2013年の活動の始まり [2013年01月05日(Sat)]
新春をお喜び申し上げます。
今年が災害や事件・事故、暴力などがなく、経済・政治も自民党の暴走がなく低め安定で、人にやさしい社会になることを心から祈りたいです。おだやかな1年であってほしいものです。 どうか今年もよろしくお願いいたします。 (それにしても今日は寒く底冷えのする仕事始めになりましたね) 昨日づけ新聞報道では、日本国憲法起草に従事された「ベアテ・ゴードン」さんが、12月30日に89歳で亡くなられたとのことです。戦前は両親と来日をされ、終戦後はGHQの通訳・翻訳官として再来日しました。22歳の若さで憲法起草作業に従事し、戦後間もない日本女性の悲惨な状況を見て胸を痛め、差別解消と女性の地位向上のために24条(男女平等)、42条などを書き上げ、また案文をめぐって日本政府との折衝で通訳をされた私たちの恩人の女性です。その後も、再三来日され、第9条(戦争放棄)や24条の擁護のために、日本の女性リーダーと広く交流されました。心より冥福を祈りたいし、日本男性よりもはるかに日本女性の差別解消を願ってくれたことに感謝したいです。私たちが24条・42条を絶対死守します。参院選の結果では、憲法擁護の闘いになるかもわかりませんから。女性が声をあげましょう。 1月の当会の事業活動はつぎの通りです。もう2013年が始動しています。ぜひご参加をお願いします。 ☆デートDV・DV(虐待)男性加害者への 再発防止教育プログラム(グル−プ・プログラム) 実施中。 参加者を募集中!(途中参加ができます) ☆彡内容:同じDV(親密な関係の相手に暴力をする)問題の悩みを持った男性が集まり、グループで自分の暴力に気づいてやめ、女性・子どもに対する共感や尊重の仕方、健全なパートナー関係を新しく学ぶものです。再発防止教育プログラムはそれをお手伝いするものです。 カウンセリングではありません。自助グループではありません。またプログラム参加を離婚調停や裁判に利用できません。加害男性自身が気づきあらゆる暴力を手放すものです。 ☆彡実施日:毎土曜日は19時〜21時です。毎日曜日は14時〜16時です。 5月GW、夏休み、正月休みがあります。 ※なお現在は少人数のため、第2・4土曜日2回と第2・4日曜日の2回を行っています。 (1回のみの受講はできません。また参加後の受講曜日の変更はできません) 申し込み:事前申し込みが必要です。面接が必ずあります。本人さん2回(基礎学習を含む)、パートナーさん1回です。 受講者と当会の双方で受講を決めます。 ☆彡回数:52回。東京「アウェア」の指定プログラムを使用します。 52回が長いと感じるかもわかりませんが、暴力をしない健全なパートナー関係を築くには、時間、苦労、忍耐が必要です。最初は1クール・17回を目途に通ってみましょう! ☆彡プログラム:DV(力と支配)とは何か、相手と子どもへの影響・子育て、自分に気づく、自分を変えるなどがテーマです。 ☆彡面談費:1回3,000円(パートナーさんを含めて3回あります) ☆彡受講料:1プログラム2,000円(そのつど支払ってください)、2プログラムの場合は3,000円です。現在は1回に2プログラムを行っています。 ☆彡場所:受講決定後にお知らせします。 ☆彡DV加害者防止プログラム・ファシリテーターが担当します。女性被害者の気持ちを代弁するのが特徴です。秘密は厳守します。 電話:088−654−1225 E−Mail:tsn_soyokaze09@yahoo.co.jp ※東京「アウェア」のHPにもアップされています(http://aware.exblog.jp/) ☆デートDV・DV行動をやめたい男性のための 電話・e-mail無料相談 ☆彡日時:1月9日、16日、23日、30日(毎週水曜日)・13時〜21時です。 ☆彡一人30分です。秘密は厳守します。デートDV・DV防止プログラム・ファシリテーターがお話しを聞きます。恥ずかしいと思わず、相談をしてみましょう。それが暴力をやめる第一歩です。 電話:088−654−1225 e-mail:tsn_soyokze09@yahoo.co.jp ☆DV女性被害者支援講座《毎月1回。 