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水たまりの中の大きな世界 [2013年07月22日(Mon)]
 毎日暑いですね。こんなに暑いのに、外に出れば、近所に住む甥っ子が、小さなじょうろを持ってうろうろしています。観察していると、アスファルトに水をまいているのです。そのうち、得意そうな声で「すっごい、水たまりができたよ。」と報告にきました。
 行ってみると、ほんとだ、ほんとだ。アスファルトのくぼみに小さな水たまりができてます。アンパンマンのサンダルをはいて水たまりの中をそっと歩くKくん。こんどは、サンダルをぬいで、水たまりの中をお船のように航海させて、水たまりの底にたまった泥をそっとすくいあげ、だんだんあたたまった水の感触をうっとりと楽しんで、またサンダルのお船でじゃぶじゃぶ、じゃぶじゃぶ。
 あぁ、こんなちっちゃな水たまりの中に、どんな大きな世界があるんだろう。ジリジリ照りつける太陽の下で、時間を忘れて遊んでる。きっと今、子どもの時だけに持てる黄金の時間の中にいるんだろうな。
 さぁ、でっかい夏休み、いっぱい楽しい計画があるおうちもあるでしょう。でもね、計画なんて無くたって、テーマパークなんか行かなくたって、子どもは遊びの天才です。水たまりの中で大冒険ができちゃう。いつもの町も、いつもの公園も遊び心でキラキラ輝かせてみんなヒマワリみたいに大きくなぁれ。アヤドン
Posted by おやこ劇場でまってるよ at 22:26
やっちゃいました [2013年03月06日(Wed)]
 昨日、わたしの地域の公民館で0歳児をもつお母さんたちに集まっていただいて、赤ちゃんパーティーという楽しい催しをやっちゃいました。
 公民館は若い人にはなじみがなくて、特に私の地域の公民館は子育てサークルがなくなってしまっているので、16人も赤ちゃんが集まるなんて、すごく珍しくて、民生委員さんも職員さんももうニコニコほおがゆるみっぱなしでした。
 初めて顔を合わせるお母さんたちが多いので、みんな緊張していらっしゃるだろうし、自己紹介は密かに決めていました。何年か前にアフタフ・バーバンの須貝さんがアートスタートでやっていらっしゃったアレ。
 ♪○○ちゃん、○○ちゃん、どこにいます?♪  
 ♪ここです!ここです!ここにいます♪
のお歌による自己紹介。わが子の名前がよばれると、赤ちゃんの小さなお手てを持って恥ずかしそうに「はーい」と応えるお母さん。みんなでそっちを指しながら「ここです。ここです。」と声を合わせて歌っていると、だんだん空気が柔らかくなってきます。
 途中でおじさん、おばさん委員の名前も混ぜては大笑いしながら時間をかけて、「ここです!ここです!」の繰り返し。赤ちゃんは繰り返しが好きなんですよね。
 須貝さんが、これをやっておられるのを見たとき、最初は時間がかかるのでびっくりしました。でも、参加者の皆さんが入ってきたときとは全く違う表情になっているのを見て、別の意味で驚きました。あとでお話しを聞くと、「1人1人を丁寧にお迎えして、受け入れる時間なの。」と言われて、すごく納得しました。今回、勇気をだして自分がやってみて、もちろん須貝さんのようにはできなかったのですが、だんだん空気が変わってくるのを感じました。歌もそろってくるし、会場が一つになってくるんです。すごいな。アフタフ・バーバン。
 おやこ劇場で学んだこと、むだになってないなぁと思いました。本当に感謝です。
Posted by おやこ劇場でまってるよ at 20:53
編み物 [2013年02月08日(Fri)]
 最近、夜ひまな時は編み物をしています。
 編み物の思い出は、10年ほど前に亡くなったおばあちゃん。小学生のとき、私と妹にかぎ針編みを教えてくれました。おばあちゃんは、古いセーターやマフラーをほどいて、毛糸のかせを作り、私たちはそれを両方の手首にかけて、おばあちゃんがクルクルと巻き取って毛糸玉を作ったものです。その作業がクルクルとおもしろくて、大好きなお手伝いでした。
