CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«つれづれ帳おいてます。 | Main | 鎌人いち場に初登場!»
福島告訴団説明会ご報告 [2012年10月12日(Fri)]
=========================================
10月10日水曜日の夜、ソンべカフェにて
告訴団についての説明会を行いました。
最初ご連絡頂いていたのは3名の方のみでしたが、
蓋をあけてみたら葉山からも参加してくださった方がいて
合計12名となりました。
いらしてくださった皆様、どうもありがとうございます。

残念ながらご都合の付かなかった方々とも
少し内容を共有できればと思い、ブログでも報告いたします。
長文になりますが、直接顔を突き合わせての
説明会の様子をお伝えしたいと思います。

********************
NPOアースマンシップの副代表岡田直子さんよりさんより、
この夏開催した福島の子供たち無料招待キャンプについてのお話
(抜粋)

気仙沼にボランティアで通いながら、福島を素通りしてまうことに
違和感を感じた2011年だったが、
今年こそは福島のために何かしたいと考え、
Earthmanship「福島こどもサポートプロジェクト」を立ち上げた。

夏のキャンプに福島のこどもたちを
無料招待するために始めた募金では
1,352,966の心が集まって、1,352,966円の募金達成。
ご協力いただいた鎌倉の皆さまに感謝。
奥多摩にあるアースマンシップのフィールド
(線量もきちんと量って安全を確認)で
2回キャンプを実施し、それぞれ福島市内から5名(無料)、
南相馬から10名(無料)、東京から10名(自費参加)が参加。

支援のキャンプというと、聞こえはいいけれど、
実際に現地とやり取りする中で、私たち東京の人間は
何もわかっていなかったと思うことが多々あった。

やはり地震も津波も、あの福島の事故も、
直接は経験していない首都圏の
私たちには知り得ない状況がある。

子供キャンプに付き添ったお母さんの話で、
息子の甲状腺に膜があると診断されたので、
もっと詳しく調べてほしいと思って病院へ行ったら、
受付で門前払いされたと聞いた。
山下俊一福島県立医科大学副学長が福島の患者を診ないようにと
お達しを出しているという話を実感した。
関東に住む私たちは、個々に福島の人たちと
繋がる必要性を感じたキャンプだった。

【告訴団について】

武藤類子さんを筆頭に、1324人の福島県民が第一次告訴。
告訴は、犯罪の被害者が捜査機関に対して、
犯罪者の刑事処罰を求める意思表示であり、
きちんと捜査し処罰してもらいたいと意思表示すること。
損害賠償を求める民事訴訟でありません。

今回、私たちが参加しようとしているのはその第二次告訴団。
第二次告訴は、全国告訴として1万人の参加を目指すもので、
3.11に日本にいて福島の事故で被害を受けたと思う人は、
だれでも(外国人でも子供でも)告訴が可能です。

この告訴によって、被告訴・被告発の33人に重い刑罰を下すことは
難しいと思われますが、辞任のみ、あるいはそのまま
何のおとがめも受けずにいる東電会長・役員、御用学者たちに対し、
今回の事故の責任と罪を問うということに意味があると考えています。

罪状は「業務上過失死傷罪」、「公害罪」など。

何故、福島県民はたくさんいるのに、
告訴したのが1324人だけなのか?

福島の方々と話すと、
私(岡田直子さん自身)が理解する限りでは、
告訴なんてしている場合ではないというのが
現状のような気がします。
そんな時間も精神的余裕もない。
おそらく福島の人たちの中に、
告訴をする力が残っている人は
とても少ないんだと思います。
そんな中でこの第二次告訴は、ほんとは告訴したくても
その余裕のない福島の人たちをバックアップする、
という意味もあると私は感じています。

本日鎌倉に来る前に、吉祥寺で開かれた
肥田舜太郎先生の講演会に行ってきました。
広島・長崎の原爆を経験した95歳の肥田医師が
淡々と伝えるメッセージは非常に明快で、集約するとこの二つでした。
1)今 日本人は全員がヒバクシャとなった。
2)私たちがしなければならないことはただひとつ。
  次の世代、またその次の世代に
  日本をきれいな状態で残すために、
  今から一日もさぼることなく、死ぬまで努力をすること。
  これが今の大人の責任である。

