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2012年02月04日

改定入管法と外国人住民

今日は、特別講演会
「2012改定入管法と外国人住民」
に行ってきました。

昨今のリーマンショックや東日本大震災の影響で
少し減少はしたものの
現在も日本には210万人以上の外国籍住民が暮らしています。

その人たちが日本で暮らすのに「死活問題」となるのが、
出入国管理および難民認定法(入管法)。
それが、2012年7月に改定されます。

法務省の発表などでは、
在日外国人にとっての「利便性」がうたわれたり、
いままでの「外国人登録」制度が廃止され、
日本国民の「住民基本台帳」に統合される・・・といった面が
前面にでてきますが、
その背景にある問題点やねらいについては
文章を読むだけではなかなか見えてきません。

さらに、日本に住む外国人のなかには
多言語とまではいわなくても、わかりやすい日本語での説明が
必要な人も多いでしょう。


講師の佐藤さんは、具体的な手続きについての説明をまじえながら、
概要と問題点についてわかりやすく解説してくださいました。


それを聞きながら、率直に感じたのは、「めんどくさい」ということ。

日本人でも、結婚や引っ越しなど、煩わしい手続きはたくさんあります。
だけど、その手続きの前提が、
「国による管理(排除)」にあるとするなら、
まったく意味が変わってきます。


この法改正は、
日本国籍の人にはあまり関係がないことかも
しれません。
だけど、「多文化社会」が理念ではなく、現実になっているなかで
多文化化の担い手がいかに国によって管理されているか、
考える良い機会だと思います。

もっと多くの人が関心をもち、議論していければいいなあと
感じました。


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2011年12月18日

「空回り」「やりっぱなし」にならないためのマーケティング入門〜NPOのためのマーケティング〜

今日は、箕面市民活動センターで開催された

「空回り」「やりっぱなし」にならないためのマーケティング入門
〜NPOのためのマーケティング〜

を受講してきました。

講師は、株式会社出藍社 代表取締役
松崎光弘さん。

松崎さんは、「イノベーティブな人づくりを通して、社会を変える仕事を創る」ことを
めざして、コンサルティングや若手創業者の支援などを手掛けられています。
そして、とよなかまも助成をうけている
NPO法人edge社会的企業創業支援ファンドの委託元、ETIC.のカウンセリングも
されているとのことめがね


講座は、10:00から15:30までの長丁場でしたが、
時間を忘れるくらいの充実した内容でした。

NPOのマーケティングについて、
Wants, Needs, Can, Impactの4つのテーマにわけて、
明日からでも使えるポイントを提示されました。

この一年、さまざまな方にお世話になりながら、
とよなかまの活動を続けてきましたが、
NPOの経営って、奥が深い(笑)びっくり


今日のお話の中で印象的だったのは、
「ミッションを遂行するために、共感者を増やすこと。
その結果として、社会変革が促されることを目指すこと。
その過程を重視しすぎると、なかなか広がらない。」
という主旨のメッセージです。

これは、昨日の湯浅誠さんの話や、一昨日の学生の発表会とも
共通する点です。


「しんどい人たち」の課題解決が住みよい社会につながっていく―
だけど、その活動の協力者たちは、必ずしも「善意」を伴う必要はなく、
「自分が欲しいもの」が手に入ることで社会的課題につながっていけば
それはそれで、みんなハッピーなわけで。

取り組みの過程ではなく、結果として、社会がどうなるのか―
「意識変革から行動・実践へ」という、社会運動的な訴えとは
少し温度差がありますねペンギン


だけど、昨今よく耳にする「社会的企業」として
持続可能な事業を展開していくためには、
一つのとても現実的で有効な考え方だと思います電球


事業への関わり方はみなそれぞれだけど、
関わってくれる人たちがみんなハッピーになる―
そんな思いをかたちにして、社会を変える仕事をしている
イノベーティブな先輩方の背中を
これからも一生懸命追いかけていきたいと思います走る








