2012.12.21
自然を知る@ in 長岡樹林地
今日は野外授業です。
今回の場所はある程度近場である事から、
自転車をレンタルして長岡樹林地を目指します。
今回ご指導いただいたのは、十数年前から長岡樹林地の
整備を行っているグリーントラスト代表の合田さんです。
まず午前中は樹林地を実際に歩きながら、
山の管理状況、樹木について、野鳥についてなど
ガイドして頂きました。
当初合田さんがこの樹林地に来た頃は、全く整備がされておらず、
日もほとんど差し込まない森で怖さも感じる程だったようです。
それから十数年経ち、人の手が入ることで日が差し込むようになり、
本来の森が再生していったようです。
耳を澄ますとさまざまな鳥の鳴き声や木をつつく音が聞こえます。
チュンチュン、ギーギー、コンコンコン、
いろんな音が森に響き渡っていました。
そして合田さんは鳴き声だけで何の鳥なのか分かる。
それが分かるだけで森を歩くのも楽しくなりそうです。
木が葉を落とす冬の時期は、木の地肌の特徴、落ちているドングリの形など
をたよりにこれが何の木なのか、見分け方も教えて頂きました。
お昼は樹林地中央部にある活動拠点の小屋で頂きました。
グリーントラストのお仲間の方達が、自分たちのために
焚き火をたいてくれ、またけんちん汁、漬け物、りんごなど、
お腹いっぱいになるほどふるまってくれました。
本当に感謝感謝です!
午後は森林整備をする上で実際に行われていることを
学生たちに体験してもらいました。
・落ち葉さらい
・伐採林運び
・伐採林カット
それぞれやってみたい作業を選んで開始です。
落ち葉さらいを適度にすることで、地中に酸素が供給されやすくなり、
植物や木の成長をうながす。
また伐採林を運び、積み上げて乾燥させて薪として売り、森林整備に還元する。
ひとつひとつが森林を守っていくために大切な作業です。
学生たちはそれぞれもくもくと取り組んでいました。
今回は合田さんだけでなく、初めて出会ったお仲間の大人の方々とも
交流することが出来、学生たちにとって貴重な体験になったと思います。
自然をいつもとは違った視点で見つめて学び、感じる。
自然を知るプログラムはまた場所を変えて来月も行う予定です。
グリーントラストのみなさま、
本当にありがとうございました。
学生のみなさん、お疲れさまでした。
終
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とちぎユースワークカレッジホームページ
http://www.youthworkcollege.jp
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