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ようやく最高裁での審理 [2015年02月26日(Thu)]
 ようやく最高裁が、裁判官全員(15人)で構成する大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)で、女性への差別的法規である「選択制夫婦別姓」と「女性の300日再婚禁止期間」を審理してくれるようになったのですね。うれしいですね。長い道のりでしたね。
 そう何回も有志の女性たちが訴えても、それでも裁判所は『憲法が保障しているのでない』と言って退けてきたのです。また国政でも保守派の政治家たちが「家庭を崩壊する」と言って反対をして審議して来なかったのです。なんという見下しでしょうか。現実は夫婦の4組に1組が離婚をしているのに、明治時代に制定の民法を盾に、国連人権機構からも改正するように勧告をうけながら無視をしてきたのです。いかに女性の多様な生き方や自信や成長を考えない、男性主体の国であるかをつくづく感じます。
 結婚によって改姓した女性たち(2006年では96.3%の女性が改姓)で、専業主婦の方は「配偶者」と言う位置でなければ、いろいろな恩恵を受けられないように制度が設定されているため声をあげられず、政治はそれを良いことにして長く放置していたのです。世界の先進国ではとっくにこんな女性の人権を認めないで男性の付属物とする法律を廃止しています。このほど公明党が、違憲判断が出るのを見越して、どう取り扱うかを検討に入ったとのことです。これも女性の人権に関心ある女性議員が少ないからですね。
 ある新聞では、中高年の男性読者が別姓にするか、同性にするかは「心の問題」と言っていましたが、そんな問題ではありません。21世紀は少子高齢化時代のため、女性が働くのは当たり前になっています。いや働かないと経済界が失速するのですが、長い時間をかけて苦労、努力をしてキャリアを築いてきたのに、なんで結婚と同時に改姓をして男性の名字を名乗らなければならないのでしょうか。なんの支援もしてもらっていないのに!自分のこれまでのがんばってきた歴史がリセットされてしまうのです。またその改姓の手続きは煩雑ですが、それも女性のみが負います。
 そして、男性たちは、結婚した相手が自分の名字に改姓することによって、自分の物=所有物になったと勘違いをするのです。これは対等・平等ではなく、男女共同参画ではありません。ⅮXの始まりと・・・・・・。
 まだ先ですが、最高裁が違憲と判断すると、明治時代から引き継がれてきた差別的法規定が見直され少しでも真の男女共同参画社会へ近づけます。心からからそうなることを祈りたいです。

Posted by 地域支援ネット そよ風 at 20:13 | 女性の多様な生き方を奪わないで | この記事のURL | コメント(0)