2011年12月17日

「無縁社会への挑戦」〜パーソナル・サポート事業がめざすもの〜

今日は、豊中市で開催されたシンポジウム
「無縁社会への挑戦」
第2部〜パーソナル・サポート事業がめざすもの〜

に参加してきました。

基調講演は、内閣府参与の湯浅誠さん。
「パーソナル・サポートが目指すもの」

湯浅さんは、
リーマンショック後の年越し派遣村の村長をされたことで
ご存知の方も多いと思いますが、
そのずっと前から貧困問題や自殺問題に
携わってこられました。

そんな最前線で起きていることは、
「日本型福祉社会」の制度疲労。
高度成長期くらいまでの日本は、3つの縁、すなわち
「地縁・血縁・社縁(職縁)」で、人はつながりあっていた。

だけど、今の世の中はそのどの縁ともつながれない
人たちがたくさんいて、
その人たちをサポートするには多面的でトータルな仕組みが
必要になってきている
というお話でした。

実際、こういうお話になると、
「なぜそんな手厚いサポートが必要なのか」という質問が
必ずでます(湯浅さんもおっしゃってましたが)。

その気持ちも理解はできますが、
広い視点・長期的視点でみると、
社会からこぼれおちつつある人たちが適切な支援をうけ、
社会参加(復帰)ができると、その周囲の人たち、
ひいては社会全体の負担が減ることにつながると思います。


そのようなミッションを掲げて取組みを続けている
豊中パーソナルサポートの取り組みが紹介されました。

豊中市の社会福祉協議会は、
コミュニティソーシャルワーカーという仕組みをもち、
全国的にも評価・注目されています。
「地域」という視点で、いろんなリソースをコーディネートすることで
地域のなかでしんどい人をボトムアップに、オーダーメイド型で
サポートする体制です。

その取り組みが紹介された最後に、
発表者の勝部麗子さん(社会福祉協議会)がおっしゃったことが
印象的でした。

「いくら社協がパーソナル・サポートを手掛けても
地域住民が排除する側にたっていては、成り立たない。
地域に住むみなさんが、ボランティアパーソナルサポーターに
なってください。」


いくら支援組織が尽力しても、結局は「地域」「社会」の問題。
その構成員一人一人の意識・行動が伴ってはじめて
社会問題は解決していく。
そして、社会の発展・豊かさにつながっていく。


昨日の大学生の発表でもコメントがでたのですが、
まずは、そういう意識づけを促す学びの場がもっと必要で、
そして、そうした意識づけが継続し、広がり、
行動に移っていく活動の場づくりも必要ですね。

とよなかまもその一翼を担っていければと思います。



2011年12月16日

「学生と地域の新たな協働を考える」 〜学生から見た豊中市の協働とすきまの公共サービス〜

今日は、普段お世話になっている
おかまちコミュニティカフェkittoの紹介で、

「学生と地域の新たな協働を考える」
〜学生から見た豊中市の協働とすきまの公共サービス〜

という珍しい研修会に参加してきました。

これは、甲南大学経済学部の公共経済ゼミで学んでいる
3回生が、豊中市を拠点に社会公益活動を展開している団体に
インタビューを行った結果を発表する
というものでした。

実は、とよなかまも夏にインタビューを受けたので、
それをどのように分析されたのか、楽しみでした電球


発表の内容は、各団体の取り組みや課題・成果などについては
触れられませんでしたが、
インタビューした団体に共通するテーマとして、
「公平を目指す政府と、利潤を追求する企業の間(ニッチ)で
対応しきれていない社会的課題を解決しようと、
市民の目で活動をしている」
ということに着目されたとのことでした。

そこに共通する課題としては、
人材不足と資金不足があると!

そして、「学生と地域の協働」を考えると、
一番ヒマがある学生がもっと地域の社会活動に参加しやすい
仕組みが必要なのではないか、という提案がだされました。

それは、授業の一環でもいいし、
広報の一翼をになうかたちでもいいし、
いろんなかたちがありますねカギ


具体的なかたちについて、実際に話が進んでいくことを願いますが、
これからの3回生は就職活動で忙しいですし
なかなか難しいかもしれません。


「ボランティアは、やりたい人がやりたいことを、
できる人ができることをすればいい。
決して”ボランティアをしてあげる”とは思わないで欲しい」
というコメントもでましたが、

