漁業に迫る多くの危機 [2008年11月20日(Thu)]
共同通信社の連載記事「漁業に迫る多くの危機」をシリーズで取り上げます。
第1回目は「サワラ豊漁 変わる三陸の漁場」です。 ≪以下、共同通信社「海運水産ニュース」より≫ 「くめども尽きぬ」といわれた海の魚。貴重な食料として多くの人々の命を支え世界中で漁業に携わる人は3千万人を越える。だが、乱獲や海の環境破壊によって各地の漁業は危機的な状況に追い込まれ、これに地球温暖化が追い討ちをかけることが心配されている。変わる漁業と海の環境に向き合う各地の人の姿を追った。 引き上げられた定置網の中で、旬を迎えた秋サケやスルメイカに交じり、サワラの銀鱗が躍る。岩手県大船渡市三陸町の漁業、大内要治さんは「サワラがこれだけまとまって獲れるなんて十年前では考えられなかった」と、高級魚の水揚げに顔をほころばせる。 親潮と黒潮がぶつかり、世界三大漁場の一つに数えられる三陸沖で、漁獲する魚種に変化が表れている。暖水を好み、西日本を主漁場とするサワラが、岩手県内でまとまって水揚げされるようになったのは2000年で27トン。07年には485トンにまで急増し、青森、宮城両県でも同様の傾向を示している。 太平洋での水揚げ急増の要因について、岩手県水産技術センターの後藤友明主任専門研究員は「海水温上昇などによる日本海の海況変動で回遊経路が北にシフトし、秋に津軽海峡を抜けてくるサワラが急増したため」と説明する。 漁獲の変化はサワラだけではない。同センターの調査では最近10年間、岩手県沖ではスケトウダラなど年ごとに豊漁と不漁を繰り返す魚種が目立つようになった。 後藤研究員は「漁獲の不安定さは、海水温の不安定さと連動する」と分析する。ここ数年、暖水と冷水の勢力分布の変化が激しい。水温も短期間に上下し、変動幅が大きくなっているという。 北里大学海洋生命科学部(大船渡市)の朝日田卓・準教授も「温暖化との関係は明らかではない」と慎重だが「地球全体のエアコンが故障しているという印象だ。この状況が続けば漁業に影響を及ぼす可能性もある」と漁場の異変を注視している。以上。 次回は「カツオ漁」を取り上げる予定です。 |
多量の放射能が排出されます。
三陸の漁協も反対していますが、
究極の海洋汚染ではないのでしょうか。
漁師の子で昔々ですが、記事に掲載されている大船渡市で小さい頃から船に乗っていました。
今、大船渡魚市場に水揚げされている毎日の状況を「ブログ 魚ログ」に大船渡魚市場の新沼さんがアップされていますが、私の知っている知識と一致しない南方系の魚の水揚げ情報もありますし、元々漁獲のあった魚も昔とは時期ずれが生じている感じがします。
私が海守に登録したのも、この危機感からです。
大切な海を守るためには、自分たちで出来る小さな積み重ねをしていくしかないのでしょうか?
また船の燃料は小型船舶の多くはガソリンなので通常の税金が取られています。リッター当たり1キロメートルしか走らないので死活問題です。なんらかの救済措置を切
に望んでいます。
また船の燃料は小型船舶の多くはガソリンなので通常の税金が取られています。リッター当たり1キロメートルしか走らないので死活問題です。なんらかの救済措置を説に望んでいます。
揮発油税において船は道路を通行しないとの理由で2重課税になっていません。今回の高速道路での自家用車祝日・日曜等限定で千円(ETCが必要ですが、0円が望み。)
食の安全(ウナギの偽装等)の為にも小型漁船においては、期間限定付きでも揮発油を0円にして頂ければ、必ず景気回復の起爆剤になると思っていますし、食卓に出る「海の幸」も増え豊かなニュースとして聞きたいものです。
海流変化で捕れる魚も変化・・・・。
マグロ漁の乱獲危機・・・。
問題山積・・・。