• もっと見る
« DV加害者防止講座 | Main | 講演会、セミナー、ワークショップ»
<< 2022年12月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
プロフィール

地域支援ネット そよ風さんの画像
リンク集
https://blog.canpan.info/tsn_soyokaze09/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/tsn_soyokaze09/index2_0.xml
産む、産まないは女性が決定する [2013年07月10日(Wed)]
 スケーターのA・Mさんがジングルマザーで出産をしました。彼女が決めて産むことを選択したのです。その意思を大切にしてスケートに集中できるようにそっとしてあげたいものです。
 がしかし、日本は出産するには結婚しないとダメとか、交際中に妊娠するといわゆるデキ婚をすることなど「結婚が絶対」の価値観が強固にあります。
 シングルマザーへは、結婚できなかった人や父親がいない子を産んだ人の意識がまだあるのです。婚外子差別があるのです。ですから少子化にもなるのです。シングルマザーは生きにくいのです。
 彼女は人気者なのでシングルマザーでの出産に、週刊誌や情報番組は子どもの父親さがしに躍起になっています。また某週刊誌では、シングルで子どもを産んでもよいのかをアンケート調査をしようとしてさすがに社会からひんしゅくを買い、アンケートをあきらめました。この21世紀に女性自身が決定した母親になることを否定しようとするのです。
まだまだ女性が強く生きることを許さない社会なのです。
 今日、NHK3テレビ「クローズアップ現代」では、アメリカ・フェイスブックCOO(最高執行責任者)・シェリル・リンドバーグさん(43歳、2児の母親)が著作『LEAN IN』の日本語版出版に来日したので、彼女にインタビューをしています。アメリカでも男女平等が軽んじられ女性の地位が後退しているそうです。また女性が強く生きるのをいやがるそうです。
 すべての女性がトップリーダーにならなくても、女性だからと地位をあきらめることはないと言っています。女性が勇気を出して一歩前進しないと状況は変化しないのです。それには女性自身が声を出し、罪悪感と恐怖を克服することを言っています。
 次いで職場の体質を変えていくことも重要です。それは働く母親ばかりでなく父親やシングルの人にも人間らしく生きて働くためになるのです。
 そして職場が平等にならないと家庭の中も平等にならないと言います。男性が長時間勤務をやめ家事・育児を分担することです。そうしないとDVも起こってしまいます。
 これって昔から言っていることで、ちっとも女性の状況は変っていないし、進んでいないように感じます。相変わらず男性中心社会で、95%の男性が働いているのですから。
Posted by 地域支援ネット そよ風 at 01:15 | 男女共同参画 | この記事のURL | コメント(0)
日本女性会議 男女共同参画 2013あなん [2013年06月13日(Thu)]
 「日本女性会議男女共同参画2013あなん」が、四国・徳島県・阿南市の関係者の熱意と努力により、初めての全国的(2,000人規模)な男女共同参画会議の参加募集が始まりました。内容は地元地域に根差した問題や課題が議論されますが、それは日本のみんなの問題です。次のような内容です。
 テーマ;「いきいきわくわく小さなまちから新たなステージ!」
期日;2013年10月11日(金)〜2013年10月13日(日)
会場;阿南市スポーツ総合センター。分科会は阿南市内公共施設
会費;大会(¥3,500)、交流会(¥5,000)、弁当代(¥1,000)、報告書(1冊¥1,000)、シャトルバス往復(1日分¥1,600)、合計13,700。
申し込み期間;6月17日(月)〜8月20日(火)
日程;1日目:10月11日(金)、受付12:00〜、13:30〜16:00。9分科会(会場は阿南市内公共施設)です。1分科会は「介護と地域医療」、2分科会は「防災」、3分科会は「子ども」、4分科会は「街おこし」、5分科会は「セカンドライフ(高齢者)」、6分科会は「食育」、7分科会は「ワークライフバランス」、8分科会は「農林漁業」、9分科会は「DV」です。
 9分科会(講演とパネルディスカッション)を詳しく紹介します。会場は保健福祉環境部阿南庁舎大会議室。定員150名。タイトル「DVのない地域づくり〜男たちの挑戦〜」、コーディネーター市場恵子さん、市場尚文さん(カップル)、パネリスト地域在住の男性3人。まずは家庭の中でDVのない対等・平等のパートナー関係に気づき、ひいては地域の中からDVをなくすための行動をするための現在進行形の本音トークだそうです。
 同日、18:00〜20:00、会場:阿南市スポーツ総合センター、交流会。
2日目:10月12日(土)、受付8:30〜、9:30〜15:30、会場:阿南市スポーツ総合センター。開会式、基調報告(内閣府男女共同参画)、記念講演(料理研究家浜内千波さん)、記念シンポジウム(コーディネーター乾晴美さん、コメンテーター岩浅市長さん)、閉会式です。
3日目:10月13日(日)はエクスカーションです。参加者の方は十分楽しんでほしいです。
 男女共同参画「日本女性会議」開催は、徳島県の小さい地方都市で、初めての開催です。手作りで試行錯誤と思いますが、大会をやりたいという熱い思いが、たくさんの人を動かしています。関係者の方に敬意を表します。夢はかなうんですね。実り多い大会になることを心から祈りたいです。ぜひ皆さんもご参加ください。
Posted by 地域支援ネット そよ風 at 00:07 | 男女共同参画 | この記事のURL | コメント(0)
復活 [2013年03月27日(Wed)]
 今日、徳島県の今年の組織編成が発表され、念願の庁内に「男女参画・人権課」が復活しました。桜の開花と同時に訪れたうれしいニュースです。
 「男女共同参画」ではありませんが、何といっても「人権課」の前にきているのはうれしいかぎりです。最初に「男女参画」があってこそ、差別や虐待が根絶されすべての人の人権が守られるのです。
 女性団体は心を一つにして筋を通した粘り強い交渉を行いました。また今年10月11日〜13日には、阿南市で「日本女性会議男女共同参画2013あなん」の全国大会が開催されます。全国から2,000人以上の男女共同参画推進の女性リーダーが参加するのに、開催県に「男女共同参画課」がないのは、大変恥ずかしく、いかにその県の女性たちが低く軽く扱われているかを証明するようなものでした。そのため県は急きょ廃止から1年で復活したのです。
 昨年、何の前触れもなくまた「男女共同参画審議会」や「県議会」などに相談もなく、幹部級男性職員の独断と偏見によって「男女参画 青少年課」が廃止されてしまいました。47都道府県の中で「男女共同参画課」がないのは、徳島県だけになったのです。幾多の女性たちが苦労と努力をかさねて推進拠点を獲得してきたのに、男性たちはその重みを何も考えず廃止してしまい、女性たちは深い失望と無力感を味わいました。
 社会的な女性活用度は、昨年は世界135カ国中、日本は101位の後進国でした。かなり国や国民が一丸となって男女共同参画を推進しないと活用度はあがらず、旧来の男性中心社会が続き少子化社会になります。内閣府では危機意識を持ち毎年数値目標を設定して推進している状況なのです。
 徳島県では、このたびの人事異動で女性を積極的に登用し、技術系の副部長に女性2人、人事・総務副課長に2人を任命しました(4人ともサブですが・・・)。係長以上の女性職員は23人増の310人で全体の10%(30%ではない)になったそうで、知事は全庁内でのカンフル剤を期待しているそうです。ぜひ女性たちは感性を生かし長く活躍しかつ上を目指してほしいものです。