忙しくても、就職活動をするにしても、社会人になるにしても、
社会的な課題に問題意識をもつこと、
そして、気持ちさえあればいろんな形でニッチに関われるということは
忘れないでいて欲しいと思います。


学生のみなさん、発表お疲れ様でした乾杯

2011年12月04日

外国ルーツを持つ子どもの母語・学習支援

今日は、大阪ボランティア協会主催の
「在住外国人 X LIFEを考える」連続講座第3回

「外国ルーツを持つ子どもの母語・学習支援」
講師: 清田淳子さん(立命館大学)


に、行ってきました。


とよなかまは、外国ルーツを持つ子どもの支援については
直接的には関わっていません。

ですが、とよなかまで活動している外国人スタッフは
ほとんどが「外国にルーツを持つ子ども」を育てています。

日本語と自分の母語の両方を教えている人もいれば、
日本語が中心の人、
母語が中心の人、さまざまです。
その背景には、家族構成(国際結婚か否かなど)や
日本に住んでいる経緯や今後の見通しなどの要因があるので、
みんな多様で当然です。


今日の研修会では、まず
このテーマについては、必ず登場する
カミンズ(Cummins)の理論枠組みが説明され、
母語保持・育成の重要性が確認されました。

その理由は、
認知度の発達やアイデンティティの形成などに
母語が大きな役割を果たすため。


清田先生が提案・実践されている取り組みは、
母語の保持・育成と、
日本語の習得と
学校の学習支援
を有機的につなぎあわせた方法。


現在、外国にルーツを持つ子どもは、
全国に、3万人近くいます。
(実態としては、更に多いと考えられます。)

そして、その子どもたちをサポートする
日本語教室や母語教室、学習支援教室などは
全国各地に存在しています。

今日の研修にも、大阪で活動している実践者の方が
たくさん参加されていました。


けれども、日本語・母語・学習支援の3つを合わせた
取り組みというのは、とても新しい試みであり、
参加者の間でも活発な意見交換がされました。

今後の広がりと、成果のより一層の蓄積が待たれますが、
「外国にルーツを持つ子どもたち」がもつ多様性が
問題ではなく、有益な資源だと捉えられる社会を目指して
長年、地味に地道に研究と実践を積み重ねてこられた
先生の取り組みに、とにかく感銘を受けた一日でした拍手






2011年11月20日

上田假奈代とSHINGO☆西成による公演「生きていることは表現!」

今日は、とよなか国際交流センターで開催された
上田假奈代とSHINGO☆西成による公演
「生きていることは表現!」
に行ってきました音符


「生きていることは表現!」
本当にそうだと思います。
自分の気持ちや考えを表現すること―
って、もしかすると結構難しい???

このイベントは、そんな難しさを簡単に乗り越え、
表現する楽しさを味わうことができた点で
素晴らしかったと思いますキラキラ


前半は、詩人の上田假奈代さんによるワークショップ。
参加者がみな床に寝ころびながら、
いろんな国の詩をその国の言語で朗読されるのを
聞きました。
全然意味はわからないのに、
すーっと耳に入ってきて、心に沁みこんでくるような感覚・・・・
朗読の後に、日本語で意味が説明されると、、、
各国独特の世界観というか表現で、
なんというか・・・・本当にセカイは奥深いなあと(笑)。


詩の朗読の後は、みんなでお絵かき????
自分にとって思い入れの強い風景を絵で表現し、
その後はペアワークで、絵の説明をし、
それを聞いた相方が、絵を、詩にするというワークメモ


頭のなかにあるイメージを絵にして、
それをことばで相手に説明して、
それを相手が詩で表現する。


「なかなか自分の伝えたいことを相手がわかってくれない」
「なかなかうまくことばで表現できない」
経験はだれにでもあると思います。

今日のワークショップでは、
自分のことばにならない思いを、
ことばだけではなく、全身で、
下手でもなんでも、必死に表現して、
それを聞く相手も、全身で耳を傾け、
その思いを心と体で表現する・・・・


それこそ、ことばでは上手く表現できませんね(笑)びっくり

とよなか国際交流協会が、Facebookに写真をUpされているので、
ビジュアルエイド☞FBページにとびます!


