半年ほど前であったか、福祉関係のある場で知り合いになったYが息子の部屋を訪ねてきたという。
突然の相手側の福祉関係者からの連絡によると、
お金を欲しいと頼んでATMでおろしてきてもらい
1週間ほどの間に2回に分けて数万円もらった。
驚いて、慌ててヘルパー派遣事務所に連絡を取り、
記帳をすると、確かに2回続けて現金が引き出されている。
息子本人に尋ねても事実関係ははっきりしない。
相手側福祉関係者と市役所意見により、被害届を警察に出したほうが良いということになり、
息子とヘルパーさんと警察に行くが、被害者である息子がはっきりしない。
息子自身も警察に行くのは自分にも非があるのではないかと思ってしまう節もある。
結局被害届は出さずに(丸め込まれて出さなかったかもしれない)、
相手の親からお金は返してもらった。
今後は、多分相手が分かり、今までの経験では2度目はないので、
同じ相手に再発はしないだろうと、それまでになっていた。
ところが、またもや
相手側の福祉関係者から連絡があり、これもまたまた、相手の自供により、
息子のところにお金をもらいに行き、ATMに出してもらいに行ったが
たまたま残金がゼロだったので、お金はもらえなかったということらしい。
それで、市役所で福祉課と、息子と息子の福祉関係者と、母親の私と、相手本人と相手方の福祉関係者と初めて顔を合わすことにした。
聞くところによると、これまで学校にほとんど行けておらず、
その後もトラブルがあるたびに、相手と縁が切れて、
外に出ると問題になるから家に引きこもっているという状況である。
人との関係を人と絡まずに身に着けることは不可能である。
それなのに人との関係を断つことでその場の解決にしてきたこれまでのことのほうが問題である。
人と絡む経験を持たずに、どうやって人の世の中で暮らしていけるのだろうか。
罰を与えたり脅したりすることは何の意味も持たない。
だからと言って、保護司よろしく彼と関わり続けることが私にできるのだろうか。