子ども時代の若木さんは、大船観音から現在のフラワーセンター、
玉縄城址あたりをテリトリーに遊んでいたようです。
当時は大船観音の登り口に吊り橋があって渡るのが怖かった。
柏尾川沿いの土手には桜の木が植わっていて花が咲くときれいだった。
砥部会館のところに首塚地蔵があって、8月の首塚まつりがとても印象に残っている。
川っぷちに屋台がたくさん出て、灯籠流しもしていた。
砥部会館の裏の土手に登って遊んだこと。
諏訪神社のウロの中を探検したら神社の裏につながっていたこと、
駄菓子屋さんでは、たまごアイスやセメダイのチューブのような容器に入ったチョコ
などを買って食べていたこと。学校の防火水槽で泳いだこと。
などなど、活発に遊んでいた子ども時代のこともたくさん話してくださいました。
また、砥部会館の後ろにはトンネルがあったそうで、トンネルを出た先に旅館があり、
俳優さん・政界の人が泊まっており、人力車で来る人もいたとのこと。
近所にはかつらやさん・衣装さんなども住んでいて、そんな人達から、松竹の話を
聞いたりしていたそうです。
児童公園の近くに笠智衆さんが住んでいて、公園で見かけることがあった。
映画ではおじいさん役が多かったが目鼻立ちがはっきりしていてかっこよかった。
など、松竹にまつわる思い出も語ってくださいました。
当時、おいしいかった飲食店や、今お勧めのカフェなども紹介してくださいましたが、
中でもぜひ行っていただきたいのが「鏑木清方美術館」だそうで、
場所は鎌倉の小町通り近くだそうですが、美人画が素晴らしいそうです。

参加された方々には、若木さんが用意してくださった折り紙に
一言書いていただき、そのことについてお話をしていただきました。
みなさん、大船の懐かしい話や松竹の話、子どもの頃、山や川で遊んだこと、
勝手にトロッコに乗ってちょっと怖かったことなど、思い出話に花が咲き、
終了後も話が尽きない様子でした。

若木さん、貴重なお話をありがとうございました。