2012年05月30日
「野菜畑をメンテナンスする」 1回目
2012.05.30
「野菜畑をメンテナンスする」 1回目
今日は先日野菜を植え付けした畑に行き、
メンテナンス作業を行いました。
畑に着いてまず驚いたのは、一面の草!
まるで芝生のようでした。
有機農法だからこそ見られる光景のようです。
最初は恒例の「ミニ講座」
今回は「農薬」について話をしていただきました。
化学肥料は日々進歩し、便利で効率的な反面、
さまざまな害も報告されているようです。
また、日本の農薬の使用基準は、アメリカやヨーロッパに比べて、
かなり高いそうです。中国よりは低いようですが。。
消費者の立場として野菜を選ぶ際、
この野菜は何の農薬が使われて育てられたのか
知ることが出来ません。
今の段階では、本当に安全な野菜は有機農法で作られたもののみのようです。
講座が終わったあと、まずは、草とり。
一本一本とっていると日が暮れてしまうので、
手のひらを全面使って、土の表面を掘り起こしながら、
一緒に草も巻き込んでいきます。
次に、野菜の周りの土を軽く掘り起こしながら、
中に新鮮な空気をとりこませ、
根の成長を促します。
また、肥料が必要な野菜には、鶏糞を周りに蒔いていきます。
今回は新たに7種類の野菜の植え付けも行いました。
オクラ、きゅうり、ゴーヤ、ひょうたん、落花生、セロリ、スティックセニョール(茎ブロッコリー)
きゅうり、ゴーヤ、ひょうたんはつるが伸びる野菜のため、
竹の棒を合掌造りに組んで、つるが巻きつくようにネットを貼ります。
野菜の種類によって、ネットを貼ったり、麻のひもを上から吊るしたり、盛り土をしたり、
わらをひいたり、それぞれの野菜が育ちやすいように作業をするさまは、
まるで我が子を育てるような感覚ではないかと思うほどでした。
落花生は根粒菌が空気中の窒素を固定し、
栄養素を作り出すことが出来るので、
肥料を与えないなど、いろいろと学ぶことが出来たと思います。
今回から学生たちに、
「野菜の観察日記」つけてもらうことにしました。
自分達が選んで植えた野菜がどのように生長していくのか、
また、野菜が出来るまでどのようなことを注意し、育てていくのか、
日記をつけることで、野菜の日々の成長や変化を感じてもらいたいと思っています。
卒業までに畑にはあと3回来る予定になっています。
野菜が成長する中で、自分たちも様々なことを学び、気づき、
一緒に成長していってもらえればと思っています。
野菜の成長、人の成長、
これからも楽しみです。
終
「ユニアート」に挑戦!
「ディベート」に挑戦!
「本当の豊かさ」とは
2012.05.23
「本当の豊かさ」とは
今日の授業は、「本当の豊かさ」とは
講師にアフリカのザンビアに青年海外協力隊員として
2年間の赴任経験のある横松盛人さんを招いての授業でした。
写真パネルなどを見ながらアフリカの人々の生活ぶりなどを聞き、
物が無いという生活は「可愛そう」なのか、考えました。
「私たちは日本でたくさんのものに囲まれて生活しています。
シャンプー1つ購入するにも、店にはたくさんの品揃えがあり、
その中から自分にあったシャンプーを見つけることができます。
その一方で、どれが良いか迷ったり、悩んだり、
たくさんある商品に振り回されることは無いですか。
物が無ければ智恵や工夫をする楽しみがありますね。」
そんなお話を聞くうちに、豊かさについて今までと違った視点があることに
多くの学生が気づきました。
最後は、ザンビアの主食シマと最も日常的な料理をいただき、
心と体に栄養のついた授業でした。
終
2012年05月22日
「絵本を読もう」 と 「人権を考える」
2012.5.21
「絵本を読もう」 と 「人権を考える」
午前中は、自分の読みたい絵本を選び、
2人ペアになって絵本を読みあいました。
大人になると触れる機会が少ない絵本ですが、
読んでみると意外に奥深い、芸術的、感動的、など
子どものときとはまた違った感情が動きます。
そんなこころの揺らぎを味わいました。
また、読んでもらうことはあっても、読んであげる機会はなかなかないもの。
読んであげること、読んでもらうという中で、お互いの距離感が変わってきます。
絵本という非日常を楽しんだ時間となりました。
午後は、一転して「人権を考える」。
人権って何?少し難しい課題でしたが、日常生活の場面を切り取りながら、
私が私として生きるために大切なことは何かを学びました。
人権は天から降ってくるものではなく。人の歴史の中で獲得し、
守り続ける努力が必要。
あたりまえのことを当たり前のこととして学びなおす中にも、
新たな気づきがあるものですね。
終
2012年05月18日
隠れ3滝ハイキング
2012.05.18
「隠れ3滝ハイキング」
今日は日光霧降高原にある、隠れ3滝を目指してハイキングをしてきました。
昨日夜から雷と雨が続いていたにも関わらず、
幸運にもお昼前には雨が上がり、ハイキング日和になりました。
まず最初に目指したのは3滝の1つ「丁子の滝」を目指します。
なぜこの名前が付いたのかというと、滝の形が「丁」の字に似ているからだそうです。
滝に向かう途中に、小動物と遭遇!
