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TPN Plays & Players

NPO法人シアタープランニングネットワークの創造ユニット
「TPNプレイズ&プレイヤーズ」のブログです。


演劇の思潮、社会における役割の変化 [2012年01月10日(Tue)]
皆様

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
生まれたばかりのTPNプレイズ&プレイヤーズとしても、2012年は
成長の年となるよう、努めていきたいと願っています。
そのために必要となるのは、ごまかさずに、あいまいにせずに
考え、議論することだと考えています。
何を、どのようになすべきなのか…。

7月のせんがわ劇場での「黄色い月」「宮殿のモンスター」の
レパートリー上演の準備も、少しずつはじめています。
また、その次のことも、どのような作品を、どのようなカンパニーで
どのようなポリシーのもとに…ということも、模索し始めています。
そのために、いまはできる限り数多くの戯曲を読みこむよう努めて
います。
(私どものためだけでなく、他の劇団やプロデューサーらのためにも
作品探しを行っておりますけれど…)

といっても、仕事の合間に、読める数は限られていて…と、言い訳
もしてしまいますが、現代という時代に問うべきテーマとは何か、
どのような表現が…と思いをめぐらしています。

ミレニアムあたりから、たしかに英米の戯曲にたしかな変化が生じて
いるように感じます。9.11の影響もあるのかもしれません。
まだ、うまく説明できないでいますが、たしかな変化です。
それを感じながら読んでいると、社会における演劇の役割も、少し
ばかり違って見えてきます。わかりやすい道具論としてだけではな
くて。
だからこそ、芸術なのだとも思うのですが。

TPNプレイズ&プレイヤーズは、実験の場でありつづけなくてはなら
ないと思っています。どこかでまとまろう、まとめようとしてしまう心を
抑制し、チャレンジする精神を維持すること、求め続けること
それを大切にしたいと願っています。
自分自身を照らしてみても、難しい。
でも、そのために設置されたユニットです。
初心を忘れずに努めていきたいと思います。

HPにその初心というか、マニフェストをアップロードしました。
昨年夏に綴ったものですが、私の思いはそこに集約されていると
思います。ご一読くださいませ。
http://www5a.biglobe.ne.jp/tpn/plays-players/mission.html

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

中山夏織
プロデューサー・翻訳
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