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帰国の波 [2009年06月30日(Tue)]

今日の便で、知り合いの2人の子どもが
家族と共にブラジルへと旅立ちます。

そろそろ失業保険が切れる・・・そんな時期なんだそうです。
だから今、帰国する人が多いとか。

トルシーダの日本語教室では、今年に入ってから
帰国する子のお別れ会を何度もしてきました。

今日帰国する子のお別れ会は先週金曜日にしたのですが、
これまでにも増して切ないお別れでした。

在籍期間は半年くらいのこの男の子は、
中学校を途中でやめてきたこともあり
不安と不満をいっぱい抱えて、
「どうしたらいいんだ〜〜!」と叫んでいるよう。
14歳なんだけど、まるで3歳の子のように
毎日教室をうろちょろしていたのです。


でも、ボランティアに入ってくださっている近くの大学の学生さんが何かとこの子に気を配って、関係をつくってくださっていました。おかげで教室にもずいぶんなじんできていたように思います。

お別れ会では学生さんたちが、この男の子のために写真やメッセージをいっぱい詰め込んだおっきなカードをプレゼント!ほかの子どもたちの羨望の的でした。

このお別れ会も含め、色々な場面で「ボク愛されてるなぁ〜」って感じられたんじゃないかな。
このあったかいきもちを胸に新しい場所でも自分の居場所を見つけてほしいです
【日本の学校へ行っていない子の日本語教室csnの最新記事】
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