恐らくハクビシンでは?ということでした。
出逢うのはとても珍しいことだそうです。
丁子の滝への道は下り坂。
昨日の雨で地面がぬかるんでいる中、学生たちは川に落ちないように、
慎重に歩みを進めていました。
丁子の滝は比較的静かで、まわりの景観とあいまって、
とても品を感じる滝でした。
滝つぼの近くまで行く学生、少し遠めで見ている学生、色々でしたが、
それぞれが滝から流れる水を感じて気持ちよさそうでした。
次に向かったのは隠れ3滝最大の「マックラ滝」を目指します。
丁子の滝から約30分ほど歩いたところにマックラ滝はあります。
高い位置からたくさんの水しぶきをあげて落ちてくるさまは、
とても力強く、堂々としていて、とても男性的な滝でした。
滝つぼまで近づくと、その大きさ、迫力に圧倒され、
上空からほとばしる水しぶきと、それに伴う風が吹き抜け、
たまった疲れを吹き去ってくれるような感覚でした(笑)
この滝の滝つぼまで近づいた学生は4名。
滝の迫力に圧倒されつつも、その場にいることを、とても楽しんでいる様子でした。
その後は、滝の入口付近にある広場で、滝を愛でながらお昼休憩。
お昼ごはん&差し入れのケーキを食べつつも、
落ちていたロープで長縄跳びをしたり、
川に向かって石投げをしたり、
木に登って、枝が折れて、落ちた人がいたり(笑)
石に座ってたそがれたり、
それぞれがリラックスした楽しい時間を過ごしていました。
滝まで来たからには、また同じだけ戻らなくてはならない(笑)
みんなが疲れと戦いながら、時にふざけ合い、無事に戻って来れました。
そして国際自然大学校に戻ってからは、
今日歩いて一番気になった「色」「景色」を全員でシェアしました。
人それぞれ気になった色はさまざまで、
緑、濃い緑、明るい緑、ピンク、白、グレーなど、
見るものも違えば、感じる色も違う。
そしてこれからそれぞれが進んでいく道も方向は違えど、
このユースワークカレッジで共に過ごした時間、思い出はみんな一緒です。
これからも色々なことを全員で楽しみ、笑い、学び、助け合うなかで、
たくさんの思い出を共有し、有意義な時間を作っていきたいと思っています。
終
2012年05月16日
有機農法とは&野菜植え付け
2012.5.16
「有機農法とは&野菜の植え付け」
今日は昨日の雨が嘘のように、朝から快晴でした。
畑の土が心配でしたが、水はけが良かったため、土は乾き、
野菜の植え付けをスムーズに行うことが出来ました。
今回は農業従事者の1%しか行っていない「有機農法」を生業にされている方に、
全体の指導をしていただきました。
まずは「有機農法とは?」「有機肥料と化学肥料について」「有機農法のメリット&デメリット」を
題材にしてミニ講座をしていただきました。
興味深い話に学生たちは関心をもって聞いているように見えました。
有機農法は手間がかかる。でも土が熟成されて活力がある。
作物が必要な3大栄養素以外の微量成分も多く含まれているため、
出来た野菜の味が濃くて美味しい。
しかも土が固くなりにくいため、農業が自然に循環していく。
今回は16名を4グループに分けて、植え付け作業を行いました。
植えつける野菜は学生自身が決めたもの。(1グループ2品種)
しかも他のグループとは種類が違うため、全部で8品種+α植え付けをしました。
なす、きゃべつ、ほうれんそう、とうもろこし、枝豆、かぼちゃ、トマト、オクラ、すいか、メロン、カリフラワー。
土を盛り上げる高さ、植える間隔がそれぞれ違い、わらをしく作物、支柱を立てる作物など植えつけ方は
多種多様でした。
雑草が生えてこないように、雨の跳ね返りを防ぐ(雑菌を防ぐ)ためにわらをしく。
根を傷つけないように、植えつけたらすぐに支柱を立てる。
受粉がしやすいように3列にして植えつける。など、
まるで子どもを育てるような配慮がいたるところにありました。
今後9月までの間にあと4回畑に通います。
そこでは作物を育てるための途中の作業をしたり、作物以外の草を抜いたり、
作物が育つ過程を観察したり、収穫した作物でみんなでお昼を作ったりする予定です。
植えつけた野菜が元気にすくすく育ちますように〜
そして学生たちも一緒に成長していってくれたら、こんなにうれしいことはありません。
今後が楽しみです!