イベントの後半は、SHINGO☆西成さんのライブ音符
上田さんも西成さんも大阪市西成区在住。

西成区というと、「釜ヶ崎」というイメージが強いですが、
そこで生まれ育ったSHINGOさんのラップ。
リズム感もさることながら、歌詞が深くて面白くて(笑)。

いろんなイヤなこと、嬉しいこと、楽しいこと、辛いこと―
人間生きてる限り、喜怒哀楽はあって当然。
だけど、いろんな経験をして見えてくるのは、
感謝の気持ちと希望。

人間の強いところ、弱いところ、良いところ、悪いところ、
すなおに表現しようや!
そしたら、また、みんなで前に進める・・・・


そんなメッセージを感じるライブでした。
めちゃくちゃ楽しくて、もう少し聞いていたかったなリボン


SHINGO☆西成「頑張ってれば」youtubeのリンクにとびます。


2011年10月23日

APT20周年記念〜多文化共生社会をめざして20年〜 「国籍ってなんだろう?」

今日は、京都YWCA・APTの多文化共生を目指して20年
記念シンポジウムが開催されました。


20年前というと、1991年。
ちょうど入管法が改正されて、日系人が大勢来日し、
「第3の開国」だとか、大きな社会問題になっていたころ。

日系人は製造業の工場で雇用されることが多いため、
中京・東海地域や北関東、あるいは滋賀県などに
集住地域が形成されました。


一方で、関西では、そうしたニューカマーの人たちの
集住は顕著ではなく、歴史的に「在日コリアン」とよばれる
旧植民地出身者とその子孫の方の比重が高いという
特徴があります。

それはいいかえると、
関西では、新しく日本に移住を始めた外国人の問題が
見えにくいということにもなります。


しかし、見逃せない点は、
いま日本に住む外国人に一番多い在留資格は
「永住者」(45%)であり、
「永住者」と「定住者」と「日本人の配偶者等」をあわせると
実に6割以上を占めます。
つまり、外国人はもはや「いつかは帰国する労働者」ではなく、
「日本に根ざし、根を広げていく生活者」ということです。


APTでは、そうした外国人の生活相談・電話相談をはじめとして、
外国人との共生について学校で協働授業・出張授業を行ったり、
子どもたちの学習支援やエンパワメントにつながるイベントを
行ったり、
草の根で実に地味に地道な取り組みを続けてきました。


今日のシンポジウムは、APTのそうした取り組みの
20年の積み重ねを振り返り、そして、また新しい道を進む
一つのメルクマールとなりました。
(別の方が、APTと今日のシンポジウムについて
書かれています。
中村和雄(弁護士)さんのブログへのリンク


前置きが長くなりましたが、シンポジウムでは、
APTに関わっている孫さんとマニリンさんが
それぞれの、「国籍」についての体験や思いを話してくれて、
続いて、メインゲストの陳天璽さんのお話がありました。


孫さん(在日コリアン3世、韓国籍)と
マニリンさん(7歳で来日、フィリピン国籍)は、
いまもこれからも日本に暮らす状況のなかで、
韓国やフィリピンとのつながりも大切に思う一方で、
日本とのつながりも大切にしたい―
そのなかで「帰化」という法的な手続きがもつ意味と
ゆれる思いを語ってくれました。

陳さんは、日本で「無国籍」として生まれ育った
ご自身の体験を熱く語ってくださいました。


その語りに触発されたように、フロアからは
自らの体験や思いについて熱く吐露する発言・コメントが
相次ぎました。


会場には、外国籍・日本籍、学生から政治家まで
さまざまな方がおられましたが、それぞれにとっての
「国籍ってなんだろう?」「自分のふるさとってなんだろう?」
を考える機会になったようです。


陳さんの著書『無国籍』は衝撃的なノンフィクションですが、
未読の方は、ぜひご一読を!
陳さんのプロフィール(国立民族学博物館)へのリンク


最後に、
シンポジウムでの陳さんのメッセージ:
「国籍での差別もなくさないといけないけど、
国籍がある・ないで差別されることのない社会を!」


多文化共生の20年の歩みは長く、けっしてたやすいものでは
ありませんでした。
でも、
まだまだ道はけわしい、
それでも進むしかない、
新しい道をつくっていくしかない・・・

