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2011年12月17日

「無縁社会への挑戦」〜パーソナル・サポート事業がめざすもの〜

今日は、豊中市で開催されたシンポジウム
「無縁社会への挑戦」
第2部〜パーソナル・サポート事業がめざすもの〜

に参加してきました。

基調講演は、内閣府参与の湯浅誠さん。
「パーソナル・サポートが目指すもの」

湯浅さんは、
リーマンショック後の年越し派遣村の村長をされたことで
ご存知の方も多いと思いますが、
そのずっと前から貧困問題や自殺問題に
携わってこられました。

そんな最前線で起きていることは、
「日本型福祉社会」の制度疲労。
高度成長期くらいまでの日本は、3つの縁、すなわち
「地縁・血縁・社縁(職縁)」で、人はつながりあっていた。

だけど、今の世の中はそのどの縁ともつながれない
人たちがたくさんいて、
その人たちをサポートするには多面的でトータルな仕組みが
必要になってきている
というお話でした。

実際、こういうお話になると、
「なぜそんな手厚いサポートが必要なのか」という質問が
必ずでます(湯浅さんもおっしゃってましたが)。

その気持ちも理解はできますが、
広い視点・長期的視点でみると、
社会からこぼれおちつつある人たちが適切な支援をうけ、
社会参加(復帰)ができると、その周囲の人たち、
ひいては社会全体の負担が減ることにつながると思います。


そのようなミッションを掲げて取組みを続けている
豊中パーソナルサポートの取り組みが紹介されました。

豊中市の社会福祉協議会は、
コミュニティソーシャルワーカーという仕組みをもち、
全国的にも評価・注目されています。
「地域」という視点で、いろんなリソースをコーディネートすることで
地域のなかでしんどい人をボトムアップに、オーダーメイド型で
サポートする体制です。

その取り組みが紹介された最後に、
発表者の勝部麗子さん(社会福祉協議会)がおっしゃったことが
印象的でした。

「いくら社協がパーソナル・サポートを手掛けても
地域住民が排除する側にたっていては、成り立たない。
地域に住むみなさんが、ボランティアパーソナルサポーターに
なってください。」


いくら支援組織が尽力しても、結局は「地域」「社会」の問題。
その構成員一人一人の意識・行動が伴ってはじめて
社会問題は解決していく。
そして、社会の発展・豊かさにつながっていく。


昨日の大学生の発表でもコメントがでたのですが、
まずは、そういう意識づけを促す学びの場がもっと必要で、
そして、そうした意識づけが継続し、広がり、
行動に移っていく活動の場づくりも必要ですね。

とよなかまもその一翼を担っていければと思います。