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2011年05月23日

「教壇に立つのはだれ?〜小学校・英語必修化の波紋〜」(本日のクローズアップ現代)

 本日のクローズアップ現代は、
「教壇に立つのはだれ?〜小学校・英語必修化の波紋」



 英語を教えることに不安をおぼえる小学校の先生が7割を超えるなかで、
誰が教壇に立つか:




@業務委託をうけた民間派遣会社のALT
(ネイティブスピーカーがほとんど)
(取材は、横須賀市)

A市町村が直接雇用した地域在住外国人
(英語を教えることを生業にしているとは限らない、
ネイティブスピーカーとも限らない、
国籍は十数か国に及び、
背景は留学生・主婦・ミュージシャンなど多様、
半数以上がアジア人)
(取材は、宮崎市)

B日本人の担任
(取材は、尾道市)



@の問題点:
・ 事業内容よりも入札金額で委託会社が決まる。

・ ALTは低賃金で雇用されているため、
退職・帰国も頻繁。

・ ALTの帰国や、委託会社内の契約制度によって、
小学校に配置されるALTの変更が頻繁
(一つの学級で7人もALTが変わったケースもあり、
子どもたちとの信頼関係など、悪影響大)。

・ 業務委託であるため、現場の先生が直接ALTに指示をだせない。
ALTが授業している間は担任は教室後方にいて、
担任が振り返りを行う際は完全に交代する。

・ 学校からALTに要望がある場合は、
すべて委託会社にメールかFAX。


Aの成果:
・ 業務委託形態の問題解決のため、
市が外国人講師を直接採用しようとしたが、
ネイティブスピーカーだと定員(21人)に達しなかった。
それをうけて、ネイティブでもプロでもない、
英語が堪能な地域在住外国人を募集したら、
実に多様な人材が集まった。

・ その結果、
子どもたちはさまざまな国について学ぶ機会を得て、
もっと知りたい、伝えたいという気持ちも芽生えてきた。


Bの取り組み:
・ 担任一人で指導する場合は、
繰り返しの発声練習が多くなり、
子どもたちがあきてしまうこともあった。

・ 子どもたちの「伝えたい!」という気持ちを引き出すため、
子どもたちが一生懸命取り組んだ踊りのお祭りについて、
前年のALTにTV電話で伝える、
という授業を実施。

・ 子どもたちが楽しそうに一生懸命伝えようとしていた。



 番組内容をまとめると、ざっとこんな感じでしょうか。
 スタジオコメンテーターは、
金森 強さん
(松山大学大学院言語コミュニケーション研究科教授)。

 そのコメントのなかで、
いまはまだネイティブスピーカーへの要望が強いかもしれないが、
今の子どもたちがこれから30年先に英語を使って
コミュニケーションする相手というのは必ずしも欧米人とは限らない。
その時に、いろんな英語に触れ親しみ、
日本人の英語にも誇りをもって、
コミュニケーションできるという考え方が大切だとおっしゃっていました
(大意です)。

 それから、
「コミュニケーションの素地を養う」小学校英語の目的は、
「伝える」喜びを体験することであり、
自分にも相手に伝えたい何かがあるということを知ることだ
ともおっしゃっていました。
そういう体験が中学校以降のモチベーションにもなっていくと。


伝えたいという気持ち、
伝えたい思いをもつことの大切さももちろんですが、
相手の気持ちや思いも大切にできる子どもを育むような
小学校「外国語活動」であって欲しいですね。


 豊中市での取り組みは、
地域在住外国人を雇用している宮崎市での取り組みと似ています。

豊中市の子どもたちも、毎年、
身近に住む多様な背景をもつ外国人と出会い、
彼・彼女たちの思いを聞き、
自分たちの思いを伝えるという機会を得ています。
 

 その取り組みは、
子どもたち・先生・外国人講師のそれぞれにとって、
大きな成果をあげているのですが、
身近な外国人が教壇に立つことで、
外国にルーツをもつ子どもが自分のルーツに誇りをもって活き活きする、
という成果もあげていることは特筆しておきたいです。

 同様の取り組みが、もっともっと全国に広がって行けば良いな。
 
 とよなかまの活動では、
そのための教材開発とノウハウ提供を行っています!

 
 クロ現の取材をうけた宮崎市が羨ましい(笑)。

 地域在住外国人との協働にご関心をお持ちの方は、
ぜひ、とよなかまにご一報を !(^^)!
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