Posted by 地域支援ネット そよ風 at 01:40 | 男女共同参画 | この記事のURL | コメント(0)
女性政策を進めてくれる良心的な女性議員の減少 [2012年12月18日(Tue)]
今回の選挙は悪い予感があたり、極右政党が圧勝してしまいました。あの古参・中堅議員が復活してきました。「日本を取り戻す」とかで、そんなに強い日本でないとダメなのでしょうか。軍隊をもたないで、交渉や国際世論に訴える平和外交こそが日本の持続につながります。
 そして何と言っても女性議員が激減し、これまでずっと増え続けていた女性議員が再び1ケタ台の%になりました。現政権の政治下手によるものや小選挙区制度にも要因があります。
 これは毎日新聞 12月17日(月)12時49分配信の記事からです。
<衆院選>女性当選者は16人減 全体の8%
今回の衆院選での女性当選者は38人で、09年の前回衆院選時から16人減った。女性の社会進出の流れに乗って05年の43人、09年の54人と2回連続で最多記録を更新してきたが、今回は一転、減少。03年衆院選(34人)並みの水準に減った。
政党別の女性の新議員の数は、自民党23人、日本維新の会5人、民主党3人、公明党3人、日本未来の党3人、共産党1人の順。
当選者全体に占める女性の割合は8%で、女性が初めて1割を超えた前回09年の11%から3ポイント下落し、1ケタ台に逆戻りした。
前回は民主党が自民党の大物前職の対立候補として積極的に女性候補を擁立。民主は308議席を得て大勝し、結果的に女性議員は増えた。今回は09年に落選した中堅・ベテランを含む自民元職が多数当選。この「揺り戻し」も女性の減少の一因になったとみられる。【阿部周一】
 なんと言ってもショックなのは、女性政策を進めてくれる良心的な女性議員の落選です。
その代わり「ジェンダーバイアス」を持った女性議員がまた復活をしてきたことです。昔の男女の性役割意識を支持する議員たちです。
閣僚やいろいろな役職に就くと思いますが、なにせ男政治をするので、男女共同参画推進、女性への暴力、性教育、シングル女性、シングルマザーなどにバッシングをしていくのではないかと思います。女性政策が後退するのではと危惧します。
 早くも「生活保護受給額」の引き下げを言っています。困難な状況のDV・性暴力被害者、シングルマザー、障がい女性、高齢女性などに深刻な影響を与えます。

