「希望」〜第37次国会請願署名・募金運動キャンペーンより〜 [2014年08月11日(Mon)]
こんにちは、TOMO市のウリです。
お盆に休み向けて机を掃除していたところ、 印象的な文章が出てきました。
きょうされんが 「第37次国会請願署名・募金運動キャンペーン」の中で出した 「希望」というタイトルの文章です。
今週はメルマガもお休みなので、 この機にブログでもご紹介させていただきます。
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希望
年末の慌ただしい師走、そして新しい年の始まり。 街はにぎやかになり、多くの人が帰省や旅行に出かけます。 私は一人では出かけることができません。 でも、車いすがあれば、街に段差が無ければ出かけることが出来ます。 学校に通うことも、会社に勤めることも出来そうです。
同世代の友だちは、一人暮らしをしたり、結婚したり うらやましいような、そうでもないような気持ちです。 今の収入では、とても一人暮らしはできそうにありません。 年金暮らしの両親がもしいなくなったら・・・想像もできません。
障害のために一人ではできないことがあります。 少しの支えがあれば、できることはたくさんあります。 私たちはそれを「自立」と呼んでいます。
「障害者の権利条約」は、私たちの願いが文章になったもの。
文中に何度も登場する「他の者との平等」という言葉。 決して特別な権利、ぜいたくな生活を望んでいません。 障害のない同じ年齢の人と同水準の暮らしがしたい。 ただ、それだけです。
世界の中で遅れている日本の障害のある人を支える仕組みを 少しでも引き上げていくために。
「障害者の権利条約」が、私たちの希望です。

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Posted by
松本尭久
at 14:24 |
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毎週月曜はTOMO市ミーティング [2014年07月14日(Mon)]
いつもこのブログを見て下さるみなさん、ありがとうございます。TOMO市のウリです。
「ショッピングサイト自体にはなかなかモール管理者としての思いを表現する場がないなぁ」
と思ったことがブログを再開した一つのきっかけでした。
Twitterを開始したこともあり、少しずつサイトに来て下さる方、このブログを見て下さる方が増えていて、とてもありがたいと思っています。
2009年に始まったTOMO市ですが、今年から大幅なリニューアルを図ることになり、いまはブログやtwitterで多くの方に知ってもらうこと、一つひとつのショップの商品やサイトの見直しを進めています。
以前にも少し書きましたが、一つひとつのショップ(作業所)や商品に触れることは、そこで生きる障害のある人たちやそれを支える仕事をする方々との出会いです。
その出会いにさまざまなことを教わり、人や商品の魅力に気づくとき、この仕事に自分が支えられ育てられているなぁと感じます。
今日はさきほどまで定例のTOMO市の運営会議でしたが、「TOMO市は何のためにあるのかな?」という根本的な話になりました。
いろいろ紹介したいことはあるのですが、その中でメンバーの一人が紹介した言葉を一つだけ。
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「まいづる共同作業所開設宣言」(一部抜粋)
働きたい 友だちがほしい
これは 多くの障害者がもっている 最も切実な願いです。
そして このことはすべての人間にとって かかすことのできない権利です。
それは どんなに障害が重くても絶対にうばわれてはならないものです。
まいづる共同作業所は
働きたくても しごとがない 働く場所がほしい
一しょに話し合える友だちがほしい
という障害者 家族の願いにささえられ
関係諸機関や 多くの市民の協力によって
自主的に開設されたものです。
まいづる共同作業所は(中略)
障害者の生活と権利を守り
福祉の発展を はかっていきます。
1977年9月3日 まいづる共同作業所運営委員会
* * * *
◆「愚直」に 〜まいづる共同作業所30年のこころ〜 ⇒http://www.tomoichiba.jp/s_kyoto2_144.html
の冒頭の一説です。
なんというか、「TOMO市の魅力とか可能性は、やっぱりTOMO市の、そこに生きる人たちのなかにある」ということを学ぶ会議になりました。
単純にお金もうけのためにやっているわけではない、というとちょっとかっこつけたカンジになってしまいますね。「売上会議」ももちろん厳しく(?)やっています。
でも、TOMO市の商品を買っていただくということは、ただ障害のある人の給料が増えるだけでなく、障害のある人たちが“仕事”を通じて社会とつながり、社会に参加し、誰かから必要とされるということだと思うのです。
お金はその結果であって、目的じゃないんじゃないか。そういう面もあると言える気がしています。
(しつこいですが生計を立て、豊かに生きるために売上は大事です!!それないとTOMO市も維持できません。笑)
そして、その人と人のつながり、気持ちの循環をTOMO市やいろんな方々が広げていったとき、障害のあるなしにかかわらずもう少しいろんな人の「働きたい」「友だちがほしい」という願いがかない、幸せに生きられる社会になるのかもしれない。
そんなことを考ています。
◆(福)まいづる福祉会 ワークショップほのぼの屋 米蔵なごみ本舗トップ http://www.tomoichiba.jp/s_kyoto2_index.html
これからもTOMO市をよろしくお願いします!!
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Posted by
松本尭久
at 16:12 |
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