原発が動いている限り、放射能は漏れ続けます。
横須賀には原子力関連施設があり、燃料棒をつくる
グローバル・ニュークリア・フューエル・ジャパンの工場もあります。
(直美さんもご指摘)
決して放射能汚染は今に始まった話ではないのです。
だから原発は全てなくさないといけない、
そう肥田先生もおっしゃっていました。

これを聴いて、やはり私(岡田さん)は告訴団に入ろうと思いました。
結果はどうであろうと、次の世代に対して、
母さんはやるべきことをやったよと言える自分でいたいと思います。

もう一度いいますが、福島原発告訴団というのは、
1324人の福島県人がこの夏に起こした告訴に続いて、
全国から第二次告訴をしようというものです。
福島原発の事故で被害を受けたと思う人なら
誰でも告訴団に入ることができます。
そして、肥田先生の言うとおり、日本人は全員被爆したのです。
ということは私たち全員がこの事故の被害者です。

これは今できることの一つではないかと思っています。

告訴団に入ることによって、原告になるのではありません。
やることは、入会手続きと陳述の提出。裁判の傍聴は自由です。

Q
もちろん自分も告訴に加わろうと思っているが、
福島の方々が被っている害は、
私たちのそれよりもすさまじいもののはず。
その害を受けた県民こそが1万人くらい告訴しないと、
ちょっと弱いのではないか。

A
5〜8月、キャンプに向けて被災した福島の方々と
少なからずやり取りしてきた者として感じたのは、
彼らの中に、この事故のこと、放射能被害のことを考えたくない、
できれば忘れたいという気持ちがあるのを感じます。
そして、その辛さや苦しみはなかなか表面に出てこない。
これは、こちらで暮らしている私たちには、
なかなか実感を持って理解することが難しいことだと思います。

陳述書を書くのも、傷をえぐられるような、
おそらくとても辛い作業だろうと想像できます。
そんな中で1324人が告訴に踏み切ったというのは、
すごいことだと思うのです。
「たった1,324人しか告訴団に入らなかった」ではなくて、
「1,324人もの人が告訴団に入った」ということだと感じます。

===========================

みなさん、色んな思いを持って
説明会に参加してくださいました。

少しでも可能性があるなら参加してサポートしたい。
いや、自分の責任として、
行動しないでいたら次の世代に申し訳ない。

そんな思いを抱えながらも、現実問題として
重い有罪判決が下る確率は低いだろう、
そう思う方も多いと思います。
ただ、一部の良心のある弁護士、検察や政治家を
サポートする意味もあるのではないか、という話もありました。

少しでもそういう人たちがいて、1%でもこの事故を起こし、
放置した結果たくさんの被害を出した人間の責任を
明確にする可能性があるならば
参加する意味があると思うのです。

締切り(10/15)が迫っています。
時間があまりないので、
ぜひ早急にご検討いただければうれしいです。

告訴団に入るために必要なのは
1)申込書(フォームあり)
2)弁護士さんへの委任状(フォームあり)
3)陳述書(参考文あり)*自分がどんな被害を受けたかを書くもの。
4)会費1000円

福島告訴団・関東ページから書類をダウンロードできます。
http://dainiji-fukusimagenpatsu-kokusodan.blogspot.jp/p/blog-page.html
リーフレットと振り込み用紙は、念のためソンべカフェに土日置いておきます。
(金曜夜に置きに行きます)

所感(吉澤涼子)
直美さんや、直子さんの話の中で、
3.11の事故が起こって、「これは自分の責任だ」と
感じたという言葉が深く心に刺さりました。
私自身、今までの自分の無関心・無意識を反省し、
未来の世代に対して償う気持ちで
出来ることをひとつづつ、
あきらめないでやって行きたいと思っています。

鎌倉・逗子・葉山で、共に気持ちを共有して
一緒に行動できる方々がいることに、日々深く感謝しております。
長くなりましたが、この週末是非時間を作って、
告訴について考えていただければ幸いです。
Posted by りょうこ at 03:32 | イベント | この記事のURL | コメント(0)
コメントする
コメント