1)アイスブレイク 参加のみなさんには
「これまでイータウンで行ってきたことの中で一番楽しかったこと」を用紙に書いてくる…という宿題が出ており、
まずは一人ひとりに発表していただきました。あ〜、そんな事もあった、あんな事もあった…と頷くことばかり。特に「みんなで一緒に作りあげていったこと」をあげている人が多かったことが印象的でした。
2)トークタイム発足の経緯や当初の考え、これまでボランティアの方々がどの様に関わってきたか、また、斉藤さん自身のボランティアやスタッフのありようについての考えなどについて、対談形式で聞く時間を持ちました。
タウンカフェのような、交流の場、まちづくりの場を民間で開設し運営していく場合、多くはボランティアベースで運営していくことが多い中、タウンカフェでは最初から有償スタッフを置いて、ボランティアの力も活かしながら運営していったこと。ボランティアの方々には、思い描く地域が実現できるよう、またそれぞれの個性や特技を発揮して自発的に関わってほしいこと。スタッフにはそうしたことをふまえて活躍の機会を作っていく意識が必要であること…など、改めて確認し合いました。
3)グループワーク 港南台と新川崎に分かれてグループで話し合いました。
港南台のテーマは
今のボランティアの皆さんの関わりについて現状を共有し、ボランティアの方々が一層活き活きと活躍
できるためにはどうしたらいいか
新川崎のテーマ
ボランティアの意義と役割について共有し、今後の取組を考える
グループワークの80分はあっという間に過ぎてしまい、まだまだ話し足りないようではありましたが、
「もっと積極的にボランティアのみなさんと交流する機会を作っていこう」「コロナ下でもできることを探していこう」「ボランティア企画のイベントをしたらどうか」「そもそもこうした話もボランテイアの方々も交えて一緒に考えていくといい」「もっとボランティアが増えるようアナウンスしていこう」などなど、前向きで具体的な意見も出て、有意義な意見交換の場となりました。
■スタッフ全体会参加者の感想
●ボランティアさんについて、様々な角度から考え話し合いができて、とても勉強になりました。
これからもボランティアさんと共に気持ち良く仕事をしていくために、気持ちの歩み寄りをより意識していこうと思いました。
●まちの誰かの話に耳を傾ける、だれかに声をかける
たったそれだけがどれくらいお互いの気持ちを助けるかコロナ禍で実感しました。
私にとってのボランティアはいつも、新しい発見の機会です。
イータウンでは私自身もボランティア参加している取り組みもありますが思いを共有できる仲間が増えるといいなと感じました。
●これまでボランティアについて深く考える機会がなかったので、あらためて考えるきっかけとなりました。
ボランティアの意義や魅力は言葉にできても、実際にどのようなスタンスで受け入れたり一緒に活動していくと良いのか、港南台と新川崎ではまた違った関わり方になるのか、など、具体的なイメージがクリアになっていません。ボランティアとして関わってくれている方、関わりたいと思ってくれている方とのこれからを、他のスタッフとも話し合いながら作っていけたらと思います。
●コミュニティに対して期待することは人それぞれであり、自分と相手の想いを
すり合わせられるようになると、ようやく意見をすり合わせられるようになり、
微調整を繰り返して課題の共有や解決に向けた活動へつなげていけると感じました。
●これまでいくつかのボランティア活動の経験がありますが、入口は受動的なもので、活動していくうちに楽しみや可能性を見出していくことができました。能動的に始めたらまた視野が広がるのかなと、全体会でみなさんの話を聞いて感じました。もっと自由に活動できる日が待ち遠しいです。
●ボランティアの在り方を聞けたのは良かったです。
業務に追われてこの場限りで終わらないよう、熱の冷めないうちに実行したい。
「ボランティア=何かをやりたい人」なので、港南台のように新川崎でもタウンカフェの持つ「場」をもっと提供できたら・・・と思いました。
●テーマについてもっと根っこから聞きたいなと思う部分もありました。また、港南台は長年の活動で素敵なイベントが多くあるのに比べ新川崎タウンカフェ自体にはそこまでのものは…。
新川崎タウンカフェに、もっと「巻き込む力」があったらいいな、と思います。
私はもっと人を巻き込みたいし巻き込まれたいのだなぁと感じました。
これから何ができるのか考えて、出来ることから動いてみたいと思います。
●今まで漠然とボランティアとは?と考えたこともなかったが、今回の全体会で考えるいいきっかけ
になりました。ボランティアとスタッフの境界線みたいなもの、ボランティアの魅力など、あらため
てボランティアとの関わり方をこれからも考えていきたいと思いました。
●ズームでの研修会であったが、久々にスタッフみんなが集まれて大変よかった。
(ズームはやはり疲れますが)
研修会でいろいろな意見があり、今後の参考にしたいと思う。
有償スタッフとボランティアが一緒に働いている職場は、外から見たら不思議に思うかもしれない。しかし、ボランティアの方もいろいろな思いをもって仕事をして下さっている。
カフェ業務、ふーのん、キャンドルナイト、その他それぞれの得意をいかして活動する思いはスタッフと変わることない。
いつもスタッフはボランティアの方にサポートしてもらっているが、スタッフもボランティアの方の思いが実現できるようにサポートしていかなくてはならない。
ボランティアの方の得意をスタッフは知り、よりよい活動ができるように、お互いに風通しのよい関係を作っていけるような機会が重要であると思う。

●気になりつつも、目先の用事に流されがちの日々。こうした機会に話し合ったことは、
ぜひ具体的に活かしていきたい
●ボランティアの活性化とは、第二第三のじゅんじゅんを見つけることだと思いました。
●日頃は離れて勤務するスタッフが、画面越しにではありますが一堂に会せる機会は貴重です。
有償スタッフでありながら、ボランティア精神も忘れずに、だからこそアイディアも生まれ、活かす場も残されている、改めて特異な職場であると感じます。これからも様々な個性を発揮し合い、素敵な化学反応を起こしていけると良いなと思いました。
●数ヶ月前から決まっていた研修だったが、ここ数日、オリンピックのボランティア辞退のニュースが取り上げられていたことは私自身色々と考えさせられる時間だったので、あらためて「意義や魅力」について考える時間になった。全体会を通して、スタッフとボランティアの壁を超え共に考えることがイータウンらしさなのかなと感じた。同じフィールドに立ちまたワイワイと楽しめる時間が楽しみになった。
●私自身は元々ボランティア=無償重労働というイメージがあり、ボランティアには否定的であ
った。しかし、今回の全体会の中で、逆にお金を貰わないから気軽に参加でき、気軽に出来る
ことがあるのではないか、と考えるようになった。また、何かのイベントのために(無償で)働く、というのではなくて、イベントを作り上げるという形でイベントに参加し楽しむ、という考え方な
らば、本来のボランティア(自発的参加)活動として楽しく取り組んでいけるのではないかと考え
た。この考え方や楽しさをどう発信したら良いか、これから考えていきたいと思う。
●ボランティアを続けていくには、 「役に立ちたい」「楽しい」「やってみたい」など様々な「思い」が大切。私達の活動がそんな思いのボトムアップで成り立っているとしても、それらの思いを汲み取る意識がなければ実現には至らない。だからこそ、私達スタッフも同じ立ち位置で、「思い」をもって働いているという意識を持ち続けることの必要性を感じ、またその難しさも再認識しました。今後も「思い」をもって、日々の業務に取り組んでいきたいと思います。