。以上。 |