震災後の海岸清掃について [2011年04月14日(Thu)]
東日本大震災の発生から早くも1ヶ月が経過し、各地では津波等の
影響から海岸に流れ着いた瓦礫の清掃活動が徐々に始まりました。 今後、上記活動に参加される方も多いと思いますが、震災により 発生した瓦礫の清掃は、通常の海岸清掃と異なり、様々な注意が必要です。 なかでも、今回の震災では、重油をはじめとする様々な石油類や化学液類 (以下、「石油等」という)が海に流出した地域も多く、海岸の瓦礫がこれらに まみれている場合は特に注意が必要です。 以下に、石油等が漂着した海岸での清掃活動に関する基礎的な 注意事項をまとめましたので、参考にしてください。 なお、独自に清掃活動を企画される場合は、専門機関などの助言を得ることも 可能ですので、事前に海守事務局までご相談ください。 ≪1≫ 原則として、石油等が漂着した海岸清掃での清掃活動はボランティアだけでは 行なわず、地元自治体などに相談してください。 ※海守事務局でもご相談に応じます。 ≪2≫ 石油等からは有害な揮発性ガスが発生している場合もあります。 多くはすでに揮発したものと思われますが、事前検査など、作業前には 充分な準備が必要です。 ≪3≫ 石油等にまみれた瓦礫などは、通常の焼却処分が出来ないこともあり 原則的にドラム缶等を用いた一時保管が必要となります。 ※福井県や石川県では、ナホトカ号事故の教訓から備蓄していた ドラム缶を被災地に提供していますが、用途が分からず活用されていない ケースもあるようです。 ≪4≫ 通常の海岸清掃でも、回収したごみを海岸等で焼却することは出来ませんが 石油等にまみれた瓦礫を燃やすことは極めて危険です。 ※延焼や有毒ガス発生等の恐れがあります。 ≪5≫ 自治体等の要請により、石油等にまみれた海岸の清掃に参加される際は 必ずメガネ類、防塵マスク、耐油製のゴム手袋を着用してください。 ※ご不明な点は、海守事務局までお問合せください。 ※石油等の漂着情報も歓迎いたします。 〜海守事務局〜 TEL:03-3552-7001 Mail:info@umimori.jp |
石油類、重油などで、汚れを落とすのに、石油系の洗剤で無く、水で汚れを落とせる水があります。
養殖業の方などは必要としてるかもしれませんので、お知らせします。
日本海、ナホトカ号の油汚れ落としで、好評を得たと聞いております。
茨城の無線通信士より。