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学習会「被災地の現状と今後、必要とされる支援」開催報告 [2020年01月04日(Sat)]
12月7日学習会
「台風15号、19号、10月豪雨
被災地の現状と今後、必要とされる支援−現地での活動報告から」


当日のご参加・ご報告くださったみなさま、また、情報のシェアをしてくださったみなさま、ありがとうございました。遅くなりましたが、学習会のご報告をいたします。

〈現地での活動のご報告〉
風組関東の小林直樹さんからは、台風・豪雨災害で浸水した家のカビの被害と修復について、そして技術系NPOの方が技術とともに「福祉的な視点」を持ち、被災された方に寄り添った支援をされてきたこと。
被害が長期化するなか、これからでも支援の取り組みをつくっていくことが必要であることを伺いました。

大房岬自然の家の白井健(たける)さんからは、大房岬自然公園内の倒木の処理などを多くのボランティアの方も参加して行い、地域での活動や、びわ農家の方の支援もされてきたこと。
その中で、平時から災害を意識した取り組みや関係づくりが大切であること、また、災害という「マイナスをプラスに転じる」ということを伝えていただきました。

千葉南部災害支援センターの加納基成さんからは、災害からの復旧・復興だけでなく、地域で暮らしていくことを考えた、市民による支援のプラットフォームづくりを始められたこと。
ニーズはまだまだあるので、これから、みなさんに関わっていただき乗り越えていきたいと、活動への「参加と協力」を呼び掛けられました。

〈会の中で〉
はじめに…
千葉県社会福祉協議会の鈴木次長から、被害と災害ボランティアセンターの支援活動の全体状況について、
おわりに…
千葉県防災政策課 尾崎正樹さんから、被災住宅に対する県の支援制度について、
ちばのWA地域づくり基金の志村はるみさんから、「2019千葉県台風・豪雨災害支援基金」について、
それぞれお話しいただきました。

この学習会は「現地の取り組みについての報告をもとに『自分たちができること』を始めませんか。」と呼び掛けて行いました。
今回はすでに活動されている方が多く参加してくださいましたが、
今後、新たな方のご参加にもつながる場をご企画してゆければと思います。

★この学習会は、ちばのWA地域づくり基金さんの2019千葉県台風・豪雨災害支援基金の助成を受けて実施しました。

(以下は長いので、お時間のある時にご覧いただければ…)
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〈現地活動報告から〉

◆台風豪雨被害・被災家屋の対応を学ぶ
 小林直樹さん(風組関東代表)

kobayasi.jpg
風組関東さんは、技術系災害支援を主とするプロボノ集団。
技術系NPOは、被災者の生活再建に必要な知識・技術・経験とともに、「福祉的な視点」を持ち、業種を超えた多角的な目線から最善の方法を提案・実行できるボランティアのこと。
業者対応と技術系NPOの違いは、(屋根の応急処置、水害時の泥出しなど被災後の応急処置に関する専門業種がそもそも存在しない)
技術系NPOは、被災者の金銭的負担を最小限にし、修復の部材等の再利用するなど「住民に寄り添った」活動ができる。
費用負担の大きい住宅設備の一時的な応急処置をして、出費に時間差をつける。
家が浸水するとどうなってしまうか
 カビ(消毒しても何度でもでてくる)、コンセントなどのさび
被災者支援のポイントとして、
被災された方は、目の前の困りごとが解消されない限り次のステップに進めない。目の前の課題として「家」のことは大きい。
ブルーシート張りは福祉と技術系の合わせ技で行う支援活動。
ブルーシートが長い期間残された人ほど、特別な事情があるといえる。1年、2年と時間が経つに連れ、困窮して生活支援が必要になる。
長期的視点の計画を立てる必要がある。
これからでも、支援活動をつくりだすこと。

◆大房岬自然の家の被災状況と取組みについて
 白井健さん(大房岬自然の家 副センター長)

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台風被害後、独自に活動を始めたが、社協さんと連携すべきだった、そうすればもう少しスムースに言ったのではないか。
平時から災害を意識した取り組みが大切。
復旧の活動
70人位ボランティアが参加
一週間くらい状況が分からず、ルールづくりや、割振りなど日々アップデートしていった。
電気が復旧、施設がオープン後、通常業務との並行が大変だった。
事務的作業のボランティアも大切。
アウトドアと支援は相性が良い、もともとスキルがある。
まだ整備ができていないところのかかり木など倒木処理がこれからの課題
地域への支援
・ボランティアを地域に出す。地区の区長と連携。
・びわ農家支援(←敷地が産地で広大、高齢、花栽培などと兼業、ボラセンの活動先としては対象外、自宅も被災)
顔の見える関係
今後の展望
・平時からの関係づくり
→何かあってからでは連携が困難
・マイナスからプラスへ
→チェーンソー研修、倒木を使って作品つくり
→ゼロからみんなでつくる公園
・より強固なコミュニティづくり
→蓄積した豊かに生きていくためのノウハウをオープンに

◆ブルーシート展張、倒木の処理等、生活再建ニーズへの対応について
 加納基成さん(千葉南部災害支援センター) 

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千葉南部地域の台風15号による被害と市民による復興を目指して立ちあがったNPOの連帯による、市民による地域支援のプラットフォーム
目的は、災害のことだけでなく、地域でどう住んでいくか
活動内容
ブルーシート展張 ・実践講習会
団体(NPO法人ディープデモクラシー・センター)として生活支援の活動をしており、もとホームレスの人が技術を身に着けた
「台風豪雨被害・被災家屋の対応を学ぶ」
「台風豪雨被害・相談支援者向け勉強会(制度理解 弁護士の講座)」
「茅葺きプロジェクト」
「台風15号被害への取り組み・報告集会(11月9日)」
「アシスト瓦をつくろう!ワークショップ(12月21日)」
「災害ボラセン運営スタッフってどんなことしてるの?(12月15日)」
やることはいっぱいある、ボランティアは足りない
ニーズが減っているといわれるが、
ニーズを募集していないから
南部センターには支援希望の問合せがある
「参加と協力」を!
ぜひ、みなさんに関わっていただき乗り越えていきたい
これまで社協の力と、この地域のコミュニティに助け合いがあった。
これから、風組関東さんや、レスキューアシストさんなどの千葉版をつくらなければ
「防災」でなく今起きている災害をどうするかから
ご参加、ご協力いただける方は、いつでもお気軽に!
Posted by NPOクラブ at 13:13 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)