東陽精機日本語教室 教室活動報告(4)成果報告会 [2015年12月18日(Fri)]
東陽精機日本語教室では先日、成果報告会が行われました
この教室は東陽精機で働いている学習者さんを対象に会社内で行われ、みなさん仕事の合間を縫って教室に参加しています 仕事の忙しさによってなかなか参加できなかったりする中、企業の方の理解もあり、中には日本語パートナーとして教室にも参加してくれる方もいらっしゃいます この教室の特徴は学習者さん同士が同じ企業で働いており絆が強いこと 成果報告会の準備では、お互い作成したポスターを見ながらアドバイスを送るなど、助け合っている様子が見られました 「娘の結婚」について発表しようとしていたある学習者さん 結婚式の日にちは決まっていたけど、場所がまだ決まっていなかったそうです ペアとなった日本語パートナーさんが、学習者さんの家の近くの教会を検索し、情報提供してくれました その後、次の週の準備の日には日本語パートナーさんが提案した教会を予約していたようで、提案した日本語パートナーさんがとても嬉しそうにしていたのが印象的でした 他の学習者さんも交えて、 「発表会で場所を伝えたらみんな見に来ちゃうかも」 「教会だから誰でも見に行けるよ」などの言葉が飛び交うなど和気藹々準備を進める様子も見られました そして成果報告会当日は、いつもの日本語パートナーに加え、ゲストとして現場リーダーの方たちも来てくださいました。 発表の様子 発表後の質疑応答では、 「これからもずっとうちで働いてほしい」 「いつもは手にメモをもって発表していたのが、今日はなかった。毎週参加している成果かな」とゲストの方からの声も聞かれました 学習者さんも、自分自身の成長の様子を感じることができたのではないでしょうか 企業内で行う日本語教室では、学習者さん(外国人従業員)の日本語能力を向上させることだけが目的ではなく、日本人従業員の皆さんと学習者さんが、日本語を使って交流することができるようになることが目標です 忙しい中、システムの活動を理解していただき、活動の様子を見に来てくれることは学習者さんにとっても大きな励みになるので大変感謝しています 今度も企業で行われる日本語教室を続けていけたらと思います |