CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

2011年05月02日

『英語ノート』廃止!

 ブログ開設以来、すごいペースで更新を続けてきて2週間。
早くも更新ペース大幅ダウン困った
 その間、
2010年度豊中市小学校英語(外国語)活動事業報告書の作成に
てんてこ舞いでした。
 おかげさまで、4月末になんとか初版が完成しました。
一部原稿が未納なので、最終版まではあと少し・・・。

 さて、そんなことをしている間に、
すごいニュースが飛び込んできました!

2011年度予算案が成立し、
『英語ノート』の廃止が決まりました。
 
 
 震災一色の予算委員会ですが、
それでも、この4月から必修化されたばかりの小学校「外国語活動」の
一応は「教科書」的存在だった『英語ノート』が
あっさり廃止になるなんて・・・
 
 新しい教材が作成されるとか、
教員研修が拡充されるとか、という話ですが、
この数年間の小学校の先生方の不安・混乱・努力を
まるで無視したとんでもない結論です。
 
 「外国語活動」で育成したい人はどのような人で、
「コミュニケーション能力の素地」とは具体的にはどういうものなのか、
社会的課題と理想的な社会像についての議論なしに、
教材作成や教員研修をしても無意味なのは自明です。

 
豊中市では、地域に住んでいる外国人を
「外国語活動」(と、「総合」)の授業に派遣して、
子どもたちとの豊かな出会い・コミュニケーションを促す授業に
取り組んでいます。
そのことで、
社会になかなか参加できずにいた外国人住民の
エンパワーメントにもなるし、
また、身近な外国人が教壇に立って、
自分の経験・思い・背景について伝える姿を見ることで、
外国にルーツをもつ子どものエンパワーメントにも
つながっています。
さらには、そうした取り組みは、
異なる背景をもつ人たちと共生する地域社会の形成
にもつながっています。

 「コミュニケーション」とは技能だけではなく、
相手の背景に関する知識や、
相手のことをもっと知って理解しようとする姿勢・態度も必要で、
そして何より、
交流する相手がないとはじまりません。

 どんな「相手」と
どんな「コミュニケーション」をすることが、
求められているのでしょうか。
 
 この機会に、もう一度、
「外国語活動」の意味と目的について、
積極的な議論をしていきたいと思います。
 
 
 以前から小学校「外国語活動」導入について、
警鐘を鳴らされていた江利川先生の研究室ブログには、
たくさんのコメント・意見が寄せられています。
 ご参考までに・・・
 江利川研究室ブログ 『英語ノート』廃止、見えない展望