護憲のリーダーが死去。ご冥福を祈ります。 [2014年10月02日(Thu)]
衆議院議長や政党党首をされた土井たか子さんが85歳で亡くなりました。とても残念です。そして彼女自身も後ろ髪を引かれる思いであったでしょう。そう。今後保守党によって崇高な平和憲法が改正の危機にあるのですから。いわゆる戦争をする国に、また一人ひとりを尊重するのでなく、家庭や社会や国家を重視する国に変貌しようとしているのです。個人や女性や弱者が尊重されないで、「国民の生命や財産を守る」ことができるのでしょうか。個人の意思が疎んじられ、かってのように体制に従わされるのではと深く危惧するものです。アメリカや兵器企業のために戦争をする国にされたくはありません。
「おたかさん」は、いつも堂々として、男性の暴言にも毅然と対処して、女性のパワーを示してくれました。彼女のお陰でどれだけ女性たちが活動しやすくなったことでしょうか。それまでは女性は結婚に縛られ、結婚しないと女性として認めてもらえないため途中で仕事や自己実現をあきらめて来たのですが、現在は自分の仕事や活動のために自由に自信を持って生き方を選択できるようになったのです。一つのモデルを示してくれたのです。彼女が元気であったら都議会議員のセクハラ発言を一喝したことでしょう。 政治家、憲法学者、人権擁護者として波乱万丈な人生を送って来られました。もっと生きてほしかったです。今まで私たちに勇気と元気を与えてくれました。本当にありがとうございます。 今後は彼女の意思を繋いで、平和憲法を死守しましょう。世界の人々のため、また日本人の誇りのためこの憲法を守り抜きましょう。 |