海水温が一度上がると? [2007年11月08日(Thu)]
広島県内ではこの20年で、海水温の平均が約1℃上昇し、高知など約100km南下した地域と同程度の暖かさになっていることが、同県による調査で明らかになりました。海水温の上昇は全国各地で観測されているのですが、いったいどんな問題があるのでしょうか?
水産総合研究センターの某研究者は、数値実験の結果から、海水温が1℃上昇すると、サンマの平均体重が約7%減少するとの予測をたてています。サンマが痩せるぐらい・・・と思われるかもしれませんが、さにあらず。サンマは暑さにバテてて痩せるわけではありません。それは海流の変化や海水の2層化、プランクトンを初めとする生態系全体を巻き込んだ負の連鎖によって引き起こされる現象なのです。たった1℃でも、お風呂の温度とは訳が違って、海全体に深刻なダメージを与えかねないのです。以下に海水温上昇によって発生すると予測されている例を3つご紹介します。 1、「海のゆりかご」がなくなる? 魚介類の産卵や成育の場として重要な藻場が荒らせれ、酷い場所ではなくなってしまう現象が各地で報告されています。水質悪化などの原因もあるでしょうが、アイゴやブダイなど南方の藻食性魚類が犯人になっているケースが目立ちます。これは、海水温の上昇によって、本来は南で暮すはずの魚が北上し、藻を食いあさっているためです。産卵と育成の場所がなくなると・・・ 2、日本の周辺にイワシやサンマがいなくなる? 比較的冷たい海水を好んで回遊するイワシやサンマが、もともと温暖である日本周辺の海域から姿を消すのではないかと心配されています。これは、海面に近い水が温まると栄養分が豊富な深層水と混ざりにくくなり、プランクトンが減少するため、連鎖的にプランクトンをエサにしている魚が減ると考えられています。 3、海岸や干潟が沈む? 現在の日本には、満潮時の水位より低い土地に200万人が暮らしていて、そこには50兆円相当の資産があるとされていますが、温暖化によって海水面が上昇すれば、海岸や干潟と共に水没する可能性もあります。なお、仮に海水面が65cm上昇したとすると、全国で約8割の海岸が消失するそうです。 例をあげればキリがありませんが、海の温度上昇は私達の生活を直接的、間接的に脅かすかもしれないのです。たった1℃といえども、絶妙なバランスの上に成り立っている生態系にとっては重大異変に他なりません。地球規模の温暖化は、私達にとってあまりにも大きな課題ですが、まずは自分達のこととして捉えることが問題解決の第一歩になると信じています。 |
いくらエコカーが増えてきたといってもまだまだでしょ。
未成年者や高齢者運転の交通事故が多いと思うんです。なので免許の取得は20歳以上65歳位をめどに運転取消。
ただし免許証を提示すれば65歳以上の方はタクシーやバスの割引有り。みたいな方法で車の排気ガスも少しは減るかもしれないですし、バスやタクシーの乗車率も上がるじゃないですか!!
まっ、勝手な考えなんですが・・・。
あとは少しでいいので昭和の生活にもどすなんてどうですか?
あの頃って無駄なく生きてるって感じませんか?
自分達が生きている間はなんとか大丈夫だから・・・。とか全く関心がなかったりして・・・。
もっと大きく取上げるべきですよ。
今の状態から私が動けと言われたとしてもどうしたらいいか正直わかりません。
でも国をあげて提案をだしてくださればやりますよ!!!
やりませんか???
我々、団塊世代の遺物と私は認識して、如何に、地球の長寿を図るかを提案していくのが、残された人生と考えて、活動しております。
コメントありがとうございました。当ブログでは1℃の海水温上昇によって海水面が上昇すると主張しているわけではありません。たった1℃の温度上昇でも海には様々な影響があるという点をご紹介した記事ですので、ご理解ください。また、海面上昇と海水面上昇の因果関係については、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)や国連専門委員会などでも採用させている考え方であり、信頼のおけるものと考えております。
あがるというのは日本の間違った解釈です。
海の、今日置かれてる環境、温暖化の弊害をどう、伝えるか。かかる我が国の海、世界が、ジワジワ擦り寄ってくる負の連鎖、マイナス環境を意識する課題をこれからも提供してほしい。チラシでもあれば、2000枚ほど配布できます。環境のマイナス連鎖『無知』は、人々の『無視』につながります。