 これからの新政権では「憲法96条(憲法改正手続きのための規定)の改正」をして、「憲法改正」をし、「自衛隊を国防軍」にし、いつのまにか「隊員の応募制→徴兵制」に向って進んでいく政治の始まりです。そしていつのまにか「原発の再稼動や新規設置」もするでしょう。当然「消費税」は施行され、金持ちが優遇されていきます。弱肉強食の格差社会がまた繰り返されます。
 これらの暴走を止めるためには、政治に無関心にならずに厳しい目を持ち声をあげていきましょう。世論の声が重要なのです。参院選では「人にやさしい」政党が巻き返してほしいです。
Posted by 地域支援ネット そよ風 at 22:52 | 男女共同参画 | この記事のURL | コメント(0)
「全日本おばちゃん党」の結成 [2012年11月28日(Wed)]
 大阪で元気印の「全日本おばちゃん党」が結成されましたね。フェイスブックで既成の「オッサン」政党や政治に嫌気がさしてつぶやいたのがきっかけとのことです。850人の賛同を得て23日に大阪市内で100人が参加して始動式が行われ、おばちゃん目線で政治に活を入れていくそうです。家庭や地域で根を張って生活をしているのはおばちゃんたちであり、解決すべき女性問題は山ほどあります。おっちゃんたちは自分たちの優位性・支配性のために政治や仕事をしていて、女性・子ども・障がい者、高齢者はお金を稼げないのでどうでもよいのです。
 これから「おばちゃん党」はどう展開していくのでしょうか。「婦人会」や「母親会」や「老人会」などもありますが、結局は補助金などをもらい政治に圧力をかけるようにはなっていないのではないでしょうか。それとも監視の目を光らせる「オンブズッド」や「オンブズパーソン」のようになるのでしょうか?
ただ既成政党や政府に文句を言うだけでは、虚しいです。究極は新政党として議員を送り、内から変えていってほしいのです。夢ですが、男性のやり方でない女性感覚の手法で政党をつくり、政権を担ってほしいです。石原・橋下「日本維新の会」のやり方はとても保守・特権的で困ります。
 さて政府は、年金・医療・介護・少子化対策を議論する「社会保障制度改革国民会議」の委員を15人決定しましたが、女性委員はいつものことですが2人しか入っていません。『年金・医療・介護・少子化』はすべて女性が関わっている問題なのです。「世界経済フォーラム年次会議」(ダボス会議。世界経済フォーラム( WEF)が年1回、スイスの保養地ダボスで開催するもので、世界中の経済・企業のトップ や学者、政治家が集まり、経済や社会について幅広く意見交換がされます)では日本女性活用度を135カ国中、101位と言っていましたね。言われて当然ですね。
 たしか働く女性の「なでしこ大作戦」では「国家公務員の女性採用を30%」にすると言っていましたが、モデルとして国民会議委員も30%=5人は女性委員にしてほしいのです。女性が5人いると会議は女性意見がしっかり反映され、視点が全く違うものになります。
Posted by 地域支援ネット そよ風 at 21:22 | 男女共同参画 | この記事のURL | コメント(0)
平成24年度徳島市「フェスティバルあい」のご案内 [2012年10月23日(Tue)]
  尼崎市でまたなんとも怖い事件が起きていますね。親族関係やちょっとした利害関係を利用して言いがかりをつけ、密室空間での恐怖と暴力による支配によって、無用となった人を殺害していく事件です。これは「浅間山荘事件」や「オウム真理教」の手口と同じですね。究極の『暴力による支配』の事件です。ともかく市民の安全・安心を守る警察力や弁護士、地域の支援がないと家族だけでは防ぐことはできないです。
 デートDV・DV、いじめ、虐待、パワハラ、セクハラ、性暴力なども親密な関係や顔見知りによる「力と支配」行為なのです。これらはすべて人間らしく生きる権利を奪う行為です。