 わからないところは、何度も丁寧に教えてくれたおばあちゃん。今は写真つきの本を見ながら、編み目記号を追いかけていますが、おばあちゃんに習ったことは手が覚えていて、自然に動いてくれます。子どもに教えるのは根気のいることだったでしょうが、いつも嬉しそうに教えてくれていました。私たちと過ごす時間をゆったりと楽しんでくれていたことを思い出すと、なんか胸がじぃんとします。時間というかけがえのない贈り物をもらっていたのですね。
 今、編んでいるショール、完成は来年になっちゃうかもというペースですが、ゆっくりのんびり編み進めたいと思います。
 
 
 
Posted by おやこ劇場でまってるよ at 20:54
ピアノと絵本の音楽会 [2013年02月05日(Tue)]
 さて、週末おでかけ情報です。
 2月17日(日)の午後2時から、わらべ館のいべんとほーるでとっても素敵なコンサートが開かれます。鳥取市出身で、2010年にCDデビューをはたした、ピアニストの平尾香奈枝さんのピアノ演奏と、童画家のたなかかおるさんのあったかい岩手弁での絵本の読み聞かせのコラボレーション。とっても珍しい、楽しそうなコンサートです。
 このコンサート、実は東日本大震災で鳥取に引っ越してこられた方たちをご招待して、ちょっとホッとできる時間をもってもらおうという意図で開かれるのですが、地元の人も、ちょっとチケット買って協力して、盛り上げようよという意味でいっしょに楽しむことができるようになってます。興味のある方は、鳥取市企画推進部中山間地域振興課(0857−20−3184)かドリームプロジェクト(0857−21−8455)にご連絡ください。
 このブログにも何度か書きましたが、ちょうど1年ほど前に岩手県陸前高田市の村上先生にお会いして、岩手弁にかぶれた時期がありましたので、この岩手の言葉での読み聞かせというのはとても興味があります。方言って、本当の言葉というか、とても気持ちが伝わるものだと思いませんか。きっと温かい空気になるだろうなと思います。震災からそろそろ2年になろうとしています。それでも、テレビのニュース速報でまだ余震があるんだなと知ることがあります。仮設住宅に暮らす皆さんも、故郷を離れて暮らす皆さんも、疲れがでている頃でしょう。今、なにか私たちにできることはあるんだろうか。そんなことを考えてみる良い機会だなと思います。
Posted by おやこ劇場でまってるよ at 22:18
寒中見舞い [2013年01月09日(Wed)]
 年賀状を出さない父のために、寒中見舞いを作りました。
 80歳を超えて、「高齢のため新年のご挨拶は失礼させていただきます。」というお便りを出したのが3年ほど前。それでも年賀状は来るので、結局寒中見舞いを出すというのです。
 ちょっといたずらで、今年成人式だった娘の振袖姿とのツーショットの写真を入れてみました。以外にも父も気にいってくれて、寒中見舞いに祖父孫娘の笑顔が並ぶ心温まる寒中見舞いとなり、私も大満足です。
 かわいいお子さんの写真入りの年賀状はたくさんいただくのですが、おじいちゃん、おばあちゃんの写真入りなんて滅多に無いですよね。でも、考えてみると高齢の方は出かける範囲も次第に狭まり、年賀状をやりとりする相手にも、もう何年もごぶさたという方が多く「お元気かな。どうしてるかな。」と心配してくださっていることもありますから、写真を入れるのもなかなか良いアイディアだなぁと思いました。それに、おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔って、微笑ましくて絵になります。
 来年の年賀状、皆さまのお父上、お母上にも提案してみられたらどうでしょう。
Posted by おやこ劇場でまってるよ at 11:00
今年もありがとう [2012年12月31日(Mon)]
 今年もあとわずかとなりました。
 紅白で知らない歌を聞きながら静かな夜を過ごしています。
 今年もブログを読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。過去のブログを読み返してみると、その時々の自分がよみがえって、少し恥ずかしいものの書き続けてきて良かったなと思います。