そんな思いを新たにした20周年記念シンポジウムでした。


2011年08月07日

大阪大学GLOCOL「足もとの国際化連続セミナー」〜ミックスルーツ国際フォーラム〜

今日はミックスルーツ国際フォーラム(ブログ内リンク)に行ってきました。


「ハーフ」と呼ばれる人たちが、社会的にはどのようにみられているのか、
あるいは、自分自身でどのように「ハーフ」であることと折り合いをつけているのか、
なかなか興味深いフォーラムでしたメモ


その中で印象的だったのが、
"There are no small problems.
Problems that appear small are large problems that are not understood."
という引用です(santiago ramon y cajal 1906)。


どんなに小さな問題、どんなに少数の人にしか関係のないような問題でも、
だからこそ、考える価値がある
とは、このブログでも何度か主張してきました。


「ハーフ」「ダブル」「ミックスルーツ」も、多くの人にとってはまだ
あまり身近なテーマではないかもしれません。

それでも、現在生まれてくる子どもの30人に1人は、
片親が外国籍です。

まさに、「多様化する日本」の縮図のような
国際結婚・家庭・子どもたち。


とよなかまの外国人メンバーもほとんどが、日本人と結婚し、
複数の国・文化にルーツをもつ子どもを育てています。

そんなメンバーたちとの四方山話は、いつもとても
刺激的で、それでいて、とても示唆的。


親として、日本社会の次世代を思うがゆえの意見・思いが、
当事者の間や活動家・研究者の間にとどまらず、
もう少し広く社会に届けばよいなあというのが、
とよなかまの活動の原点でした。


今日のフォーラムの最後の質疑応答で、フロアから、
前日にあったハーグ条約シンポジウム(ブログ内リンク)との関連で、
ハーグ条約の締結の是非をめぐっても、
なかなか国際結婚の子どもという一番の「当事者」の声が
聞こえてこない点について指摘がありました。

そして、今日のフォーラムでは、
「ハーフ」の「当事者」である若い研究者たちが、
社会的な声をもち始めた第一世代であり、
今日のような場で中心的役割を果たしていることについて激励されました。


ある問題について、「当事者」が声をあげること。
その問題に取り組む際に、「当事者」の声に耳を傾けること。
当事者にとっては、その問題の大小は関係ありません。


いつもいつも意識しているテーマですが、またしても肝に銘じられた気がしました。

 
続きを読む・・・

2011年07月03日

これからのNPOの広報・ファンドレイジングについて

今日は、京都YWCA・APTで、
NPOの広報・ファンドレイジングなどについての
研修を受けてきました。
APTのブログはコチラ


とよなかまもそうですが、
長年草の根で活動してきたAPTにとっても、
広報や寄付金獲得は大きな課題。


今日の講師は、森本のり子さん(京都市市民活動総合センター)

以前は、テラ・ルネッサンスに勤務され、その後、
京都地域創造ファンドや京都NPOセンターにも
従事されて、
実際のNPOの現場と、NPO支援の現場と
たくさんの経験をお持ちです 力こぶ

テラ・ルネッサンスのサイト
京都市市民活動総合センターのサイト
京都NPOセンターのサイト



3月11日の東日本大震災は、
数知れない物事に変化をもたらしました。

市民の「寄付」に対する意識もその一つ。


それまでNPOなどに向かっていた寄付が復興に回るのは
当然のこととして、
逆に、その寄付金が何に役立ったのか明確ではないことなどから
「寄付疲れ」も起きるのではないかと
危惧されています。


それを、「寄付の文化を根付かせるチャンスに変えよう!」


いまの時代、「自分も一市民として、社会を変える一員なんだ」という
意識・意欲は増しています。


そうした市民との「つながり」を目に見える形でつくる、
その基盤づくりがこれからのNPOに求められている。


森本さんは、アメリカのRoom to Read (サイトはコチラ)や、
かものはしプロジェクト(サイトはコチラ)の
ファンドレイジングの取り組みを紹介されました。