 徳島市では11月10日(土)〜12月9日(日)まで平成24年度男女共同参画イベント「徳島市フェスティバルあい」が開催されます。今年度のテーマは、「女(ひと)と男(ひと) こころ豊かに生きる 希望をつむぐ」になっています。
主旨は男女がお互いに、心のつながりを大切にし、 認め合い、支えあう男女共同参画社会の実現という希望ある未来にむけて一緒に前進して行きましょうとの思いが込められています。
「フェスティバルあい」メインイベントはつぎのように開催されます。
日時:11月25日(日)、13時30分から15時まで
会場:あわぎんホール(徳島郷土文化会館、4階、大会議室)
基調講演:タイトル「共に歩み、共に輝く 〜エプロンはずして夢の山〜」
講師・田部井淳子さん(現役登山家)です。
 この講演は昨年「日本女性会議松江」(23・10・14)での講演と同じです。松江では大変おもしろく評判が良かったため、ぜひ徳島でも聞きたいとの要望が多く再現になったものです。今回はパワーポイントを使用してグレードアップをはかり楽しませてくれるようです。ぜひご参加をお待ちしています。
 それと一緒に徳島市女性センター登録団体による“ミニイベント”が、9イベント開催されます。タイトルや講演日時などは女性センターにご確認ください。
 もちろん、先般もアップしましたように当会のミニイベントもあります。
11月17日(土)、10時30分から12時まで、ふれあい健康館2階第4号会議室にて、講演会「こころのケアPart2 グリーフワーク 〜喪失と悲嘆により添うために〜」、講師;杉山洋子さん(NPO法人グリーフワークかがわ理事、認定グリーフカウンセラー、臨床心理士)
 DV、災害、死別・離別などの喪失による苦しみや悲しみを「グリーフワーク」によって癒し、明日に向かって少しづつ歩み出す方法を専門家の方々から具体的に学ぶものです。
 また他の団体のミニイベントを2つ紹介します。
母娘かんけい第3弾「私は私。母は母。」:日時11月10日(土)、13時30分から16時、会場・シビックセンター4階活動室3、講師・加藤伊都子さん(フェミニストカウンセラー)
「男だてら」に「女泣き」〜日本むかし話からひもとく私とあなた〜:日時11月17日(土)、13時30分から16時、会場・アミコビル3階第2会議室、講師・奥山和弘さん(静岡県立吉原高等学校校長)

 ご多忙中ですが、どうかご参加をお願いします。
Posted by 地域支援ネット そよ風 at 17:17 | 男女共同参画 | この記事のURL | コメント(0)
講演会 グリーフワーク(悲しみをいやす作業) [2012年09月18日(Tue)]
 今年の夏は、天気が不安定で雷、ゲリラ豪雨、台風などが多く、何となく落ち着かなく不安を感じてしまいます。早く涼しい実り豊かな秋の到来が待たれます。

 待たれる秋のイベントをお知らせいたします。
徳島市男女共同参画推進事業『平成24年度徳島市フェスティバルあい』の一環として、当会はつぎのようなイベントを行います。
こころのケアPart2 
 グリーフワーク 〜喪失と悲嘆により添うために〜

主旨:いつの時代も、喪失という現実を受け入れて生きていくことは、けわしい道のりです。
でも一人ひとりが喪失を受け入れ、その後の人生に必要な過程と認めたとき、傷ついた自尊感情のいやしに向けた第1歩が始まります。新しい自分の生き方を見つけ希望が芽生えてくるグリーフワーク(悲しみをいやす作業)を皆さまととも考えましょう。
日時:24年11月17日(土)、10:30〜12:00
場所:徳島市ふれあい健康館2階第4会議室  
 (徳島市沖浜東2丁目16番地、電話088−657−0190)
講師:認定グリーフカウンセラー、臨床心理士
     杉山洋子さん
    (NPO法人グリーフワークかがわ理事長)