第4木曜日》 1カ月の振り返り。DVレポート「いなばのしろうさぎ」を読み、参加者が話し合います。 ただし、今回は1月20日(日)に講演会、1月27日(日)・2月3日(日)は母子イベントがあるため1月はお休みします。とてもゆるい会です。 ☆彡日時:2月28日(木)、19時〜21時です。 ☆彡参加者:女性のみ。申し込みが必要です。 ☆彡参加費:500円 ☆彡場所:徳島市市民活力開発センター1F会議室(徳島市幸町3−37−1、幸町会館) 電話:088−654−1225 E−Mail:tsn_soyokaze09@yahoo.co.jp ☆その他 随時 ☆彡「デートDV防止・プログラム」の実施(『アウェア』指定のプログラムを使用) 60分、90分、120分でプログラムを行います。 ☆彡「女性へのこころのケアプログラム」の実施(レジリエンス指定プログラムを使用) 1回〜連続12回もあります。 ☆彡男女共同参画推進講座の実施など。 実施日、講師料:相談に応じます。 お問い合わせとお申し込み/ 地域支援ネット そよ風 電話:088−654−1225 e-mail:tsn_soyokaze09@yahoo.co.jp ☆東日本大震災の被災された女性の方の ご相談を聞いています。 昨年10月に「日本女性会議in仙台」で被災地の仙台空港、名取川、閖上、石巻を駆け足ですが、行ってきました。名取市閖上町は何もない草原となり、ところどころに津波で破壊された民家がポツンポツンとあり、その原っぱを風が静かに吹き渡り、人々の嘆きが聞こえてくるようでした。声にならない悲しみがその土地に行き渡っているように感じました。自然に涙がほほを流れました。ただ平穏を取り戻すことを祈るしかなかったです。 また石巻では被災された女性の方々(「新日本婦人の会」のご紹介により、市議会議員さんと日和が丘「モミの木」のスタッフや支援女性の方々です)と直接お会いすることができました。大地震と何もかも喪失する津波に遭い、地域で助け合い、支えあって毎日を無我夢中で生きて来られたのです。ようやく今自分自身が遭った体験に目を向けることができるようになったのです。その恐怖や不安、悲惨さを昨日のことのようにはっきりと記憶し、それを言葉に出されました。私たちに出来ることは、ひたすらその体験を聞かせていただくことでした。どうか少しでも気持ちが晴れますように。 石巻は水産加工業の街ですが、ほとんどの工場が再開していません。またガレキも大変多く、復興には時間がかかるのを実感しました。ここでは「失望死」が出てくると言います。雇用がないと若者やその家族(とくに子ども)が帰って来なくなります。街自体が消滅してしまうのではないかと心配さていました。1000戸が集まる仮設住宅を見させていただきましたが、あまりにも簡素・質素で災害難民の扱いです。そしてまた2回目の厳しい冬がめぐって来ました。無力感と失望感と無常観です。ただ私たちは決して忘れないです。ずっと想いを寄せ支援を呼びかけます。 生活の中で、災害の恐怖はなかなか消えません。何かあるとフラッシュバックを起こし、よみがえってきます。 被災の不条理やその後の生活の怒りや悲しみ、辛さ、苦しみの気持ちは、言葉にして吐き出し受け止められることによって、少しずつやわらぎ、いやされます。時間も経っているからいまさら言えないと思わず、いつでも自分の言えるタイミングがあります。人によって違います。グリーフワークをしてください。どうか悲しみや苦しみにふたをしないで、がまんをしないでください。明日を生ききるためです。前とは違う新しい自分を生きるためなのです。 誰にでも吐き出すことはできませんが、当会ではメールで、地震や津波の怖さ、家族や友人知人、家・財産などを失った辛さや悲しさ、これからの生きていく不安、放射能汚染の恐怖と不安、そして大震災後のDV(虐待)や性暴力の被害など、心の悩みを24時間メールで受け付けています。 秘密は厳守します。匿名でもかまいません。話してみてください。 こころのケアプログラム・ファシリテーターがお話を聞きます。 メールアドレス:tsn_soyokaze09@Yahoo.co.jp |