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国連の中のインゲン [2009年02月20日(Fri)]

今日は夕方から事務所を抜け出して、国連大学で国際人権コンサルテーションに参加。

有識者の呼びかけで始まった、国内の人権NGOと、政府と、有識者との非公式会合に、初めて参加させていただきました。

クローズドの会議ということで具体的な内容については言及を控えさせていただきますが、国連における人権問題の扱いの全体像を理解する上でとても参考になりました。

政府側の担当の方も、国連任命委員の先生方も、いつもハンセン病に関連してしか議論してこなかったけれども、それぞれ個々の立場で国際人権についてどんなことを問題点と感じ、どんな姿勢で取り組もうとされているのかを垣間見られたのは良かった。



去年6月に国連人権理事会で採択された、ハンセン病患者・回復者および家族に対する差別撤廃のための決議。
情報収集と関係者意見交換を経て、今年9月までに差別撤廃のための具体的なガイドラインが作られる。


すごく低次元な例え話をすると、国連でハンセン病の問題を扱ってもらうことは、高級レストランでインゲンを使ってもらうようなものだ、と思った。

まず「これだけ美味しいんですよ、こんなに深刻な問題なんですよ」とアピールして、数ある野菜の中からレストランにインゲンを仕入れてもらうのが第一段階。

その後に、みじん切りにして他の野菜と混ぜないでください、マヨネーズをかけるとインゲン本来の味が失われてしまうので塩ゆでで出してください、と、なんとか希望通りの調理法にしてもらえるようコックを説得して、元々のこちら側の問題意識と求める解決策の方向性が失われないようにする。
他の病気とあわせて健康権(治療へのアクセスなど健康を享受する権利)の問題として位置付けないでください、ハンセン病だけが持つ特有の差別の問題があるのだ、と。


レストランはというと、一つひとつの食材をどうしたら活かせるかだけを考えているわけでは当然なくて、コック長は誰が適任か、どうしたら来て欲しい客に来てもらうかといった全体のことを考えている。
レストランで働く人達がインゲンの研究をしていないのは無理もない。


そんな中で、どうインゲンを料理して、高級レストランにしか来ない層の人たちに食べてもらうか。
各国政府の代表部に、ハンセン病と差別の問題の現状を認識し、差別をなくすための行動を起こしてもらえるか。


(…解りにくい?
関係者にはなんとなく解ってもらえると思うんですけど)


ハンセン病と差別の問題は特別なんです、深刻なんです、とだけ言い続けてもダメで、
じゃあ他の野菜はどう調理されているのか、
誰を説得すれば調理法が決まるのか、
レストランの中の仕組みを知らないと希望するものは実現できない。




いま厨房のザルの中にあるインゲンがちゃんと当事者の方たちが納得する形でテーブルに載るように、理解あるコックさんたちのご協力をいただきながら、引き続きがんばります。
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