対象:関心のある方
費用:無料
お問い合わせとお申し込み
   地域支援ネット そよ風 
    電話とFAX:088−654−1225
    E-Mail:tsn_soyokaze09@yahoo.co.jp

 昨年に続いて、グリーフワーク(悲しみをいやす作業)の講演会を行います。
災害、死別、DVなどによって、大切な人や物、コミニティや精神的なものを喪います。大変苦しく、悲しいです。喪失によって元には返れないが違う自分を生きるために、グリーフワーク(悲しみをいやす作業)が必要です。昨年はグリーフワークの必要性について基本的なことを話ました。また3人の喪失を体験された方に、自分の体験を語っていただきました。
 今年はグリーフワークの仕方について、専門家である杉山洋子さんにお話しをしていただき、参加者の方々と一緒に学びたいと思います。

 24年ミニチラシ.doc

  
Posted by 地域支援ネット そよ風 at 01:30 | 男女共同参画 | この記事のURL | コメント(0)
「道半ば」の記事から [2012年06月23日(Sat)]
 今日の徳新総合面(p5)で、「編集局から」欄で女性記者が「道半ば」という小文をアップしています。
後輩の地方局女性記者が、6月議会の取材で議場に行ったら、市議、市幹部60人全員が男性で、女性は自分一人であったと気づき、「あらゆる分野で男女共同参画を進めてほしい」と言っていると書いています。
第3次男女共同参画基本法や改正男女雇用均等法などがあっても、地方市では、まだまだ女性の議員や行政幹部がいないのです。
 昨日も6月県議会を傍聴したのですが、古田美知代議員は一般質問の中で「県の男女共同参画課再設置」を訴えましたが、議場には女性事務職は3人居るが、前に並んでいる発言権のある幹部はすべて男性であることや「男女共同参画課」を無くしたのは、6人の男性幹部たちであることを指摘しました。
また2008年国連開発計画発表のジェンダーエンパワメント指数(GEM/政治及び経済活動への女性の参画を示すものであり、国会議員、管理職、専門職・技術職に占める女性の割合及び男女の推定所得格差を用いて算出されています)では、数値は0.575で、順位は108カ国中58位であることも言いました。(前年は値は0.557、順位93カ国中54位)。
 政策方針過程の場、管理職、専門職・技術職、農林水産業での平等な女性の活用のためにも「男女共同参画課再設置」を訴えましたが、知事は「人権推進課で光の男女共同推進と影の部分であるDV防止を行う。現体制で成果をあげる」との答弁です。
それに自民党の古参議員は「もっと他に大事なことがあるだろう!」と古田議員をどう喝をする場面もありました。
これらは、知事の「光と影」発言は区別(二分)する言い方が差別につうじ女性施策の蔑視であり、自民党議員のどう喝は言葉の暴力であり、議場が男中心の価値観で支配されていることを明示しました。決して男女共同参画社会ではないということを表明しています。
 さて記事の後半では、真の男女共同参画社会実現は国や自治体の方針に左右されない地道な民間の活動があってこそであり、特に「日本女性会議」が来年30回目を迎え阿南市で行われることに、大きな期待をよせています。 差別や抑圧の中を生きてきた女性だからわかることで、文章から切実な願いが伝わりました。
 女性たちがネットワークをくみ、社会を変えていきましょう。覚悟を持ちましょう。

 広報ですが、先般もお知らせしたのですが「徳島県男女協調週間」が7月7日(土)〜13日(金)まであります。それにあわせて、ときわプラザ(フレアとくしま)2階展示ギャラリーで、民間団体の活動紹介のパネル展が行われます。「徳島県女性協議会」主催です。
当会も出展しますので、ぜひご覧ください。
Posted by 地域支援ネット そよ風 at 19:02 | 男女共同参画 | この記事のURL | コメント(0)
日本女性会議開催に向けて [2012年06月11日(Mon)]
  「日本女性会議2012仙台」がつぎのように開催されます。
テーマは「きめる うごく 東北(ここ)から」です。3・11から1年3ヵ月が経ちました。被災地の方はようやく落ち着き、哀しみを抱えながらも、復興へと歩み始められたことでしょう。復興し、被災後の新しい人生を取り戻すことは男性だけが行うのでなく、老若男女が知恵と勇気とパワーを同じように出し合わなくてなりません。男女共同参画でないと出来ません。
その決意の表れとして、2,000人規模の大会をされます。すごいエネルギーを感じます。 
 ともかくなんとか日程を調整して参加したいです。被災地の方々の現状を生の声で聞きたいと思います。災害は、明日はわが身になります。多くのことを教えていただきたいし、少しでも私たちが連帯して忘れずに被災の苦しみ、悲しみを共有することがいやしにつながります。被災者の方々は、忘れ去られることが一番辛いといいます。

