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砂が、浜が、消えていく [2007年11月22日(Thu)]
ある会員さんから、台風などの影響で消滅した砂浜を元に戻す活動をしている方を紹介していただき、少しだけお話を聞く機会がありました。これに限らず、各地で深刻化している海岸侵食から、愛すべき海岸を守ろうと活動している団体や個人、自治体等は多いのですが、一度バランスを崩された海岸を正常な状態に戻すことは非常に難しく、試行錯誤が繰り返されているのが現状です。

そもそも私には、「なぜ、今になって砂浜が消えているのか?」「台風などで砂浜が削られるのは昔から同じでは?」という疑問がありました。だって、台風ごときで砂がなくなってしまうのなら、日本中の砂浜はとっくになくなっているはずです。そこで、専門家や活動家の皆さんからお話をうかがい、私なりに勉強してみました。すると、当然ですが、ちゃんと理由があるのです。海岸は消えるべくして消えつつあるのです・・・

まず、水や風など自然の力で地形などが「シンショク」される場合には「浸食」という字を使いますよね。ですが、海岸の「シンショク」を表す際に、行政や学術書は「浸食」といわずに「侵食」を使います。そこには、領土が侵されるという強い危機感が込められていると共に、その原因者が自然だけではなく人間なのだということを、暗に示しているように思えます。

前述のように、台風などによって砂浜が侵食されるのは昔から同じですが、山・川・海岸・海が自然のまま繋がっていた頃は、沖に連れ去られた砂も自然循環によってやがては海岸に戻り、山や川などからも水と共に土砂が運ばれてきました。しかし、ダム・洪水対策・護岸・消波ブロックなどの人口建造物によって自然循環が妨げられ、海岸は侵食と堆積を繰り返しながら保ってきた絶妙なバランスを失ってしまったのです。そして、波の力を弱める効果をもつ砂浜が弱ると、荒波は強力なまま海岸の奥まで押し寄せ、皮肉にも防波堤や護岸を痛めつけています。

もちろん、前述のような人口建造物を全て悪というつもりは毛頭ありませんが、白砂青松として名高い多くの砂浜が、着実に「侵食」されている現状に強い危機感を感じました。
コメント
私の住む浜は白砂青松の澄んだ青い青い海の、それはそれは美しい浜でした。
しかし10年前より突然、大台風の襲来により砂がごっそりと取られるようになってしまいました。
そして長い月日を経てようやく春、四月頃砂が回復しつつあっても、やはり元の状態の2/3程度です。
そして5月からは早速に嵐の到来。
砂は戻る間がありません。
狭くなっていく私達の美しい浜。
とてもつらいです。
海が美しければ美しいほど、悲しいです・・・
Posted by: Okada  at 2008年01月06日(Sun) 21:22

下手な消波ブロックや導流堤で浸食のスピードが速められる現実もあります。しかし海岸線はもともと浸食されていくモノです。海岸線の変化のより大きな原因として、防砂治水重視の河川管理のありかたで上流より供給されていた砂が分断されてしまった現状が有ります。

白砂青松の浜 海岸の原風景の様に思われてますが、これも人の生活によってまがい時間をかけて作り出された「里の海」の風景です。
上流で製鉄の為「山ごと崩す」様な採鉄が行われ、砂鉄をとった残りが大量に流される。砂は砂浜を形成し防風林として松が植えられる。松林は生活の中で有効利用され、保全され続けてきた。

海岸の保全というのはいろいろな切り口で、深く「人と自然の関わり」を取り戻して行かなければ、出来ないことという気がします。
Posted by: もぐりのもぐり  at 2007年11月27日(Tue) 06:41

地球温暖化の30%占める東アジア。なかでも、自然破壊、今日の100年間、人々に利便性あるから人工建造物により自然のサイクルを壊すことは、次の子供たちを どう、Defenseしていくのか。『無知な人々に、どのように認識させるか。』考えさせられる。この10年間で『マス』より『個人』へ変化。コミニュ-ケ-ションSNSが主流。海守
SNSが存在してもおかしくない。とくにmixiなどは、会員制なれど800万人いるとか。しかも、年を追うごとに増えていっている。無知は、無視に繋がるといったのは、曽根綾子さん。これ、『行政』『政治』『環境』『我が国の素晴らしさ、ならびに、欠点』に関して、いかに、人々の『無知』が多いことか。地域密着で人々に無視にならぬよう、各種方法で情報伝えてゆきたい。
Posted by: 小柳 勝彦  at 2007年11月26日(Mon) 16:16

地球温暖化とか砂浜が消えるなど感じることは、人間の驕りがその一生の短いことを無視している限り、続くことだろう。けれども、人類の生活レベルがいかに向上しても、それが自然の一部に過ぎないことに変わりはない、個人はたかが百年生きられるにすぎない。自然現象、その変化はもっと長いスパンで考えられるべき。
Posted by: 田野 明彦  at 2007年11月23日(Fri) 16:13

そうですね、確かに最近では新聞社以外の所では「浸食」ではなく「侵食」を使うようになってきましたね、ある意味、今起きている自然災害はほとんど人災と言っていいほど人々が生活することで消費されたり放出されたりするあらゆるエネルギーの影響が環境に負荷を与えているといってもいいですね。海岸清掃から始まった私たちの活動も今では漂着ゴミの調査や堆砂垣の設置、海岸侵食の原因となっている、ダムの上流からダンプで砂を運んで、海浜植物の播種による砂浜の保全、また石油やガスが普及される前(燃料革命が起きる前)の時代に生活の中で行われてきた、海岸林の維持管理など行うことで行政や市民への啓発を兼ねた活動を行っております。すべてボランティアで一ぺんにすべてをやったり、元に戻すということはできないが、多くの方がこうした環境問題を意識してなんでもいいからやれることをやったら、無駄な公共事業も減って我々市民の税金も大事に使われるのだろうけどなかなか市民の意識が高まらないのが現状である。
Posted by: はまうみ  at 2007年11月22日(Thu) 21:23

へぇ〜 そう言う事で 浸食から法的にも行政的にも・・・侵食なんだ!
人口建造物って人間が作ったものだけど 消えた砂浜の砂は海底に堆積し そして 豊かな漁場だったところが消えてなくなり 死と化すのだろうか!?

〜〜〜〜〜((((((ノ゜凵K)ノあぁ
これも人間のしたことだから 人工的に砂浜を作り そして せせらぎとして保護している!
これからは 保護とか保全だから

Posted by: Billy  at 2007年11月22日(Thu) 20:09

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