今日という日・・・
昨日の朝、
いつもの通勤路をひた走りしていると携帯が鳴った。
「きたか...」とため息つく間もなく、
瞬間的に覚悟したような気持ちになり、
道路脇に停車した。
「わかった、病院に向かう…」と短いやりとり。
ご本人と対面して、
「うん、うん、よくがんばったね」と声をかけた。
しばらく病室に佇んでいたが、複雑な思いが去来してくる。
(あなたの思いに寄り添って支援をすることができたでしょうか?)…と、
しかし、そんなことよりも今は、只々
(頑張ったよ、ゆっくり休んでください)
冥福を祈ることに気持ちを統一した。
それから、ちょうど24時間後、
昨日と同じ通勤路を走っているとラジオから相田みつをの詩がながれてきた。
しあわせはいつもじぶんのこころがきめる
入院前の待合室で本人が私に言ってくれた、
今ではあれが私に発せられた最後の言葉になるが、
「ありがとう」
支援の自問自答なんて大したことない、
相田みつをの詩と本人が発したその言葉の思いがなんとなく重なる。
こちらの方がありがとうだよ、と言い聞かせた。
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