5月のさわやかな風のように、フレッシュな顔ぶれがそろったブロック会。入会18年の私をはじめとする古株組から、幼稚園入園前のお子さんを連れたニューフェースまで16人で「花のれん春夏秋冬」でランチ会をしました。
今年はどんなブロック会をしようかとか、例会ごとにお楽しみが用意されているんだねとか、誰か専門部に入ってもらえませんかとか話しては脱線、また脱線を繰り返し楽しい時間をすごしました。
どのブロックにも運営委員さん、ブロック委員さん、サークル長さんが新しく就任されたと思います。その人たちだけじゃなくて、他の会員さんのなかにも「専門部をやってもらえないかな?」と誘われた方があると思います。私もおやこ劇場に入ったころは、どこか別に運営する組織があって、人形劇をよんできたり、イベントを準備したりしているものだと思っていました。「へぇ、みんな自分たちでやってるんだ。びっくり。」という感じでした。
自分たちで運営するなんてめんどくさいと思われるでしょうか?それとも、我が子が楽しめそうなことを提案したらみんなで協力して実現してくれるなんて、ラッキーだなと思われるでしょうか?私は後者でした。
みんなが出してくるアイデアにもびっくりしてました。「そりゃ、おもしろそう。できたらいいな。」って思って「でも難しいかしら」と思っていたら、お金の手配が得意な人、プロ顔負けのチラシを作っちゃう人、交渉力にたけた人、びっくりするようなママパワーが結集して、子どもたちにたくさんの「なかなかできないような」体験をさせてやることができました。みなさんも「ブルーベリー園本日開園」なんてチラシを見て、こんど家族で行こうと思っていたのに、パパから「えーっ、それ面白いの?休みくらいゆっくりさせて。」なんて言われてテンション下がったことないですか?ところがおやこ劇場で「ブルーベリー狩り行ってみたいなと思ってるんだけど」と言ったら、「いいね」がたくさん来て、みんなで行ったら子どもはお友達が一緒なのですごく楽しそう。母たちも自然のなかでおしゃべりに花がさき、自分一人で計画から子どもの世話から食事の心配から全部考えるよりずっと楽しかったななんて、そういうことなんです。
おやこ劇場でいろいろやるようになって、何もできなかった私がいろんなことができるようになりました。見よう見まねで初めて作ったチラシが印刷された日。初めてワークショップの責任者になって、準備からかかわった舞台の本番の日。みんなで相談して書いた助成金の申請が通った日。「私にもできた。」という感動でいっぱいになった日がたくさんありました。大人になってからでも、初めてできた日ってすごい感動するんですよ。目を輝かせて夢中になって子どもに話しました。だから、子どもが目を輝かせて自分の話をするのを聞くのが好きだったし、心から共感できたのかもしれません。
忙しい人は無理しないほうがいいです。親子で例会を楽しむだけで十分すてきです。そうじゃなくて、ちょっと自信が無い、できなくもないけど、迷ってるって感じなら、やってみたらいいのにと思います。失敗したら「ごめん」と言えば誰かが必ず助けてくれました。小さなことでも、実現すればうれしいし、自信になります。自分では気づかなかったあなたの得意なことが周りの人から引き出されます。
ちょっと偉そうなこと書いちゃいましたが、年齢に免じてお許しください。今年も子どもたちの笑顔があふれるおやこ劇場でありますように。久松ブロック 三木文子