寄付者が、「コアファン」から「ちょっとだけファン」まで
ピラミッド式になっている時代は終わり、
いまは、
いろんな受益者が
リソースや関わり方、属性やメリットに分かれて
グループを形成し、
そのグループごとにNPOを支援する仕組みづくりが
求められていると。

なかなか文章では説明が難しいのですが・・・・


NPO事務局が自ら広報や寄付金獲得のために動くだけではなく、
外部のリソースとwin-winの関係を築いて
支援者・広報として役立ってもらう。
そのために、一つ一つの受益者グループの益にもなるように
イベントを開催する。
さらに、そのイベントはNPO事務局ではなく、
受益者グループに企画・調整してもらう(アソシエイト)。


アソシエイトは、ボランティアほど寄付先NPOに帰属意識は
もちません。
もう少し広い意味での、「なかま」「ステークホルダー」で、
「場所を貸す人」「人を貸す人」「知恵を貸す人」「声をあげる人」、
さまざまなリソースを提供します。

まさに、
「寄付する人」が「パートナー」となり、連携・連帯するわけです。


そして、いま、そんな連携・連帯(NPOとの)を求めているのが、
「企業」だと言います。

森本さんは、中間支援組織にいらっしゃるので、
その流れをひしひし感じるそうです。

企業は自分たちのもっていないリソースを
NPOがもっていることを理解し始めた。
信頼できて、パッションやミッションを共有できるところを・・・


専門的な用語では、
cause-related marketing (CRM)と言われていますね。
商品・サービスに社会貢献を結び付けてマーケティングする手法です。


NPOは、企業の
「寄付or社会貢献つき商品」とタイアップできるのではないか。
あるいは、
「社員の人材育成」に関われるのではないか。


一般市民の寄付意識が高まるなかで、
企業の社員の社会貢献活動への参加意識も高まっています。

そのパートナーになれる可能性もあるのでは・・・。


寄付をいただいても、それを何にどのように使ったのか、
説明していくのは、長期的には一番ハイコスト。
それよりも、連帯・連携のなかで、
目に見える関係性や、お金の流れを作っていく方が
ローコストではないか。。。



「気軽に社会貢献したい」人たちと
うまくつながり・かかわりあいながら、
「寄付が当たり前の社会の到来」(特に、企業)
に向けた
準備をしていきたいものです。


勉強になりましたお金



2011年07月02日

国際理解講師養成ワークショップ

今日は、箕面市国際交流協会で開催された
「国際理解講師養成ワークショップ」に
参加させてもらいました。
(本来は、箕面市の教育現場で国際理解教育の
講師をする外国籍住民の方を対象としたWSでした。)


在日ウン十年のフィリピン人講師の方のお話で印象的だったこと:


1)「Global Awareness Program (なかなか翻訳が難しいですね)は、
『理解』というよりも『意識』がまず大切。」


理解とか尊重とかって、よく言いますが、
「相手のこと」だけではなく、それが「自分のこと」と
どう関係しているのか、
意識していくことが大切だと感じます。

「意識」というよりも「実感」かな。




2)「『比較』はあまり好きじゃない。
『フィリピンは貧しい』とか、イメージが定着しやすいから。」

「民族衣装も着る必要はない。
国の代表としてではなく、
あなた自身を表現してください」


ということばにも共感しました。


「自分の国の話をするときに、
マスメディアが映し出すステレオタイプな自分の国の
イメージから外れることを恐れないでください。
あなた自身があなたの国を表現するもっともすばらしい
存在であり、
このテーマについてもっともふさわしいのですから。」


というアドバイスも、参加者にはとても心強かったと思います。



「国際交流」といえば、
(Food、 Festival、 Fashion の頭文字をとって、「3F」
と呼ばれるのですが、)
ある国出身の方が、その国の3Fを紹介する、
という活動がよく見られます。


だけど、それで、本当にその国のことを「理解」できるのかな?
その国を紹介した人のことを知ることができるのかな?
私たちとその人・その国とのつながりについて、考えることができるのかな?


とよなかまの活動でも、いつも問いかけるテーマです 鐘




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