練馬区では、福祉のまちづくり推進条例に基づき、一定規模以上の区立施設等の整備に区民の意見を聴取し、設計に反映させることにより、高齢者や障害者、子育て中の方々など、誰もが使いやすい施設整備をめざしています。
今回は、区立中学校の改築前にバリアフリーについてご意見をうかがった、車いす使用者、聴覚障害の方と、新たにお願いした視覚障害の方に、改築後の施設の使い勝手や整備内容について、現地で確認をしていただきました。

最初に、ご挨拶と整備内容についての報告。
その後、区民の皆さんと一緒に施設内をめぐって現場確認。

一般トイレの中に設けられた広めのブース。車いすで入れるか、折り戸の使い勝手はどうか、など確認していただきました。

エレベーターホール。ボタンの高さ、分かりやすさ、点字表記など確認していただきました。

1階に設けられた、だれでもトイレの様子。

玄関に設けられた、施設全体の案内板。

最後に、区民の皆さんからいただいた意見を共有しました。
練馬区では、区立施設の建て替え等に合わせてバリアフリー整備をすすめています。
今日の検証に参加された皆さんは、段差のない経路やエレベーターなどの基本的なバリアフリー整備に加えて、さらに
「職員来客用の玄関にベンチがあるため靴の脱ぎ履きがしやすい」
「教室の扉に縦長の窓がついているので聴覚障害者でも中の様子が分かる」
「廊下は幅も十分にあるため、車いす使用者も支障なく利用できる」
等、様々な工夫を感じていただけました。一部で、エレベーターの操作ボタンが少し分かりづらい等のご意見もありました。
今後も引き続き、高齢者や障害者、子育て中の方々など様々な区民の皆さんから、バリアフリーに関するご意見をいただき、区立施設等の整備に少しずつ活かしていきます。