日 程:10月26日(金)、27日(土)。会場:仙台国際センター。参加費10,000円
10月26日(金);12:00〜受付、13:30〜開会式、13:50〜基調報告「男女共同参画施策の現状と課題」、特別プログラム「女性たちが語る3・11これまでと今と」、18:00〜交流会
10月27日(土);9:00〜受付、9:30〜6分科会、昼食、13:00〜基調講演「女性のエンパワメント ノルウェーから」(講師アネッテ・トレッテバルグステューエンさん・国会議員)、シンポジウム「きめる、うごく、東北(ここ)から」(パネリスト渥美由喜さん他、コメンテーター堂本暁子さん他)、16:20〜閉会式
 
 先般もこのブログでアップしましたが、徳島県の新興都市である「阿南市」(人口約8万人)が来年の第30回記念大会を開催することに決定したそうです。阿南市長は市議会の所信表明で「小さいまちの大きな挑戦だが、本市の身の丈に合った意義のある会議を目指したい」と述べています。今回の仙台で来年開催を正式に宣言するそうです。(拍手!!)
阿南市民と議会、行政の決断に敬意を表します。
県内各市や民間団体が連帯して応援をしたいですね。
Posted by 地域支援ネット そよ風 at 13:11 | 男女共同参画 | この記事のURL | コメント(0)
男女共同参画社会が進まない国 [2012年06月06日(Wed)]
 みなさんもご存知と思いますが、各メディアの報道によりますと、独立行政法人・日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)の核燃料サイクル工学研究所のウェブサイト上で、放射性物質が放出される状態について、夫婦げんかで“女性が一方的に興奮している様子”をマンガで表現していました。
それによると「怒って興奮している奥さんそのものが『放射性物質=核のゴミ』」だそうです。
 市民から「例えが適切ではない」との指摘が電話で多数寄せられ、ようやく同機構は今月4日、ウェブサイト上から説明資料を削除し、今後は、資料が作成された経緯の詳細について聞き取り調査を行うそうです。
  そのマンガは、「放射線・放射能を夫婦げんかに例えた場合」として、夫に対し怒りをあらわにする女性に吹き出しを付け、「奥さんの怒鳴り声が『放射線』」、「怒鳴り声を上げてしまうような奥さんの興奮している状態が『放射能』」、「怒って興奮している奥さんそのものが『放射性物質』」とのことです。
 ロイター通信も世界に日本の「奥さん(女性)=核のゴミ」扱いにしたことを、伝えています。3・11の福島原発事故は、1986年のチェルノブイリ原発事故以来の最悪の核災害で、初期に放出された「放射性物質」は安全基準の2.5倍と言われています。それを『奥さん(女性)』に例えるのは、非常識で悪意さえ感じます。女性差別を感じてしまいます。
 また、マンガは一方的に怒り狂う妻を描き、夫は怯えるか弱い人に描いているのは、対等な“夫婦げんか”の描き方ではありません。いかにも女性が権力を持ち、男性を支配しているようにしているのは、女性は暴力的になんだと錯覚させるものです。女性が強かったら何でも良いのではありまん。ステレオタイプの考え方を広めます。現実社会では男性は「怒ってよい権利」を手放さず、女性には「怒ってはいけない。泣くのはよい」となっているのですから。
これを描き、また何の抵抗も感じないでアップした人たちは、本当の男女共同参画の意味をわかっていないようで、男女共同参画社会推進を阻むものです。
 原子力機構によると、08年に東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城の16歳以上の市民を対象に原子力専門用語の理解度調査を実施した結果、「若年層や女性の理解度が低い」として、10年から夫婦げんかの例えを用いるに至ったとのことです。いかにも一般社会の中で、男女共同参画意識がまだまだであることがわかります。
Posted by 地域支援ネット そよ風 at 20:35 | 男女共同参画 | この記事のURL | コメント(0)