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『イータウン創業20周年・出版記念シンポジウム 〜コミュニティカフェ その魅力を知る〜 』レポート [2020年09月16日(Wed)]

IMG_2387.JPGイータウン創業20周年と出版記念シンポジウムは、当初、6月に会場開催を予定していましたが、コロナウイルス感染拡大により9月に延期を検討。
感染拡大状況が落ち着かないため、Zoomによるオンラインの開催となりました。
コロナ禍においてオンライン、リモートが急速に新しい日常となりつつありますが、スタッフもまだまだ不慣れなため、リハーサルを重ね、無事当日を迎えることができました。

イータウン代表齋藤保のあいさつの後、港南台連合自治会会長 齊藤晴通様、鹿島田商店会会長 村石修様、幸区長 関敏秀様よりお祝いのお言葉をいただきました。地域の集いの場、まちの人と人とのつなぎ役として評価していただき、これから必要とされる新しいコミュニティ作りのサポート役としての期待を感じる、あたたかいお言葉でした。
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そして「まちの魅力を高める小さな空間」と題して杉崎和久さん(法政大学法学部教授)に基調講演をしていただきました。

小さな空間とは・・物理的に小さいという以外に、まちに対して開いていて、他の空間と関わりを持っている。既存の枠を超えて新しい価値を提示して、まちの中で埋めきれていない機能(=地域の課題)を埋めている。場所も様々、担い手も多様ではあるけれど、お互いに関わり合いながら、どのようなまちにしたいかという意思を持ってまちを元気にしていく活動を行っている。

つまり、まちの中の小さな空間での様々な活動が、それぞれ関わりながら、大きな社会の中では解決しにくい地域課題を丁寧に埋めて、住みやすい居心地のいい魅力的なまちへと変えている、というお話でした。

好循環のカギは、地域にある資源(場所や人)と、解決を必要としている課題とをうまくつなぎ合わせること。
例としては、空き店舗と場所を必要としている地域福祉団体とのマッチングや、公共施設を利用したサロン活動、再生した古民家での居場所づくりなど。

小さな空間、つなぎ役など、タウンカフェにも通じる素晴らしい講演でした。


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その後のトークセッションでは、石井大一朗さん(宇都宮大学地域デザイン科学部准教授)進行のもと、五味真紀さん(ハートフル・ポート店主)、森裕美子さん(認定NPO法人こまちぷらす理事長)、とイータウン代表の齋藤保で、コミュニティカフェの意義やあり方について意見を交わしました。

それぞれのコミュニティカフェを一言で・・
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◆五味さん「妄想からつながる住み開きカフェ」
家だけど家じゃない、カフェだけどカフェじゃない、光のあて方や音楽など「空間」は大事。五味さんはたくさんのカフェを巡って心地よい空間はどんなものか、そしてそこで妄想を重ねながら、地域に開かれみんなの居心地のいい居場所となるカフェをオープンするに至ったという、ワクワク感のあるお話でした。

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◆森さん「たき火と支流」
世の中には大きな川が流れていて、その流れは速くてみんな必死に泳いでいる。溺れそうになって岸に上がる人に「頑張って泳げ」というのが今の社会だけれど、岸に上がってたき火にあたっていく?とひと休みさせてあげる。あっちに支流もあるねと、一緒に歩いてあげる。できるかもと思えた時に背中を押してあげる、そんな居場所でありたい、というのが森さんの言葉で、印象深く心に響きました。

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◆齋藤「cafeからはじまるおもしろまちづくり」
まず居場所をつくり、そこで出会う人たちを繋いでいく”つながり機能”を担い、地域との関わりへとつなげ、コーディネートしていく。まさにカフェからはじまるまちづくり!がタウンカフェ。


予想しなかった、コミュニティカフェから生まれたもの

◆五味さん
20世紀前半のパリでは、カフェで文豪や芸術家が集い、新しいものが生まれる場だった。
何にも縛られない「カフェ」という場には、美味しいものがあるから人が集まり、それぞれの小さな想いが化学反応を起こし、新しいものがうまれる。ハートフル・ポートのイベントも地域の人達発案の持ち込み企画。

◆森さん
カフェという安心感の中でいろんな価値観と出会い、不安・不安定なものと向き合う力が生まれたと思う。
また、地域の人に集まってもらってコロナ禍の困難を話し合い、飲食店手作りのお弁当をタクシーで福祉施設へ届ける活動へとつながった。
そして、世界の人や、場に来られない人達とオンラインでつながることができた。

◆齋藤
やりたいことがたくさんある団体とスポット的な団体がある。「子育てママ支援」や「高齢者支援」などスポット的であっても、場が地域に開かれていると、自然とスポット的な課題解決が広がりを持ち、中間支援となっていく。



トークセッションでは登壇された皆さんからの「場があるからこそ」という言葉がとても印象的でした。オンラインは遠くの人とつながれる便利なツールではあるけれど、前後の時間も余白もない。カフェの中では自然に耳に入ってくる会話が多く、つながりのきっかけは場があるからこそ。ひとりひとりの想いが集まって、コロナで出来ることが限られても、そこで出会って新しい何かが生まれる。
できない中で、できるように変えていく。ピンチはチャンス。新しいつながりも生まれ、ワクワク感が出てくる。
既存のものではない、何かが生まれる場所。それがコミュニティカフェなのだということが伝わってきました。
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コミュニティカフェは人をつなげ、まちや社会と関わっていく、まさに密を作り出す場所。
コロナ禍にあって、できることが制限されている今、そのマイナス面ばかりを捉えず、できるように変えていく力強さを感じられる時間となりました。
あらためてコミュニティの大切さ、リアルな繋がりの魅力など、たくさんの気付きがあったという締めくくりの言葉に、コミュニティカフェの更なる広がりに期待がふくらみました。

トークセッションが終わり、オンライン参加してくださったみなさんと、タウンカフェにお集まりいただいた方々、スタッフみんなで記念撮影をおこないました。
多くの方にご参加いただき、感謝しますとともに、ご協力くださった方々に御礼申し上げます。


■日時:2020年9月6日(日)10:00〜12:00
■場所:オンラインZoom
■参加者:72名
シンポジウム詳細
https://e-etown.com/archives/4393

書籍販売についてはこちら
https://e-etown.com/archives/4164

レポート:スタッフ善方さゆり

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