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管理型漁業の光 [2013年10月16日(Wed)]
毎年の台詞になっているような気もしますが、猛暑に見舞われた
今年の夏、北海道東部の沿岸では漁業に異変が相次ぎました。
サンマの網に大量のイワシが入り、サケの定置網にはマグロまで
姿を見せました。いずれも海水温上昇の影響とみられていますが
9月に入るとオホーツクの浜も落ち着きを取り戻し、例年どおり
ホタテ漁で賑わっているようです。

しかし、このホタテ漁も、豊漁を取り戻したのは、つい最近のこと
です。オホーツク海とサロマ湖を漁場に持つ常呂漁業協同組合の
ホタテ漁は100年以上の歴史がありますが、かつては乱獲により
資源が枯渇し、ドン底を経験しました。その後、徹底した資源管理
により2012年には過去最高となる48,000トンの水揚げを記録し、
今年も豊漁が続いています。

同漁協がとった資源管理とは、組合員150人に1人当たり200万粒の
稚貝放流を義務付け、四輪採方法という独自の漁獲方法導入でした。
この漁法は、漁場を4区画に分けて稚貝を放流し、1年ごとに1区画の
みで操業する仕組みで、1979年に導入されました。また、漁業者
1人当たりの漁獲量も厳しく制限されました。

これらの取り組みと資源量回復が認められ、この5月には環境に配慮
した持続可能な漁業によって漁獲された製品に表示が認められる「M
SCマーク(海のエコラベル)」の認証を取得し、同漁協ではTPPに
よる輸出拡大も視野に、早くも増産による過密養殖防止策の検討を
進めているようです。

上記ホタテをはじめ、秋田のハタハタ、大原のアワビ、小柴のシャコ等
時に痛みを伴う徹底した資源管理により復活を果たした海産資源の例か
らも、自然界には相当の回復力があることは明らかです。しかし、その
回復力をもってさえも資源が枯渇したり、絶滅にまで至ってしまった種
が多くあることも歴史が物語っています。

人口増加やヘルシー食志向により、世界中で魚介類の消費量が激増して
います。長い歴史をもった魚食先進国として世界の範となれるよう、私
たち消費者も、単に安さや美味しさ、ブランドを追及するばかりではなく
MSCマーク(海のエコラベル)認証製品の選択など、海に優しい消費行動
を心掛けたいものです。

MSCマーク(海のエコラベル)関連記事↓
https://blog.canpan.info/umimori/archive/690
https://blog.canpan.info/umimori/archive/262
https://blog.canpan.info/umimori/archive/85

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