世界VS海賊 [2009年03月19日(Thu)]
ソマリア周辺海域で多発している海賊事件に対応するため、3/14に日本の護衛艦2隻が出港したニュースはご存知と思いますが、いったいこれらの海賊事件は私達の生活にどんな影響を及ぼすのでしょうか?簡単におさらいしたいと思います。
そもそもソマリアって? アフリカの角(東アフリカ)と呼ばれる地域に位置する国家で、エチオピアやケニア等の隣国です。1991年に勃発した内戦により国土は分断され、事実上の無政府状態が続いています。→つまり、自国で海賊の取締が出来ない。 ソマリア周辺海域って? ソマリアのすぐ北に位置するアデン湾は、日本からスエズ運河・地中海を経由してヨーロッパを結ぶ重要な航路で、ここを避けて通ることは出来ません。 いまなぜソマリアが危険なのか? 海賊事件は世界各地で頻発(年間約300件)していますが、各国の努力により航路安全の確保が進められてきました。つまり、警備が厳重になってきたわけです。そこで海賊達が目をつけたのが、無政府状態が続き、比較的警備が薄かったソマリア周辺なのです。 また、近年の海賊は手口が巧妙かつ大規規模になり、なかには大型母船(船体に複数の襲撃ボートを格納)を使った組織的な襲撃や、各国警備艦船の注意を逸らす「おとり作戦」などが行われています。 被害はどれぐらい? 2008年に海賊に拿捕された船舶は42隻で、815人が人質になっています。平均すると、人質1人あたりの身代金は推定1,250万円で、昨年だけで102億円もの現金が海賊達の懐に転がり込んでいます。現在のソマリアの経済事情を踏まえると、国家最大の外貨獲得手段がほかならぬ海賊ビジネスなのです。 また、貿易の99.7%を海上輸送に頼る日本にとって、主要航路に位置するソマリア周辺海域の安全確保は生命線といえます。 ちなみに、危険を避けるためにこの海域を通らずにアフリカの希望岬を経由する輸送ルートもありますが、日本到着までに数日余計な時間がかかります。たかが数日と思われるかもしれませんが、1日1000万円ともいわれる巨大船舶の運行コストは私達市民生活に確実に圧し掛かってくるのです。 もっと知りたい方へ! @海守の助成元である日本財団や、海洋政策研究財団、(社)日本船主協会が主催して3/24(火)の13:30より、「ソマリア沖海賊緊急報告会」が開催されます。参加無料ですので、関心のある方は是非ご参加ください。 →詳細&お申込はこちら A各海賊事件や船舶事故の詳しい開設は→ブログ「海洋汚染情報」 |
ソマリアで海賊を追っかけるような茶番に費やす時間と労力があったら北朝鮮をどうにかしてください。明らかに順番が間違っています。「極論ですが自衛官として行動する以上、一人の国民を守るため十人の自衛官が犠牲になったとしてもその作戦は成功だと思います」それでは1000人ほどの自衛官に殉職してもらいましょう、北朝鮮を潰すために。
極論ですが自衛官として行動する以上、一人の国民を守るため十人の自衛官が犠牲になったとしてもその作戦は成功だと思います、もちろん無事任務を終えるに越したことはないですけど。
税金の話がでてましたが、PKOなどは自衛隊の予算内で派遣するので特別な予算は組まないそうですが今回も同じではないでしょうか。
国内ではこの自衛隊派遣について、反対意見もあるようですが、何が危険か?を考えれば国家を持たない、つまり海上にあっては、海賊は何よりも大きな脅威です。
海に働く者たちをやっと国が守ってくれることを考えてくれたと思っています。
海賊も生きていく為の手段といえばそれまでです、船員たちは一年の大半が国外に在っても、本国に税金を納めいるのです。
反対されるされる方、あなたのあまりの環境が良過ぎるのではないでしょうか?海に働く者たちにこの程度の贅沢与えてやってください。
そのためには危険もあると思います。それを回避しながら自己利益を追求す為だと思います。その結果が日本の自衛であり又海賊たちの言い分だと思います。自分(日本)を守る為の自衛隊、保安部の出動はやむを得ないと思います。無事任務遂行を願います。
昨年
海上保安官も乗船しているそうですが、航海の安全と、無事任務を終えて帰国することを祈ります。