 今年はいろいろ新しい事をはじめました。すてきな人にもたくさん会いました。そのうちいくつが、来年、再来年へと続いていくのか、ドキドキするような不安なような。でも、今はわかっています。待っていたら消えちゃう。自分から動かないと、続いてはいかないのです。
 子どもたちもそれぞれ新しい世界へと飛び立つ準備をしています。飛び立ってしばらく私のことを忘れていた子どもが、ふと振り返ったときに「おぉ、お母さんもけっこうがんばってる。」って思ってもらえるように、少しでも誰かの役に立つようにがんばっていたいです。
 皆様におかれましても、来るべき年が、飛躍の年となられますよう、心よりお祈りしています。 
Posted by おやこ劇場でまってるよ at 21:49
年賀状 [2012年12月24日(Mon)]
 1月1日に届くのは明日までに投かんした分だけということで、青ざめています。本当にごちゃごちゃ忙しかったから、全く書けてないんですよ。
 年賀状なんて書かない、メールだけでいいという若い人たちもいますが、一年間おつきあいの会った人も無かった人もひっくるめて、どうしてるかなと振り返るのは、なかなかゆかしい習慣で捨てることはできません。メールはアドレスだけを拾って一斉送信。年賀状もパソコンで簡単に印刷できますが、やはり一枚一枚に一言添える作業のなかで、想いを込めますし、その方とのおつきあいを振り返り喜んだり反省したりもします。年の最後にふさわしい作業といえます。
 年賀状を書いて、大掃除をして、去る年をきれいに整理し、おせち料理を作って、お年玉の用意をして新しい年の準備をする。昔からの習慣は理にかなって美しいですね。
 そんな立派なことを言っていても、これじゃあ、元旦に届きそうもない。一枚でも多く元旦に届けるため、がんばらなくちゃ。亡くなられた方の住所を消して、その人のことをしばし思う。いいものですよね。年賀状。
Posted by おやこ劇場でまってるよ at 17:48
Y先生のこと [2012年11月29日(Thu)]
 わたしが小学校の3年生と4年生のときの担任のY先生。ちょうど母と同じくらいの年齢のお母さん先生でした。
 ある日の放課後、友達といっしょに先生のところにかけっていって「先生、たいへんです。1年生の教室の前のろうかに、誰かがゲボした(もどした)あとが放ってあります。」と伝えました。先生は書きものの最中で、ゆっくりと顔をあげて、「その子はいなかったの?」と聞かれました。「はい。たぶん保健室に行ったんだと思います。」と答えると、「そうですか。じゃあ大丈夫ですね。」と言われました。困ってしまった私たちは「先生、それでろうかはどうしたらいいんですか?」とたずねました。先生はちょっと首をかしげて「それはね、きっと心ある人がきれいにしてくれると思うんですよ。」と言われ、私たちの目をじっとご覧になりました。それでわたしと友達はまたかけっていって、二人で汚物をかたづけて、雑巾で廊下をふきました。
 このときの先生の対応がいつまでも忘れられません。もし、先生が「あなたたちが片づけたら。」とおっしゃっていたら、私たちは不満に思ったかもしれません。私は先生にほめられたくて片づけに行ったのではありませんでした。「心ある人」という響きがステキだったので、自分が「心ある人」になりたかったのです。だから、学校からの帰り道、私たちはとってもいい気分でした。
 子育てに悩んでいる方に、このときの先生の言葉はきっと良いヒントになると思って、ちょっと紹介してみました。
Posted by おやこ劇場でまってるよ at 17:40
アフタフ・バーバン [2012年10月26日(Fri)]
 昨日のつづきです。
 アフタフ・バーバンのワークショップみたいなお仕事会なんて謎のようなことを書いてしまいましたね。
 アフタフ・バーバンは去年忍者のワークショップで鳥取おやこ劇場に来てくれました。スタッフワークもあったし、中高生ワークもあったから、ワークショップを体験した方も多いと思います。
