『東京マラソン』 [2008年02月12日(Tue)]
『東京マラソン』 著者 遠藤 雅彦 発行 ベースボールマガジン社 ---------------------- 広報のアドバイザーの方からお借りしました。 昨年の2007年2月、第1回目を迎えた東京マラソン。 いよいよ今週末の2月17日(日)、第2回目の本番を迎えます。 私は去年はボランティアリーダーとして参加しましたが、今年は一般ボランティアとしてお手伝いする予定。 著者である遠藤さんは、東京都の教育庁の方で、東京マラソンにおいては組織委員会事務局次長として、各方面の調整に奔走された方。 この大会は、東京都、日本陸上協議連盟、東京都陸上競技協会、広告代理店、協賛企業、マスコミ、民間団体など、様々な立場の人が関わって行われています。 それぞれ立場ごとに思惑も、持っている資源も違う。 それをどうやって組み合わせて、日本で初めての大会をつくりあげるか? 大会開催までの経緯や本番の様子が、素直な言葉で綴られています。 コース距離測定の裏話など初めて聞く話も多く、面白く読ませていただきました。 以下、印象に残った言葉。 「最初はどんな大会になるのか検討がつかず、まるで雲をつかむような状態でしたが、それでも『世界一のマラソン大会にしたい』という思いはありました。 (中略) 今から考えてみると、これがとても重要だったような気がします。 あのとき、『とにかく大会を開ければいい、3万人を走らせることができればいい』と考えていたら、東京マラソンは成功しなかったと思います」 ロンドン、ニューヨーク、シカゴ、ベルリン、ボストンのファイブメジャーズ、5つの大会に匹敵するような都市マラソンを日本で実現させたいという夢。 この大会はそれぞれ立場が違いながらも、「ここは譲れない」「これだけは実現させたい」という熱い思いを持った人が集ったからこそ、魅力のある大会になったのだと思う。 その結果、ランナーへ送った記録証に載せた言葉は、 「We made it together」。 そしてボランティアへ送った感謝状の言葉は、 「あなたがいたから」。 日本財団では、笹川スポーツ財団への助成を通じて、コース管理および運営ボランティアに関わる部分を支援しています。 「一体何人の参加があるのか?」 「どうやって3万人を都庁からスタートさせるのか?」 「どうやって荷物をゴールまで運ぶのか?」 そういった場面場面での疑問や不安は、昨年度は同時進行で笹川スポーツ財団のスタッフの方々と共有しながら進めてき(…たつもり、)でした。 何ごとも一つ一つ確認しながら、恐る恐るやっていた昨年。 日曜日に開催される大会も、「2年目だから」と甘く見ることのないよう、大きな事故なく無事に大会が終了できるよう、願っています。 スポーツボランティアに興味がある方は、こちらもぜひご覧ください! ★sfen 東京マラソン特集 ★東京マラソン2008 ボランティア応援ブログ |