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『父と暮らせば』 [2006年05月04日(Thu)]



父と暮らせば
原作 井上ひさし「父と暮せば」(新潮社刊)
監督 黒木和雄
脚本 黒木和雄/池田眞也
カラー/100分/日本

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ゴールデンウィーク、実家に帰省中のこと。
近所のビデオレンタル屋は1本100円(!)のセール中、ほとんど貸し出し中でかぎられた選択肢の中から、ようやく母と見たいものが一致したのが、これ。

というわけで、myスクリーン初のビデオものです。


ストーリーの舞台は、広島に原爆が投下された3年後。
原爆で父や友人を失った女性のもとに、父の亡霊が現れ、父との会話、衝突、葛藤を通して、周囲の人間の「死」を受け止めていく物語。

「黒木和雄監督の戦争レクイエム3部作の最後の作品」だそうです(公式HPより。)


原爆、戦争、テロ、殺人、交通事故、病死、自殺…
どれが原因であっても、失われる命は変わらない。

それでもやはり、一度に30万人の人が亡くなるという悲惨さは、壮絶なものがあります。

決して「衝撃的」な悲惨さを訴える作品ではなく、日々の日常の生活を通して、じわじわと押し寄せる喪失感、生き残ってしまった自分に対する自責の念、亡くした人に会いたいと思う気持ちを描いた映画だからこそ、胸に迫りました。


母と2人共通の感想は、
「登場人物3人だけでこれだけの世界を描き出すのは、すごいね」
ということ。

もうひとつ私の感想をつけ足すと、…宮沢りえがとにかく綺麗。
このひとは復活するべき女優だったんだなぁ、と思いました。


静かな時間に、見てみてください。