 アフタフのワークショップのなかで、私は付け足していくゲームが一番好きです。たとえばお題は「コンビニエンスストア」だとすると、最初の人がお客さんになってレジの前に立つジェスチャー。次の人は店員さんになって、レジを打つ仕草。次の人は雑誌のコーナーで立ち読み。次の人は外でしゃがんでるヤンキー。というように、何の打ち合わせもないのに、チームのメンバーが次々に役割を演じて、ひとつの風景を作ります。
 このワークは、前の人の意図を感じる、そしてそれに合わせて自分を付け加えていくのです。
 また、みんなで絵を作るワークもあります。話し合ってそれぞれが絵の一部を演じます。集まった人が知らない人ばかりならとてもおもしろいです。制限時間があるので、リーダーシップを発揮する人がいるチームが有利です。
 ワークショップは日常の生活を切り取ったもの。そこで、なかなかできないことを、あえてやる状況を作って訓練するのです。
 私は小学校の先生と保護者とでアフタフ・バーバンのワークショップをしたことがあります。先生方がどんどん素に戻って同じレベルでゲームをするようになって、保護者と先生じゃなくて人と人として互いの面白さに気づくことができて、貴重な体験でした。40代後半のとても真面目そうな先生が、みんなに下の名前で呼び捨てにされて、あれこれ失敗をしながら、どんどん少年に戻って行きました。いっしょにワークショップをした先生は、どんなことがあろうと味方をしてあげたくなりました。いつも先生という立場で保護者とつきあっているのに、素の自分を見せるのはきっと勇気がいることだったと思います。それでも、素の自分を見せたことで、保護者の中に応援団が増えたと思います。
 アフタフ・バーバンのワークショップみたいなお仕事会というのは、みんながああだこうだ意見を言い合って、どんどん面白い作品になっていくような、そんな化学反応がぼんぼん起きちゃうようなお仕事会。きっとどこのブロックでも毎年やってると思うのですよ。それを「たいへん」と思うか、「楽しい」と思うかで人生は変わります。そして、誰かが無理してないか注意してほしいです。みんなが「楽しい」と思えるような、そんなお仕事会になりますように。楽しさはきっと周りに伝わります。楽じゃなくて楽しいを選びたいものですね。
Posted by おやこ劇場でまってるよ at 20:05
あっという顔 [2012年10月22日(Mon)]
 子どもの活動に関わる、お世話をするということをしていて、何よりのごほうびというのは実にささいなことだったりします。
 40周年記念パーティのとき、「運営委員長をしていて一番嬉しかったことは?」と質問されました。どうしても浮かんでくるのは例会の受付付近のあの雰囲気。受付を通ってみんなが入ってくる。運営委員長をやっているときって、けっこう皆さんの顔をおぼえているもので、くる人、くる人、みんな知っている顔で、運営委員長だから誰にでも挨拶できるわけです。ワクワクして入ってくる顔を見て、挨拶を交わす、その高揚感がやっぱり一番よかったことかなぁと思いました。
 この夏私は地域の小学校の夏休みの手芸教室と絵画教室にお手伝いに行きました。1週間ほど前、学校の前を車でとおりかかったとき、横断歩道で車をとめ「あれ、あの子どこかで見た。」と3年生くらいの男の子を見ていたら目があって、その子が「あっ!」という顔をしたのです。それだけなんだけど、その顔がかわいくて、運転しながらその子が作っていた大きなクワガタがついたカップやら、元気いっぱいのオバケの絵やらが浮かんできて笑いたくて笑いたくてたまりませんでした。その「あっ!」という顔に出会ったときの嬉しさは、運営委員長時代に例会でみんなに会う嬉しさとどこか通じてるなと思いました。
 同じ時間を過ごしたことで、あなたと私の間に確かになにか関係ができる、かけがえのない私の人生の一部になるという喜びなのかなぁ。もし「あっ」という顔をした男の子も、どこで会ったおばちゃんか思いだしてくれているといいな。
Posted by おやこ劇場でまってるよ at 17:53
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