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12月のまんなかカフェは11日にオープンです [2010年12月05日(Sun)]

12月のまんなかカフェオープン日の11日が近づいてきました!


今回のテーマは「もち米」です。

市販ではなかなか手に入りにくい
完全無農薬、合鴨農法で作られた自家製「もち米」や
自家製大豆をはじめいろいろなお野菜を使った料理を予定しています。

今回は、さらにおまけが!!
この貴重なもち米から「みりん」を作ります。
これはお持ち帰りいただく予定です。
自分で作ったみりんでさらにお料理の幅を広げてみませんか?


また、恒例の手仕事
今回は「わら」を使ってお正月準備をします。
わらでも木でもなんでもこなす安田圭一さんをお迎えして
みんなでわら細工に挑戦してみましょう。


日時:2010年12月11日(土)
    「カフェみたいな料理教室」
      11:00〜14:00  2,000円
    「安田さんのお正月支度 ―わら細工― 」
      14:00〜16:00  参加費500円+材料費 実費

  場所:山梨県都留市 かとうさんち
  参加費:当日支払/要予約
  お申込/お問合せ domoarikato@wm.pdx.ne.jp (加藤美里)

みなさんのお越しをお待ちしております。
地域に根付く10の切り口 「9 役所に足を運ぶ」 [2010年12月05日(Sun)]

このコラムでは、「地域に根付く10の切り口」を紹介します。
トランジション都留メンバー・加藤大吾(移住4年目)の実例をふまえて、
1つ1つを深堀しています。
どうぞ、最後までお付き合い下さい。

************************

9.役所に足を運ぶ

 「新規就農者ですが、、、、」と県の農務事務所をのぞくと、
誰もがせっせと事務仕事をしていた。
しかし、その事務所の雰囲気とは裏腹に優しいもてなしで、奥の部屋に通された。
「新規就農者か!貴重な人材だ!」そう、都留市ではここ近年、
新規就農者などほとんど居なかったのだ。

 作物は何を作りたいのか?家畜は何を買いたいのか?
栽培方法は?品種は?などなど、楽しい話しを交えながら
根掘り葉掘り質問され、様々な情報を聞くことができた。
数回足を運んできるうちに、助成金制度の話しが出てくる。
耕作放棄地解消のための助成金制度らしい。受け付けは
都留市の産業観光課が担当しているらしい。

 早速、都留市役所へ詳細を聞いて、早速、用紙をいただき記入。
その後、耕作放棄地を借りるために
走り回るのである。大事なのは、ここから、地図を片手に
「現地を見てきたんですけど、ここを借りたいんですけど、、」
「地主さんを調べてほしいのですが、、」
役所としては耕作放棄地が減るなら大歓迎してくれる。

今でもお世話になっている清水さんには
何度も地主さんの家に連絡を取ってもらったり、一緒に
直接出向いてくれたり、きっとこういう人と出逢えなかったら
こんなにスムースに話しは進まないだろう。

 結局、耕作放棄地の解消作業代、トラクター、脱穀機、田植機、
電気柵など、補助率は全額から半額まであるが、ほとんどの機器の
購入と作業を補助してもらえたのだ。


 農業に従事するということだけでなく、田舎で何かやりたいこと
があって、実現したいなら、役所に出向くことをお勧めする。
特に公の情報はほとんどと言っていいほど、集まっている。

 ここまでは、何となく解るのだが、ここからが大事だ。

その情報を引き出せるか?どうやって引き出すか?だと思う。

役所と会社は違う。定期的な移動もあるし、常にプロフェッショナルが
在籍しているわけでもない。
担当者が居ないと話しが解からないなんてこともよくあることだ。

そこで、俺はちょっとしたことでも困ったことや解らないことがあったら、
出向くようにした。
居なくたって関係ない。何回だって顔を出す。
「役所の職員に俺よりも役所にいるよね」って実際に言われたこともある。
顔なじみになってくると、不思議といろんなことを教えてくれるものだ。
そうなって来ると役所に行きたくなるものだ。
「ひさしぶりじゃん!」なんて言われたら、何となく嬉しいしね。
既に今までも書いてきたように、「やりたい!」「何とかしたい!」って、
動き回っている人を見たら、手を差し伸べない人は居ない。って言うことだと思う。

 NPO法人の運営についても全く同じだ。様々な人が手を差し伸べてくれる。
様々な人の期待を感じている。
事業の企画立案の話しをしていると必ず出るのは、
「それは都留の為になるのか?」
「期待してくれている人たちに返せるか?」
とっても大事なことだ。

(文責:加藤大吾)