市民による藻場や干潟の再生活動に交付金か! [2012年09月13日(Thu)]
農林水産省が4日、過疎地で里山や干潟、藻場などの再生に取り組む
地域住民やNPO法人を支援する交付金制度を創設する方針を固め 来年度予算の概算要求に経費50億円を盛り込みました。 里山は国土の4割を占めているが、農山漁村の過疎高齢化により手入れが 不十分となり荒廃が進んでいます。農水省は里山や干潟が再生すれば景観の 向上や漁獲高の回復が見込め、地域の活性化につながるとしています。 交付金の対象となるのは、複数の集落でつくる住民組織など。コナラやクヌギが 生える雑木林で間伐や落ち葉かきをしたり、防風林の根などへの侵食が問題と なっているモウソウチクを駆除したりした場合に支給される予定です。 また、ヘドロが堆積した干潟の再生や、海に海藻の種をまいて藻場を復活させる 活動にも交付するとのことで、交付額は活動ごとに1件百数十万円を想定、受け 取るには住民側が再生計画を作り、地元自治体に申請する方法になるようです。 海守会員による活動でも活用が期待できそうなこの政策、今後も注視し 関連情報をご提供していきたいと考えております。 |