2012.12.5
ものづくりA 「はしづくり」
前回のものづくりは石ではし置きを作りました。
今日はその2回目です。
はしづくりに入る前に講師の池田さんから、
「なぜ仕事が生まれたのか?」
「人はものを作り・造り・創り、仕事をしてきた」
「世界でおはしはどのくらいの人が使ってる?」
などのお話をいただきました。
毎回池田さんの導入のお話は奥深く、
そしてこれから社会に出る学生たちにとって
とても為になるものばかりです。
今回のはしづくりの材料は梅の木を使っています。
梅の木でもこれは伸びた枝を剪定して出たもので、
本来であれば捨ててしまう部分の一部を再利用しています。
まずはカッターの扱い方から教えていただきました。
人を傷つけるものは道具ではない、
人を幸せにするものが道具であると。
はしを削る作業は一見単調に見えて
とても奥の深い作業です。
削りカスを見れば、そのはしの出来が分かるほど、
削り方には熟練が必要だと感じました。
それでも学生たちは次第にカッターの扱いにも慣れ、
もくもくと削り続けました。
目で凸凹を見て、指で凸凹を感じながら削っていきます。
はしの仕上げは、長さを「自分に合った長さ」に切りそろえて終了です。
自分に合った長さとは、おもいきり開いた手のひらの
親指の先端から薬指の先端までの長さから+1〜2cmだそうです。
つまむ、はさむ、寄せる、切る、分ける、取る、さす、のせるなど、
たくさんのことが出来る素晴らしい身近な道具を
自分で作ることの楽しさを感じてもらう授業でした。
終
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