終
2012年05月14日
レゴで運動会をつくる&わたしマップ
2012.05.14
「レゴで運動会をつくる&わたしマップ」
今日は4チームに分かれてレゴブロックでの制作活動です。
テーマは「運動会」
それぞれ思い思いに運動会のイメージを膨らませていきます。
まずは個人個人で制作開始。
表彰台、玉入れ、平均台、実況席、長縄飛び、
地獄の障害物レース、騎馬戦、などなど、
それぞれのイメージを形にしていきます。
当たり前ですが、同じものを作っても、
出来上がるものはそれぞれの個性が発揮されていました。
個々の制作が終わった後は、それをグループごとに1つの作品にしていきます。
足らないものを付け足したり、配置を考えたり、組み合わせを検討したり、
それぞれの話し合いの中で作品が仕上がっていきます。
最後にその作品のネーミングを考え、
それぞれのこだわりのアングルで写真を撮り、みんなの前で発表。
こだわったポイントや、どうしてこうしたか?など、
理由をつけて作品の説明をしてもらいました。
個人的な意見になりますが、レゴはシンプルで奥が深く、まずなにより楽しい!
頭にイメージを浮かべ、ゼロから作り、みんなと協力して一つの作品を作る。
いろいろな学びの要素がちりばめられていると感じました。
午後は2人1組になって、あるテーマについて、
5W1Hを意識して、相手から質問されたことに対して答え、
また、自分も相手に質問していきます。
課題は「話をふくらませる」ことです。
相手との会話をより発展させるために、単発な答えであっても、
それを元に話をふくらませていきます。
そうすることで話が思いもよらない方向に行ったりすることがあっても、
それはそれでいろいろな気づきや発見があるかもしれません。
その後は「わたしマップをつくる」
中心に自分の名前を書き、
35個のキーワード(口下手、慎重、マイペースなど「)を
自分の名前の周りに書いていきます。
自分に近いと思うものは名前の近くに、
遠いものは離して書いていきます。
それにより、今の自分が克服したいと思っていることを自己認識し、
また、それを人に話すことで他者の意見も聞ける。
自分では引っ込み思案と思っていたけど、
他者からの意見はそんな感じしないよ(笑)など、
いろいろな気づきも得られたマップになりました。
終
2012年05月11日
アウトドアクッキング
5月11日【金】
「アウトドアクッキング」
今日は国際自然大学校 日光霧降校にて「アウトドアクッキング」を行いました。
天気は快晴!心地よい風が吹く中、学生たちは思い思いに考えをめぐらせ、
食材と格闘していました。
料理メニューは3種類
1.焼き麺チーム(そば×らーめん×うどん)
2.餃子ピザチーム(5種)
3.動物汁チーム(牛×豚×鶏)
3チームに分かれての「屋台形式」
共通テーマは「楽しく」「常識から離れて」「わくわくする料理を!」
出来た料理を熱々のうちにまず自分達で食し、その後他のグループにもふるまいます。
料理の出来は、グループ間のコミュニケーションの活発さが鍵になります。
理想は全員が共通の出来上がりイメージを持ち、食材を切り、火にかけ、盛り付ける。
それぞれのチームが試行錯誤しながら料理をしている姿が印象的でした。
太陽の光と心地よい風が吹く中、思い思いの料理をみんなで食すことで、
学生たちにもすがすがしい笑顔がところどころで見られました。
2012年05月10日
声を出そう!
5月7日【月】
「声を出そう」 「名刺交換」
本日の授業は、臼井佳子さんによる「声を出そう」です。
ふだん自分ひとりでは大きい声を出す機会もないもの、
教室の中で、少しはなれた相手に向かって声を届けます。
矢のように一直線ではなく、弧を描くように弓なりにやわらかく届ける。
そう意識して声を出すと、さっきまでと違った声が出てくる。
声という自分の道具を知り、息をたっぷり吸って声を出す気持ち良さを感じたました。
午後は、「名刺について」です。
名刺がどんな場面で使われるか、名刺に載せるべき情報は何かを考えました。
まだ名刺を持つ経験がない学生がほとんど。
そこで思い切って全員がオリジナル名刺を作ってみました。
その後に名刺交換の練習、緊張しながらも繰り返し練習しました。