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ムハマド・ユヌス「テクノロジーをどう社会問題解決に使うか?」 [2010年07月14日(Wed)]

国立国際医療研究センターで行われた、グラミン銀行のムハマド・ユヌス総裁の講演会に参加してきました。
(参加申し込みに、10年ぶりぐらいに往復はがきを使いました・・・)


テーマは「国際保健協力とソーシャルビジネス」。


(写真は国立国際医療研究センターHPより)

日時: 2010年7月13日(火) 18:00〜19:30
場所: 国立国際医療研究センター
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

携帯 以下、twitterの記録から:

ユヌス氏:「貧困ということは、健康状態も貧しいということ」 #yunus0713

「貧しい人を相手に仕事をすると健康問題に突き当たる。ビタミンAの欠乏により失明する子どもたち。解決方法は? 1ドルのパックに野菜の種を入れて親に育てさせる」 #yunus0713

「衛生の問題。トイレがない地域で、グラミン銀行の融資を受けるためには、トイレ用の穴を掘ることを融資の条件に義務づける」 #yunus0713

「健康保険のシステムをつくりあげた。掛け金は1世帯、一年で2.5ドル。そのお金でクリニックを51箇所建てた。しかし医者がいなくなってしまう」 #yunus0713

「代替案で考えたこと。医者がいなくなるなら、医者が不要な保健システムを作れば良い。1997年から始めたグラミンフォンで農村部に普及した携帯電話を使う」 #yunus0713

「病院や医者は不必要にお金を取りすぎる。貧困層のためにシンプルなシステムを。例えば、iPhoneの技術を転用できないか」 #yunus0713

「GEにアプローチした。昔の医者と同じ。病気になったら病院に行くのではなく、医者が家にくる。それと同じシステムに戻す。」 #yunus0713

「村で世話役の女性が診察キットを持ち診断する。電話で情報を伝え、医者の判断を仰ぐ」 #yunus0713

「バングラは白内障患者が多い。治ることすら知らない。白内障限定の眼科医院を作った。一年で一万人の患者を救える。払える人には治療費を払ってもらう」 #yunus0713

「バングラでは看護師が少ないという問題もある。3人の医者に看護師が1人。ならば看護師を養成すればいい」 #yunus0713

「農村部の貧困家庭の娘を看護師に育てる。海外にいきたい人には、看護師を募集している外国にもいかせる。手に職をつけて、彼女たちの生活が変わる」 #yunus0713

「もう一つがダノンとの提携事業。栄養素が入ったヨーグルトを販売。これもソーシャルビジネスの例。」 #yunus0713

「adidasとの連携事業。素足で動くと感染の可能性高い。靴をつくる。なるべく1ドルに価格を近づけてもらう」 #yunus0713

保健システムは現在の技術を活用して変わらなきゃいけない。携帯電話はアラジンのランプのようだ。大抵のことを解決できる #yunus0713

「when you start to think about how to use technology to solve problem, immediately the door opens.技術をどう金儲けではなく問題解決に生かすかを考え始めれば、道が拓ける」 #yunu

講演終了。言葉がパワフルだな。強い。人を巻き込む自信を感じた。途中までしか中継できませんでした。携帯の電池が切れそう…続きは後ほどまとめます。すいません‥ #yunus0713


パソコン 以下、ツウィートしそびれた言葉たち:

・If you develop the idea, then you can challange the world.
If you have challanged the world, that means you have developed the seed.
All you have to do is plant the seed to as many places as possible.

質疑応答より)
・job seeker(仕事を探す)ではなくjob giver(仕事を創る、与える)としての考え方を持つことが大事。

・貧しい女性にお金を貸すことを始めた際は、女性自身がお金を受け取ろうとしなかった。
「私はお金を扱ったことがない。私にではなく旦那に渡してくれ」と断られた。
その時、チームのメンバーに繰り返し言ったことは、"this is not her voice. this is the voice of history.(それは彼女自身の声ではない。彼女を力のない存在に追いやってきた社会の歴史の声だ)"

・子どもの栄養問題など、女性を巻き込まないと解決できない問題は多々ある。

(取組みを国際的に広げる鍵は?)
・やってみせること。自分の取組みを、メディア等を通してひとりでも多くの人に見せること。
demonstrationが大切。そうすれば、人の注目が集まる。
ソーシャルビジネスで保健問題を解決することが簡単そうに見えれば、「自分も始めよう」と思う人が増えるかもしれない。

・If you have the information, the solution will come out.(情報があれば、解決方法が見えてくる)

・In social business, there's no patent. It's opposite from the other business. You can tell everyone about your ideas.(ソーシャルビジネスの世界には特許はない。他のビジネスとは反対で、自分のアイディアを多くの人に知ってもらった方がよい)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

定員200名?の会場は満員で、大半が学生とおぼしき若い人たちでした。

ソーシャル・ビジネス、BOP、言葉が飛び交う中で、何をもって成功といえるか、何が本当に人のためなのか、評価は価値観によって異なるし、指標は曖昧。

ただ、「この人の言ってることは正しい」「この人なら社会問題を解決できそうだ」と人に信頼させるプレゼンテーション能力、他者を巻き込んでいく能力は重要で、彼の話す態度や表情にはその自信を感じさせるものがありました。


講演の中でも言っていたけど、ユニクロと合弁会社を設立するそうです。
ユヌス氏は「子どもが凍死しないように暖かい服を」といっていたけど、日本の報道を見ると少し解釈が違うみたい?


背後に座っていた国際協力関係者とおぼしき観客の会話が面白かった。

「アフリカでやっている某企業のサプリメント事業はBOPというけれど、役に立たない。食料が不足しているところで栄養素補給のためのサプリメントを配布しても意味がない。」
「栄養不足ではなく、栄養バランスが悪いだけ。子どもは痩せているが、母親は太っている。」

企業がBOPビジネスを展開するときに、JICAの青年海外協力隊や協力隊OBで現地事情に精通している人を企画段階から協力者として巻き込めたら、よりニーズに近いものにできるのでは? と思った。


なかなか勉強になった一日でした。
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