デートDVを学んでほしい [2013年10月25日(Fri)]
先日、東京・三鷹市でストーカー行為による悲劇がまた起こりました。
夢も希望もある美しい少女(18歳)が元交際相手に殺害されました。加害者(無職、21歳)は彼女の自宅内に侵入し待ち伏せの上切りつけたそうです。ネットで知り合った元相手からです。 ネットの場合は、自分をよく見せるために相手にうそをつきます。とくに加害者男性は多い傾向です。すぐばれるのですが、それが悪いこととは思っていず、別れたいという彼女の方が悪いと自分に都合のよい解釈をするのです。自己中の考え方です。相手の気持ちは考えません。 彼女は学校に相談し、学校は警察署に相談したところ、自宅がある警察署に相談するように言われたそうです。が、しかしその警察署は詳しい話を聞かず、日常の一相談として取り扱っています 18歳の少女が相談すると言うことは恐怖心からなのです。もっと関係者は敏感になり詳しく話を聞き、自宅がある警察署にも即連絡しパトロールするよう連絡するべきでした。 その後、自宅のある警察署は彼女と両親から相談を受け、警告をするため何回か彼の携帯に連絡を取ろうとしたのですが取れず、メッセージを入れたそうです。後でこの携帯は友人のだったそうです。その数時間後に悲劇が起こっています。 警察は直接「彼女」と話さず、両親がいる前で事情を聞いています。親のいる前では話しづらく怖さや、辛さを十分言えてないのではないでしょうか。 メールで「殺す」と言っており、上京しつきまといをしています。これはデートDV行為であり、脅迫行為であり、繰り返しエスカレートします。 加害者に接触するまでは、危険なので、彼女を一時保護するべきでした。今までのストーカー事件でもわかるように加害者は相手女性や家族の生命が目的になっているのです。緊迫性があるのです。 今年、ストーカー規制法(初めて)やDV防止法(3度目)が改正されましたが、まだまだ不十分と言えます。被害女性の保護を同居に限定していますが、今回のように若い人は感情の処理ができず直接的な行動をとるので、自宅も狙われるのです。各警察署は連携をし、また被害者の気持ちを代弁できる民間の女性支援団体とも連携をとり「女性の生命」を護る方法をお願いしたいです。 大人は、交際中だから、子ども同士だからいつでも別れられるとは思わないでください。大人が、子どもに常に関心を持ち、声がけをしてほしいです。また「DV防止講座」や「DV加害者再発防止プログラム」などで学んでほしいです。 若い人たちは「デートDV」について何回も学校や職場や地域で学んでほしいです。胸に落ちるまで。 健全な交際とは、暴力で相手を支配しないことや相手の自立をサポートすること、「別れる力」を持つことが必要なのです。 |