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2011年12月04日

外国ルーツを持つ子どもの母語・学習支援

今日は、大阪ボランティア協会主催の
「在住外国人 X LIFEを考える」連続講座第3回

「外国ルーツを持つ子どもの母語・学習支援」
講師: 清田淳子さん(立命館大学)


に、行ってきました。


とよなかまは、外国ルーツを持つ子どもの支援については
直接的には関わっていません。

ですが、とよなかまで活動している外国人スタッフは
ほとんどが「外国にルーツを持つ子ども」を育てています。

日本語と自分の母語の両方を教えている人もいれば、
日本語が中心の人、
母語が中心の人、さまざまです。
その背景には、家族構成(国際結婚か否かなど)や
日本に住んでいる経緯や今後の見通しなどの要因があるので、
みんな多様で当然です。


今日の研修会では、まず
このテーマについては、必ず登場する
カミンズ(Cummins)の理論枠組みが説明され、
母語保持・育成の重要性が確認されました。

その理由は、
認知度の発達やアイデンティティの形成などに
母語が大きな役割を果たすため。


清田先生が提案・実践されている取り組みは、
母語の保持・育成と、
日本語の習得と
学校の学習支援
を有機的につなぎあわせた方法。


現在、外国にルーツを持つ子どもは、
全国に、3万人近くいます。
(実態としては、更に多いと考えられます。)

そして、その子どもたちをサポートする
日本語教室や母語教室、学習支援教室などは
全国各地に存在しています。

今日の研修にも、大阪で活動している実践者の方が
たくさん参加されていました。


けれども、日本語・母語・学習支援の3つを合わせた
取り組みというのは、とても新しい試みであり、
参加者の間でも活発な意見交換がされました。

今後の広がりと、成果のより一層の蓄積が待たれますが、
「外国にルーツを持つ子どもたち」がもつ多様性が
問題ではなく、有益な資源だと捉えられる社会を目指して
長年、地味に地道に研究と実践を積み重ねてこられた
先生の取り組みに、とにかく感銘を受けた一日でした拍手