産む、産まないは女性が決定する [2013年07月10日(Wed)]
スケーターのA・Mさんがジングルマザーで出産をしました。彼女が決めて産むことを選択したのです。その意思を大切にしてスケートに集中できるようにそっとしてあげたいものです。
がしかし、日本は出産するには結婚しないとダメとか、交際中に妊娠するといわゆるデキ婚をすることなど「結婚が絶対」の価値観が強固にあります。 シングルマザーへは、結婚できなかった人や父親がいない子を産んだ人の意識がまだあるのです。婚外子差別があるのです。ですから少子化にもなるのです。シングルマザーは生きにくいのです。 彼女は人気者なのでシングルマザーでの出産に、週刊誌や情報番組は子どもの父親さがしに躍起になっています。また某週刊誌では、シングルで子どもを産んでもよいのかをアンケート調査をしようとしてさすがに社会からひんしゅくを買い、アンケートをあきらめました。この21世紀に女性自身が決定した母親になることを否定しようとするのです。 まだまだ女性が強く生きることを許さない社会なのです。 今日、NHK3テレビ「クローズアップ現代」では、アメリカ・フェイスブックCOO(最高執行責任者)・シェリル・リンドバーグさん(43歳、2児の母親)が著作『LEAN IN』の日本語版出版に来日したので、彼女にインタビューをしています。アメリカでも男女平等が軽んじられ女性の地位が後退しているそうです。また女性が強く生きるのをいやがるそうです。 すべての女性がトップリーダーにならなくても、女性だからと地位をあきらめることはないと言っています。女性が勇気を出して一歩前進しないと状況は変化しないのです。それには女性自身が声を出し、罪悪感と恐怖を克服することを言っています。 次いで職場の体質を変えていくことも重要です。それは働く母親ばかりでなく父親やシングルの人にも人間らしく生きて働くためになるのです。 そして職場が平等にならないと家庭の中も平等にならないと言います。男性が長時間勤務をやめ家事・育児を分担することです。そうしないとDVも起こってしまいます。 これって昔から言っていることで、ちっとも女性の状況は変っていないし、進んでいないように感じます。相変わらず男性中心社会で、95%の男性が働いているのですから。 |